コラボ作品集   作:la55

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長崎・霧島ロマンルート殺人事件 その1

歩夢と侑としずくが乗った寝台特急さくらは瀬戸内海で朝を迎えていた。

「おはよう、侑ちゃん、よく眠れた?」

「うん、よく眠れたよ」

「しずくちゃんも起きてたの?」

「うん」

「次はいよいよ九州ね」

「うん」

「今回は長崎と鹿児島だね」

「私も一度は行ってみたかったのよね」

としずくが言った。

「やっぱり九州へ行くには寝台特急だよね」

「うん」

「長崎か。わくわくしてきたよ」

「うん!!」

12時04分、歩夢としずくたちが乗った寝台特急さくらは長崎に到着した。

「歩夢ちゃん、侑ちゃん、しずくちゃん」

「あっ、千歌ちゃん!!」

「いつ長崎に来ていたの?」

「今さっき!!」

「じゃぁ、グラバー園に行こうか!!」

「うん!!」

「行こう、行こうよ」

そう言っては千歌と曜とルビィは長崎駅で歩夢と侑としずくを迎えに行ったあと、長崎を観光することにした。

 

グラバー園

「私、長崎初めてなんだ」

「へぇ~、歩夢ちゃんと侑ちゃんは初めてなんだ」

「千歌ちゃんとルビィちゃんは行ったことがあるの?」

「うん。まえに長崎に行ったことがあるの」

「博多からかもめエクスプレスに乗って長崎に行ったんだよ」

「そうなんだ」

「翌日にはハウステンボスへ行くんだよ」

「私なんか長崎といえばちゃんぽんとカステラだと思うんだ」

と侑は言った。

 

グラバー園を観光した歩夢と侑としずくたちはお昼にちゃんぽんを食べに新地中華街へとやってきた。路面電車に乗って長崎市内を回っていたのである。

 

新地中華街

「う~ん、おいしい!!」

「本場横浜の中華街って感じだったよ」

と歩夢は言った。

「でしょ」

「長崎はちゃんぽんと皿うどんが有名なんだよ」

「私は皿うどんにする!!」

と曜は皿うどんを注文した。

「千歌ちゃんたちは長崎へ行って食べたことあるのよね」

「うん!!」

「本当は花丸ちゃんも行きたかったんだけど親戚で訃報があったからいけなくなったんだ。だから長崎名物のカステラをお土産にするんだ」

「へぇ~」

 

長崎平和記念公園

平和記念公園へ行くと千歌と曜とルビィたちは平和記念像をまえに礼をして平和を祈っていた。

「まるで高校生の修学旅行みたいだね」

「でしょ」

「来年は3年生だから修学旅行は九州だからね」

「うん」

 

大浦天主堂

「じゃ、侑ちゃん、しずくちゃん、写真撮るよ」

「はい!!」

と歩夢と侑としずくは一緒に写真を撮った。

「千歌ちゃん、ありがとう」

「どういたしまして」

「今日は長崎の夜景を見て次の日はハウステンボスに行くんだからね」

長崎市内を観光したあとはやっぱり夜景が欠かせなかった。

「夜景を見るのも函館以来だね」

「長崎もこんな夜景を見れるなんて夢みたいだよ」

と歩夢は言った。

「うわ~、私ときめいちゃったよ」

「本当!!」

 

 そして、次の日、歩夢たちは長崎のハウステンボスで楽しく遊んでいた。

「やっほ~!!」

「なんかオランダに行った気分だよ」

「ええ」

「でしょ!!」

「なんか素敵な街ね」

「うん!!」

 

 そして、翌日。

「楽しかったね、長崎」

「うん、私はちゃんぽんとグラバー園だよ」

と侑は言った。

「うん!!」

「あっ、特急かもめが来たよ」

「そして、私たちは博多から鹿児島に向かうんだよね」

「そうだね」

「そこからは特急つばめに乗って鹿児島に向かうんだ」

「うん、わくわくしてきたよ」

「今回は霧島だよ」

「いいね、鹿児島!!」

とルビィは言った。

 

 一方、そのころ、南と高山が九州に行っているあいだに事件が起きてしまった。

キィーン!!

と東海道山陽新幹線ひかり214号が東京に向かっている最中、新横浜駅を通過したときのことだった。

「ん、お客さま、どうしました?」

とあるお客が声をかけた。

「はっ、大変だ!!」

「どうしましたか?」

「大変なんです。人が死んでいるんですよ」

「なんだって!!」

早速グリーン車の車内は騒然となる。

「はっ、これは大変だ!!」

11時03分、新幹線ひかり214号は定刻通りに東京に到着した。

「どこだ、死体が見つかったのは?」

「03分に到着したひかり214号の車内です」

「死んでいるのは女性のようです」

 早速桜井と菅原と三輪が新幹線ホームへ向かった。

「菅原さん」

「なんだ、岩泉」

「被害者は京都から新幹線に乗っていますね」

「ほう、京都からか」

「えぇ、きっと九州を旅行していたんでしょう」

「ということは、長崎か西鹿児島から特急か夜行列車に乗って新大阪から京都で新幹線に乗り換えて東京に帰京したと考えられますね」

と三輪は言った。

「それで身元は」

「え~と、被害者は東京在住の小林裕子さん、23歳です」

「そうか。やはり東京の人か」

「で、死因は?」

「おそらくこの缶コーヒーに混入していた有機化合物だと思われます」

「有機化合物か」

「口からよだれも出ていますね」

「犯人が前もって用意したんじゃないでしょうか」

と桜井は言った。

「あぁ、その可能性があるな」

早速桜井は高杉班長に報告した。

「ほう、グリーン車のなかで」

「はい。発見したのは東京へ出張に行く途中の会社員でした」

「ほう、なるほどね」

「班長、死因は毒殺だと思われます」

「ほう、それで被害者の身元は?」

「はい、被害者は東京在住の小林裕子さん23歳だと判明しました」

「そうか。やはり京都または新大阪で新幹線に乗って東京へ帰京の最中に殺害されたいうんだね」

「えぇ、おそらく」

「そして、被害者はおそらく長崎から京都または新大阪へは寝台特急に乗っていったと思われます」

「ほう、なるほど。西鹿児島か長崎から新大阪もしくは京都に行くのに寝台特急に乗っていたということだな」

「はい、そうです」

「と、なると、被害者は長崎か西鹿児島から寝台特急に乗って新大阪もしくは京都から新幹線に乗って帰京したときに殺されたことになるな」

高杉班長がこう言うと地図を開いてこう言った。

「ところで、新幹線ひかりの始発から途中停車駅は・・・」

「新大阪、京都、名古屋、新横浜、そして、終着の東京です」

「わしだってそれくらい知っている!!」

「そう考えると犯人は始発駅から新幹線に乗っていた可能性がありますね」

「あぁ、それも考えられるな」

と高杉班長がそう言うとあることをまわりに聞こうとしていた。

「で、肝心の南と高山はどこにいるんだ?」

「今頃九州に行っております」

「ほう、九州か・・・」

そして、第2の殺人が鹿児島に起きようとしていた。

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