おい!この"選択肢"おかしいぞ!何とかしろ!   作:一般通過先生

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はっちゃけさせまくってしまったかもしれん。

それよりお気に入り400超えましたありがとうございます。


生徒と仲良くなるのは難しい

 

 

 

「借金10億ぅ〜???」

 

 

ワチャワチャタイムを終えて、一息ついてアビドス高校の現状を聞けばとんでもない借金をしてることが発覚。

 

え………えぇ………?(困惑)

 

「10億じゃないわよ!正確には9億6235万!」

 

それはもう10億と言って差し支えないのだよセリカちゃんや。

 

いや、もう桁がおかしいって。どっかのDJの社長さんか何かなの?

何?動画で1発狙う?そんなんなったら確実に俺が選択肢に無茶振りされて病院送りになる企画とかさせられるよ?

 

「……普通にヤバない?」

「は、はい……これが返済できないと権利が銀行に渡り、廃校手続きをしなければいけません……」

 

めちゃくちゃ崖っぷちだったぁ…!

暇つぶしに行ってやろ!ルンルン♪って来てみたらとんでもないことになってるとか……こんな男が先生として来ちゃってほんとごめん。

 

生徒の口座も学校と紐付けされてるらしくて廃校になったらその日暮らしも大変。不良も多く学校に行けないからお金が貯まらず仕事も口座がないとろくなものが出来ないと悪循環。そんな学校なため住人も生徒も次々に出ていって残ったのがここにいる5名のみ。

 

「と、とりあえずなんで借金してるのかとか聞いてもいい?」

「えっとねー、砂嵐のせいで土地はほとんど壊滅したからそれを補うために借金をしてるんだよねー。けどお金を借りているところは悪徳金融業者でさー……最初のうちは余裕だったんだろうね、これくらいなら返せるぐらいのさー」

「でも、砂嵐は毎年のようにアビドスを襲って……どうしようもなく悪化していってしまったんです」

「そうして残ったのが、半分以上砂漠化したアビドスと、膨れ上がった借金。利息の返済だけでも精一杯」

 

とんでもねえな。学生が背負うには苦が重すぎる事案ですよこれ。

でも利息は返せてるんだね。10億の利息ってば100万とかはくだらないでしょ、普通に。1000万とかいくかも?そう考えるとアビドスすげーなおい。

 

「……まあでも先生は気にしなくていいわよ」

 

そう言うのはセリカちゃん。

 

「え?なんで?」

「これまでだって私たちだけで頑張ってきた。これは先生には関係のない事だもの……それに信用出来ない」

「セリカちゃん!そんな言い方は……」

「だっていきなりやって来て、あんな馬鹿なことして、セクハラもするし、そんなの見せられてはい分かりましたって言うと思った?」

 

……すぅー、申し開きもございません。

選択肢、あなたのせいです。何とかしてください。

 

 

 

【セリカちゃんに抱きついてヨシヨシする。宥めるにはこれが一番!】

【ここは泣き落としだ。それしか手は無い!】

 

 

 

やっぱり黙っててくれ。余計なことはやめてちょうだい。

これ以上印象は下げられん…!選べない…!俺には選べないよォ…!

 

……はぁ、選ばなきゃいけないのか…、胃も頭も痛い。

上はダメだ。セクハラになる。

 

となれば下なんだが……いい予感はしないよね。普通に。

まあ、でもそれしかないか…!頼む…!無難な普通のやつで頼むぞ…!

 

 

「ウアハアァァァアアァァァッ!!」

 

「「「「「ッ!?」」」」」

 

「この高校をォンフンフンッハ、コノ、コノコウコウァアアアア↑↑アァン!! アゥッアゥオゥウア゛アアアアーーゥアン! コノガッコウォァゥァゥ……ア゛ー! コノアビドスヲ… ウッ…ガエダイ!コノ一心デェ …ハァハァ…やっと!先生に!!なったんですぅ!!」

 

「「「「………っ」」」」

 

「………ふぅ」( ˙-˙ )

 

……よくないってぇ。1番良くない。泣き落としとも呼べないただの発狂記者会見を再現させないでよ。もう喉痛いよ。

頭おかしいんかこいつって顔されてる。そうだよ、おかしいんだよ。選択肢がな。

 

「そ、そういうとこよ!何いきなり!」

「こんな至らない先生を許してくれ…!」

「〜〜〜!もう知らない!とにかく私はあんたを認めないから!」

 

そう言ってズンズン出ていこうとするセリカちゃん。

そらこうなるて。自分でもこんな大人には頼りたくは無いなあって思うもん。

みんなが可愛そう。犠牲は俺だけにしてくれないかな選択肢さん。周りを巻き込まないで。

 

「わ、私ちょっと様子を見てきますね!」

 

ノノミちゃん頼んだ…!

俺が追いかけても燃料投下でしかないからね。

 

「あちゃー、やっちゃったね先生」

「さすがにあの流れであれはまずいですよ…」

「ん、私もそう思う」

 

デスヨネー。

こうなったらひとまず大人しくしておいて──

 

 

 

【放課後、セリカちゃんと仲良くなろう作戦を実行する!気合い入れていくぞ!】

【こうなったら大人の怖さを教えてやらねばならない。今すぐ追いかけてドロップキックをかまし、馬乗りでマウントを取り顔面をしこたま殴り続ける。1時間くらい】

 

 

 

もう少しなんというかこう……手心というか。

大人しくしようって言ったじゃん…!余計なことはよくないって…!

 

何が大人の怖さだ。ただの暴力じゃん。

じゃあ仲良くなろう作戦かあ…!

嫌だあ……いや仲良くはなりたいけど選択肢のこれはダメなやつなんだよ。俺にはわかる。

 

まあ選ぶしかないか…。

 

「よっしゃ!こうなったらとことんセリカちゃんと仲良くなってやる…!」

 

「「っ!」」

「具体的には…?」

 

「……フッ、(選択肢)にいい考えがある」

 

「「「……不安だ」」」

 

分かる。俺も不安。

誰か縄持ってきてー、俺を縛り付けといてもらえません?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで放課後になった。なってしまった。

そうあの時間だ。

 

"セリカちゃんと仲良くなろう大作戦〜!"

 

誰か今すぐ俺を殺してくれないかな?

 

さて、待ち構える生徒玄関。

物陰に隠れる息を殺す。

 

そうして待つこと数分。セリカちゃんがやってきた。

来てしまったか!逃げろセリカちゃん!ここには化け物()がいるぞ!

 

 

 

【まずは手始めに抱きつきに行く。そのまま匂いを嗅ぎそのまま攫って行く】

【ここは挨拶だ。ユーモアも忘れずに】

 

 

 

終わってる。

犯罪者か変質者のどっちかとかふざけてんね。あ、いつも通りかがはは!……はあ。

 

 

「先生です。最近ツンデレ系ツインテールの生徒が冷たいとです。先生です」

 

「……………」スタスタ

 

はい無視です。当たり前です。

ヒロシネタとかもう誰分かんの?古いねえ。古すぎる。

 

 

 

【こうなったら先回りして待ち伏せし身柄を確保。そのあと人気のない場所で大人の怖さを教えろ。手始めに手足の1、2本へし折ってやりな!】

【まあまずは落ち着け、慌てる時間じゃない。もう一度挨拶をすればいいだろう?あ、ユーモアも忘れずに】

 

 

 

あああああああああああ!もう死ね!5回くらい死ね!

無理だって!やめろって!ユーモアがユーモアしてねえの!面白くねえんだよ、ふざけんな!

 

あと、なんでもうひとつの選択肢は暴力なの!やめるって選択肢だせよ!

 

くうぅぅぅぅ…!挨拶、やるしかないか…!

 

 

「先生なのに生徒に嫌われてる!でもそんなの関係ねぇ!でもそんなの関係ねぇ!でもそんなの関係ねぇ!ハイ!オッパッピー!!」

 

「…………」スタスタ

 

もう挨拶なのかなこれ。ただの一発芸しかしてなくない?

 

 

 

【無視しやがって…!こうなったら服を全部脱ぎさり全裸で全速力でセリカちゃんを追いかける!大人の恐ろしさを味合わせてやれ!】

【こうなれば渾身の挨拶をするしかない。さ、気合い入れて1発どうぞ!】

 

 

 

フゥア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ!!(初号機)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「テーテテテーテ……

 

うんちょこちょこPィィィイッ!!」

 

 

 

「そろそろうるさいし、しつこいのよ!このストーカー!!」

 

 

そう言って走り去っていくセリカちゃん。

俺は撃沈した。とりあえず当分は引きこもらせてもらいたい。

 

……僕、先生やめりゅ。

 

 




加減が難しいよね。
やりすぎるとあれだし、少なすぎてもあれという。

……ま、まあ真面目な時は真面目にやるから。多分。
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