丁度そのころ、せつ菜は男と一緒にいた。その男と対峙するなかで、
「はっ、あなたは・・・」
とせつ菜は驚いていた。
「そう、そうだよ。やっと会えたな」
「じゃ、あなたがいままで起きた事件の犯人なのですか?」
「へへへ、その通りだよ。東京と指宿と別府の事件の犯人はこの俺だってことをね」
「じゃ、あなたが東京と九州で起きた殺人はあなたがやったのですね」
「ああ、その通りさ」
一方、南と高山は犯人の身元がわかったと連絡が入った。
「主任、犯人の身元がわかりました」
「梶山、それは本当か?」
「はい。名前は城山良治。おそらく桧山さんを金銭トラブルでもって殺害したと思われます」
「そうか。やはり城山が犯人なのか」
「そして、指宿で毒物死させて女友達である久光を別府で殺害したんだ」
「なるほどですね」
「許せない。人の命をなんだと思っているんだ」
と南は言った。
「おそらく犯人は門司港にいるだろう」
「ええ」
そう言って南と高山たちは福岡県警のパトカーに乗って門司港へと向かった。
そして、南と高山たちが見たのは犯人である城山と対峙するせつ菜の姿であった。犯人は言う。
「てめぇら、ぶっ殺してやる!!」
それに対して、南と高山、すぐに対応。
「そこまでだ、城山!!」
「はっ!!」
つかさず高山は城山を背負投げで制圧、南は城山に手錠をかけた。
「くそっ、放しやがれ!!」
「城山良治、お前を殺人容疑で逮捕する!!」
こうして犯人である城山は逮捕され一緒に来ていた小海がせつ菜とルビィを保護した。
「大丈夫、、ルビィちゃん」
「うん、小海さん、怖かったよ!!」
「もう大丈夫だよ。犯人は逮捕されたから」
「大丈夫ですか、けがはないですね」
「はい」
そこに歩夢と千歌と曜が来た。
「ルビィちゃん、大丈夫?」
「曜ちゃん、千歌ちゃん」
「よかった、無事で」
「せつ菜ちゃん、よかった、よかったよ」
「やはりこの男が犯人でした」
「ええ」
「南さん、この男、特急つばめ5号のビュッフェと別府の地獄めぐりで見かけたんだよ」
「そうか、やはりこの男が犯人だったんだな」
こうして九州で起きた殺人事件は解決へと向かった。
その後、南と高山と小梅は関門海峡を眺めていた。
「今回の事件は逃走中の殺人犯が息子だと思っていたがまさか別の男がいたとはな」
「ええ、あのとき、博多へ行くのに寝台列車に乗って行ったと思っていたがね」
「行くときは被害者の友達が証言してくれましたからね」
「でも、犯人がどうして新大阪から新幹線に乗って特急つばめ5号に乗り換えて熊本、そして、別府へ向かっていたこと、高山、どこで気づいたのか?」
「新幹線連絡表と時刻表を見てわかったのです」
「ほう、なるほど」
「壮大な事件だったな」
と高山が言った。
南、そのなかで今回のある者への感謝も忘れていなかった。
「それに千歌ちゃんと曜ちゃんとルビィちゃんもお手柄だったな」
「はい、そうですね」
「あれ?」
「どうしたんだ、高山?」
「あっ、歩夢ちゃんとしずくちゃん、せつ菜ちゃんに侑ちゃんだ!!」
「それに千歌ちゃんと曜ちゃんとルビィちゃんもだ!!」
「本当ですね」
一方、千歌、曜、ルビィは関門海峡が見える門司埼灯台にいる歩夢とせつ菜、しずく、侑を見てはこの4人に対してこう言った。
「4人とも、もっと関門橋を見ようよ!!」
それに対し歩夢はこう言う。
「うん、そうだね!!」
彼女たちにとって大変な事件に巻き込まれたがそれを自分たちの力でそれを乗り越えたのである。それはとても貴重な経験となったことだろう、これから続くいろんなことを乗り越えるための・・・。