コラボ作品集   作:la55

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CYaRonの事件簿 鹿児島編② ~霧島、殺人のなわ~

 これは千歌たちが鹿児島に旅をする前週のことだった。

「キャー!!」

特急ひたちのトイレの扉を開けた瞬間、人が倒れているのを女性が発見し叫んでしまった。

 これが霧島での殺人へとつながるとは誰も知る由もなかった。

 

 嘉例川弁当の事件が起きた翌日、千歌たちは鹿児島市内で朝の散歩をしていた。そのとき、歩夢たちがある少年を見つける。

「あっ、シオン君!!」

と歩夢が言うと一人の少年が近づいてきた。これには、千歌、こう答える。

「この子って誰?」

「この子はね、シオン君といって侑の友達なんだ」

 すると、シオン君という少年が千歌たちに声をあげた。

「僕、シオン。鉄道の写真を撮るのが趣味なんだ」

これには、千歌、こう答える。

「シオン君、私、千歌。よろしくね」

これには、シオン、こう答える。

「僕こそよろしく」

 そして、千歌たちは侑と歩夢、シオンを連れて鹿児島中お駅に向かった。その鹿児島中央駅でシオンはこう言った。

「なんでこの駅に来たの?」

「その訳は、観光列車に乗るためなんだよ」

「観光列車?」

「わかった。はやとの風だ!!」

「ピンポーン!!」

まもなくはやとの風がホームに入線していた。シオンと曜はカメラを構えていた。

カシャ、カシャ

「う~ん、黒いボディ!!」

「しかも2両編成、自由席もある」

「千歌ちゃん、歩夢、そろそろ行くよ」

「待ってよ、シオン君」

9時26分、千歌と曜、ルビィ、歩夢、侑、シオン、なぜか南が乗ったはやとの風2号は途中、嘉例川駅で嘉例川弁当をもらったあと、吉松駅に行くことに。

 そして、千歌たちは帰りのはやとの風1号の準備を待つところ、シオンがあることを始めた。それに曜がこう答える。

「シオン君、どうしたの?」

「あっ、はやとの風の写真でも撮ろうと思ってね」

 すると、シオンははやとの風の写真をいろいろと撮っていたのである。そんなとき、隣のホームにいさぶろう・しんぺいが到着する。これには、シオン、こう話す。

「実は、いさぶろう・しんぺいとはやとの風は接続するダイヤになっているんだ」

その説明のあと、シオンは写真を撮り続けていた。

 そんななか、千歌は誰かにぶつかった。これには、千歌、

「あっ、ごめんなさい」

と言うとぶつかった人はこう言った。

「ぶつかるなよって」

そうぶつぶつ言いながらはやとの風に乗っていったのである

 

 その後、千歌たちもはやとの風1号に乗り込むと数十分後に霧島温泉駅に到着。そこでもシオンは写真を撮っていた。

「うわ~、温泉街っていいな」

「今日はここで泊まって明日に備えよう」

「うん」

 そして、千歌たちは霧島温泉で1泊することにした。ところが、千歌たちが泊まった霧島温泉で事件が起きるとは予想もしなかった。

霧島温泉のホテルの中

「わっ、なにこれ?」

「侑ちゃん、泥パックだよ」

「これを顔につけるとすべすべになるんだって」

「いいね。私もつけてみようかな」

と歩夢が言った。

「わ~、なんか泥汚れみたいだね」

と千歌は驚いていた。

「曜ちゃんも泥だらけだよ」

とルビィが言った。

「ハハハ、本当だね」

「ルビィもつけてみました」

「わっ、ルビィちゃんも泥だらけ”!!」

と楽しそうに千歌と曜とルビィは霧島温泉を楽しんでいた。

 次の日、ルビィと曜は霧島神宮へやってきた。そこにあるものを見つける。

「ん、なにかしら」

と曜とルビィは行くことにした。

 早速近づく曜とルビィ。

「ん、あれ?」

「こ、この人、死んでいる・・・」

「「キャーーー!!」」

と曜とルビィは悲鳴をあげた。

 

 数分後、通報で駆けつけてきた鹿児島県警のパトカーが到着した。

「亡くなったのは古川照美さん23歳です」

「それで死因は?」

「死因は絞殺と思われます」

「絞殺か」

そこに千歌たちの近くにいた南とあとで合流した高山がやってきた。

「例の宝石泥棒かな?」

と高山が言った。

「それも考えられるな」

「あっ、この女の人は・・・」

「千歌ちゃん、その女を知っているのか?」

「いや、知らないよ」

「そうか」

 高山はすぐに高杉班長に報告した。

「なに、霧島で殺人!?」

「ええ、おそらく犯人は例の殺人犯じゃないかと思われます」

「今、高山たちはどこにいるんだ」

と高杉は高山に言った。

「僕らは、今、霧島にいます」

「ほう、霧島って事は鹿児島県警か」

「はい」

「そうか、じゃあ、鹿児島県警と協力して捜査するんだぞ」

高杉は電話を切った。

「班長、高山たちは鹿児島に来ているんですか?」

「あぁ、今、霧島で殺人が発生したそうだ」

「例の殺人犯じゃないでしょうか?」

と桜井は高杉に言った。

「あぁ、おそらく可能性が高いな」

「えぇ」

「つまり、犯人は鹿児島に逃亡した可能性が高いと考えられるな」

「あぁ」

 

そんななか、歩夢と侑とシオンはこっぷ屋へとやってきていた。

「わぁ、すごいね」

「なかなか出来ているね」

「そうかな」

「僕だってこんなもんだよ」

とシオンは歩夢と侑に言った。

「侑ちゃん、よくできているね」

「私だってほら」

歩夢は侑とシオンに出来を見せていた。

「みんなもよく出来ているね」

とシオンは言った。

 

 その日の夜、南と梶山、高山と菅原はルビィと曜に朝の殺人のことを聞くために千歌たちが泊まっているホテルにいた。

「私はただ死体を発見しただけ・・・」

「ルビィも・・・」

これには、南、こう言う。

「たしかにそうだけど・・・」

 すると、隣にいたシオンがこう言った。

「なにかの事件に似ているんだけどね・・・」

これには、南、こう答える。

「ほう、なにかわかったのかな」

この南の言葉にシオンはあることに気づく。

「絞殺・・・、絞殺・・・、あっ!!」

これには、南、こう言う。

「なにかに気づいたか」

 これに、シオン、こう答えた。

「もしかして、先週品川で起きた特急ひたちの事件に似ているかも」

これには、南、こう言う。

「たしかにその通りかも。霧島の事件と先週特急ひたちで起きた事件と関係しているんじゃないかな」

「えっ」

「それ一体、どういう事なの?」

「もしかすると今回起きた殺人と先週品川で起きた事件の犯人は同一人物じゃないかな?」

「ほう、なるほどね」

 そんなとき、千歌は南にあることを尋ねた。

「ねぇ、先週起きた特急ひたちの事件って詳しく教えてよ」

「よしっ、詳しく説明しよう」

と、南は千歌と曜とルビィに品川で起きた事件のことを話してくれた。

「事件が起きたのは先週の水曜だ。仙台発18時02分の常盤線経由の特急ひたち30号の社内で男性の絞殺死体が発見された。土浦を通り過ぎた後に一人の女性がトイレの中で人が倒れているところを発見した。高山と私が現場に向かったところ、被害者は東京在住の長山治虫36歳と判明した。死因は絞殺による窒息死と判明した」

「なるほど」

「ねぇ、今回の事件は先週の事件と関係しているってことだよね」

「たしかにそういえるかもな」

 すると、曜はあることを言った。

「そうだ。同じ絞殺なら犯人が使ったロープって同じじゃないかな」

その言葉に南はあることを言った。

「おい、被害者の首の跡の写真を取り寄せろ」

 すると、すぐに特急ひたちで起きた殺人事件と霧島で起きた殺人事件、それぞれの被害者の写真、それも首回りの写真が転送されてきた。

 その写真を見て南はこう言った。

「やっぱり同じ紐で殺されていた」

これには菅原こう言った。

「犯人は特急ひたちで仙台から東京に行ったあと、どこかに行方をくらました。そして、鹿児島の霧島へと向かった可能性が高いな」

「やはり、特急ひたちの事件と霧島の事件・・・」

 そんなとき、曜が南と高山にあることを言った。

「手口からすると犯人は男の可能性が高いかも」

「えっ」

「それはどういうことなんだ」

「だって、犯人が使ったロープは同じだし、ロープで絞殺するのに力が必要じゃない。なら、犯人は男じゃないかな?」

「ほう、なるほどね」

「ということは、犯人は男で若い可能性が高いな」

「えぇ」

「ということは、やはり、犯人は男か」

「えぇ、おそらく・・・」

 

 こうして、南はすぐに東京にいる高杉班長にあるお願いをした。

「班長、すみませんが長山と古川の交友関係で仙台にゆかりのある若い男がいないか調べてもらえませんでしょうか」

 すると、高杉はこう言った。

「それなら中山という男がいる。中山とその二人はともに仙台出身で飲み友達だったそうだ。仙台で宝石泥棒が起きたのだが、その直後、3人は羽振りがよくなったと聞く。ただ、そのときから3人の仲が悪くなったらしい」

 このことを聞いて、千歌、こんなことを言った。

「南さん、もしかすると仙台で起きた宝石泥棒は中山の仕業ではないんじゃないから」

「なに、その男が」

「やはり、中山が・・・」

「今回の事件、宝石泥棒と関係しているな」

と南が言った。

 そのとき、ルビィはこんなことを言った。

「もしかすると、犯人は仙台から特急ひたちに乗っていわき辺りで長山を殺害し東京で下車してしばらくして鹿児島の霧島に移動したのかも」

「ほう、なるほど・・・」

 だが、ここで南はこんなことを言い出してきた。

「しかし、どうやって中山は霧島に来たのだろうか」

 すると、シオンがこんなことを言い出してきた。

「その中山って人の写真ってないのですか?」

これには、南、こう答える。

「どうして?」

これには、シオン、こう答えた。

「実は吉松駅で写真を撮っていたときに怪しい男の人を見つけていたんだ」

 そして、シオンはデジカメの写真をみんなに見せた、パソコンの画面でもって・・・。

「なんかこの人っぽいんだよね」

そこには若い男性の人が映っていた。

 さらに、高杉経由で中山の写真がパソコンの画面に転送されてきた。2つの写真を見比べる南。これにはあることを南が言う。

「そっくりだ・・・」

 これには、高山、こう言う。

「ということは、中山は人吉に泊まったあと、いさぶろう・しんぺいで吉松まで行き、はやとの風で霧島温泉に来ていたわけだ」

これには、千歌、こんなことを言った。

「でも、その中山さんって、今、どこにいるの?」

これには、菅原、こんなことを言った。

「鹿児島に行っているかもしれませんね」

 だが、ここで、シオン、不吉なことを言う。

「あの~、実は、この中山って人、この写真以外にも映っているんです」

これには、千歌、あることを言う。

「えっ、もしかして、千歌たちを追っているわけ?」

シオン、千歌の言葉を聞き、こんなことを言う。

「その可能性はあるかもしれません」

そう言って中山が映っている写真をパソコンのモニターに表示してきたのである。実は、シオン、旅行ということもあり、千歌たちのことを写真に次々と写真に映していたのである。

 とはいえ、このシオンの言葉にルビィはこう反応した。

「でも、ルビィたちって、今、ここにいるでしょ。ここに来たら、犯人、捕まっちゃうよね」

これには、曜、こう答える。

「たしかにそうかも。でも、ここにはその人っていないよね。どこに行ったのかな?」

すると、千歌がいきなり叫んでしまう。

「あっ、歩夢ちゃんたちが危ない!!」

 

 ちょうど同じころ、侑と歩夢は霧島温泉の中心街を歩いていた。

「夜だから静かだね」

と歩夢が言うと侑も、

「たしかに・1・・」

と答えていた。

 だが、そんなとき、二人の前にある男が立ちふさがろうとしていた。

「お前らには死んでもらう。これもあの二人組(ルビィと曜)のせいなんだからその二人組を恨むんだな」

これには、歩夢と侑、ともに声を上げる。

「キャーーー!!」

それでもその男はあることを言う。

「叫んでも意味はないだろうが」

たしかにその通りであった。まわりには誰一人いない。静かな通りだったのである。

 ところが、この男、中山に誤算があった。二人の悲鳴を聞いた途端、

「これをくらえ!!」

と大光量のフラッシュが焚かれたのである。これには、中山、

「ギャ!!」

と目を閉じてしまう。大光量のフラッシュにより目をやられたのである。

 すると、南はその中山の懐にはいり、

「ていやっ」

と一本背負いをくらわしたのである。それには、中山、

「オギャン」

と言って失神してしまったのである。実は、千歌たち、歩夢たちが危ないと思って二人の後を追ったのである。ちょうどその時、中山が歩夢たちを襲う感じになったので先行していたシオンが自分のカメラを使って大光量のフラッシュを焚いたのである。

 こうして中山は現行犯として捕まえることができたのである。

 

 その後、中山は連続殺人事件の犯人として連行され、千歌たちは事件を連続して解決するといったことになったのである。これには、南、

「千歌、曜、ルビィ、本当にやってくれるとはな、見直したぞ」

と言うと、千歌、曜、ルビィ、ともに、

「いやいや、そうでもないよ」

「でも、そう言われるとうれしいね」

「ルビィ、がんばルビィ、したもんね!!」

と言っては喜んでいた。

 そんな千歌からシオンにある言葉が送られた。

「でも、今回はシオン君の写真に救われたかもね」

これには、シオン、

「いや、そうでもないですよ」

というけなげな一言を言った。

 

 こうして、鹿児島における二つの事件の幕はおろされた。だが、それはこれから続く事件の序章にすぎなかったのである・・・。

 

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