ウルトラワールドの交叉譚   作:おろさん

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新章投稿中のカキコがまあアレ事になってはいますが。それはそうとして前回からの続きです。


サトリ妖怪と異世界の来訪者 03

「あっ、作者じゃん。」

 

 鈴夜が、作者の方に気づく。

 

「よお、地底に送り込んでからしばらくぶりだな。そう言えばしばらく連絡が無かったけどそこら辺どうしたんだ?」

 

 近づいてきた鈴夜に作者が聞く。

 

「え?ああ、ちょっと変な地震に巻き込まれてね。原因は知らないけど。

 

 

それはそうとして、このバイクっぽいのは何?並行世界から回収したやつ?」

 

 とりあえず軽く答えた後、鈴夜はゴルドダッシュの姿を見て興味津々。

 

「ダーッシュ!」

 

「ああ。ゴルドダッシュって言うんだが、折角だからお前の所にでも送ろうかって思ったんだよ。」

 

「え、俺に?おお、嬉しい事言ってくれるねぇ。正直欲しかったんだよねバイク。」

 

 喜んでいるようだ。

 

「で、ところでその子って前言ってた阿求?よろしく。」

 

「え、ええ……」

 

 鈴夜は握手を阿求に求めて来たので、とりあえず握手した。

 

 

 

「何だか特殊なバイクが手に入ったっぽいねぇ。

 

 

それはそうと、大丈夫?」

 

 一方、鈴夜が男だと知ったのが相当驚きだったのか固まっているさとり。そしてそれをつつくセンリツ。……と、その時……

 

 

「お前らいい加減にせぇデス……!!」

 

 思いっきり不意打ちを喰らったどす黒い少女が体勢を立て直す。そして凍らせて動けなくされていた極悪怨霊達も復活。

 

 

「って、鈴夜さん!!敵が復活してます!!」

 

「あ、こっちも復活した(byセンリツ」

 

 

 さとりが鈴夜にそう言い、それに気づいた鈴夜が……

 

 

「っと、だったら手短に済ませなきゃねぇ。

 

 

……あ、早速乗っていい?良いこと思いついたんだよね。」

 

 

 そう言って、(作者と阿求を降ろした後に)ゴルドダッシュに乗る鈴夜。

 

 

「さーて、行きますか!!」

 

「ダーッシュ!!」

 

 

 早速ゴルドダッシュを走らせると、どす黒い少女と怨霊達の方に突っ込む。

 

 

「HAッ!何をするつもりか知りマセンがペースを戻してもらいマス!!やったれ怨霊共――」

 

 

 どす黒い少女は極悪怨霊達を操ろうとする。その時……

 

 

「さ・せ・な・い・よっ!!」

 

 

 鈴夜は、左腕を怨霊達の方に向ける。

 

 

 その瞬間、何とそれがガトリングガンに変化。そこから氷状のミサイルばりを飛ばし、怨霊達に刺さる。

 

 

「ん?急に凄そうなことしたと思ったらなんともないじゃないデスか。要はただの見掛け倒し――」

 

 

「ヒッ……ヒィッ……」

 

 

 どす黒い少女は今度こそ怨霊達を仕向けようとしたが、怨霊達の様子がおかしい。

 

 

「ヒッ、アッ、ワァ……イヤアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 

 

 怨霊達が、思いっきり怯えて下方向に向かい戦線離脱。

 

 

「でええええ!?何で!?……ってどわぁお!!?」

 

 何が何だか分からないどす黒い少女。鈴夜がゴルドダッシュで突っ込んだのを避けながらもう一回怨霊達を操ろうとしたが全く上手く行かない。

 

 

「懲りずに悪行を繰り返すタイプだって言うなら、それが二度と出来なくなるレベルのトラウマを植え付ければいいんだよ!!」

 

 

 

 

「今のは……あの氷の針で、怨霊達の脳内におぞましいものを植え付けたという事……?」

 

 鈴夜の言葉に何となく察するさとり。そこでセンリツが。

 

「ま、そう言う事。鈴にぃは色んな生き物と混ぜ合わされててさぁ、誰かしらの脳内いじれるような術も使えるわけ。」

 

 

 

「さぁて残るはお前1人!!どんどん行かせてもらうよ!!」

 

 鈴夜はどす黒い少女に向かって、触手を生やして叩きつけようとしたり、サキュバスの羽を生やして飛んだり、鳥足でライダーキックよろしくの攻撃で突っ込んだり、腕を鎌のようにして切り裂こうとしたり、容赦なく攻撃をする。

 

 どす黒い少女は影に潜ったりしようとしても、鈴夜は氷の能力で地面……もとい影を凍らせる。

 

 

 

「ヒッ、ちょっ、やめっ、オウッ――」

 

 

「ハイドーン!!」

 

 もう一回左腕を(どっかのクリーチャーみたいな)ガトリングに変化させ、その銃身でどす黒い少女をぶん殴る。

 

 

「あ……オウ……

 

 

 

 

 

だああああああ!!!割に合わな過ぎデス!!!折角特別製故に便利な能力与えられたこの私が!!こんな散々な目に遭って早々脱落は絶対イヤイヤイヤDEATH!!!」

 

 

「それじゃ、トドメ――」

 

 

「退散退散退散!!!」

 

 

 鈴夜がトドメと言わんばかりにもう1度攻撃しようとした瞬間、どす黒い少女は何か装置を取り出しスイッチを押した瞬間、どす黒い少女は何処かに転送された。

 

 

「うげ、逃がしたか……まあ、あれだけやればもう同じ事はしないかな。」

 

 戦闘態勢を解いた鈴夜に、センリツが近づく。

 

「やったね鈴にぃ!前より派手に色んな能力使ってたねぇ。」

 

「前々から特訓してたし、慣れれば使いこなせるよ。」

 

「あと、あの実に尊きあの子は一体何者!?前言ってた鈴にぃの好みと大体一致してそうだし!」

 

 

 

 何気その会話を聞いていたさとりは、また赤面した。

 

 

「あの、照れてるっぽいところ悪いけど良いか?」

 

 

 その時、作者がさとりに話しかけて来る。我に返ったさとり。

 

 

「という事で、初めまして。地霊殿の主『古明地さとり』さん?」

 

 

 

*****

 

 

 無理矢理こじ開けた穴を元に戻した後、一同は地霊殿へ。

 

 

「あれ、何で凍ってるんだこの子。まさかくしゃみした時にうっかり暴発したのかな……(by鈴夜」

 

「(気づくの遅いィ……)(byお燐」

 

 

 数分後。

 

 

「……で、まぁ色々言いたいことも過多なのですが……まず、『作者』が、鈴夜さんやセンリツを伝って私にコンタクトを取ろうとしたのは、鈴夜さん本人から聞きました。

 

 

そして、コンタクトを取ろうとした目的。大方、地底の勢力にも時空融合現象の件の解決のために『協力』して欲しいというところでしょう?」

 

 

「あくまでも『やりたいようにやれ』と言うのを前提で進めている。あと友好関係も欲しいと言えばそうだし。

 

それに、無理にとは言わないさ。地霊殿だけならともかく、地底の相関がいささか複雑なのはこっちも重々承知なんでね。」

 

 

 とりあえず、会話するさとりと作者(なお阿求は部屋の外でお燐をスケッチ中)。さとりは心を読んでみるが、嘘はとりあえずついていない。そしてこう答えた。

 

 

「まあ、良いでしょう。どちらにせよ、先程のような存在にまた騒ぎを起こされるのも面倒ですから。ひとまず、地霊殿側でサポートくらいはしてみます。」

 

 

 

「しゃあああああああああああああい!!」

 

「ふぇえええええええええい!!」

 

 

「ぶぉっふ!!?」

 

 

 その瞬間に、さとりが座っていたソファの真後ろから黒須羽兄妹。ニュっと出て来ていきなり大声出すもんだから流石にビビった。そんでもってまた紅茶を吹いた。

 

 

「すっ、すず、す、ずやさ、すずやっさ……会話の真っ最中にいつの間にそんなところに……;;」

 

 

「センリツの能力で潜り込んでたか?(by作者『おろさん』」

 

「まあそう言う事(by鈴夜」

 

 

「そ、そう言えば、鈴夜さんもそうですがセンリツさんの方はどういう事なんですか?あの黒い物体に助けられましたけど」

 

 自分を落ち着かせたさとりは、とりあえずセンリツについて聞く。

 

「私?……ああ、私はかなり特殊な生物と混ぜ合わされててさ。……ええと、学名『バックベアード』だっけ?そう言うのと混ぜられて全身がナノマシンになっちゃった。」

 

 

「ナノマシン……?」

 

 センリツの発言に、さとりは少し首を傾げる。

 

「細菌や細胞よりも小さいサイズの特殊な機械の事。」

 

 なのでとりあえず『ナノマシン』の事を鈴夜は説明した。

 

「要するに私、正直生物って言っていいのか分からないレベルなんだよねぇ。

 

まあ、この体になってから、何だかんだ言って便利だけど。地中に幽霊みたいな感じで潜れるし、手もゴム以上に伸びるし、背中から6本くらいは生やせるし。範囲としちゃあ半径30メートルまでが限界だけど。」

 

「あの時の足場もそう言う……それで、鈴夜さんは色んな生物と混ぜられてると聞きましたが……」

 

「そ。ただ、イメージが掴みづらくなるから、センリツと同様で半径30メートルが限界だけど。

 

 

でもホント色んなのと混ぜ込まれてさぁ。ネコやらニワトリやら、ジャックフロストやら『音速』の侵略者だとかのクリーチャーとか、サキュバスやら触手生物やら……」

 

 

「あ、はい、あの、分かりました……;」

 

 

 

「それはそうと!!」

 

 

 その時、センリツがカメラを取り出す。

 

 

「地霊殿のサトリ妖怪『古明地さとり』!!その尊いお姿をまさに今収めたい!!いやホント!!」

 

 

「・・・はい?」

 

 困惑するさとり。

 

 

「いやまあこう言うのはじっくり見るという手も無くはない!!しかーし!!ここで記録を残さないセンリツちゃんではない!!故に私は躊躇わなぽぴゃんっ」

 

 

 ぐいぐい迫るセンリツだったが、鈴夜に凍らせられた。

 

 

「えーと、ゴメンね?俺の妹が。」

 

「い、いえ……」

 

 一応センリツの趣味はちょっと話されてたが、こう言う事なんだなぁと思ったさとりであった。

 

「しかし、鈴夜さん本当に男だったんですね……よく見ると喉仏ある……」

 

「まぁ、数年前にちょっとね。」

 

 

 

「ん……鈴夜、悪いがそろそろ。古明地さとりと一応協力は取れたし、地底に潜んでいたジルコン獣も追い払えた。今後の事もあるから一旦戻るぞ。センリツ連れて。」

 

 すると作者が、(部屋の外でスケッチ真っ最中だった阿求を引っ張りつつ)一旦戻るように言う。

 

「え?ああそっか。……仕方ないか。もうちょっと話したいところだったけど……

 

 

 

今日は色々ありがとね!お陰でこっちも助かったよ。……それじゃ!!」

 

 

 そして、作者が空けたワープホールを使って、鈴夜達はウルトラワールドへと戻っていったのだった。

 

 

「行っちゃいましたか……」

 

 

 そして、部屋に1人残ったさとり。

 

 

 短い時間ながら鈴夜に引っ張りまわされたさとりだったが、振り返ってみると意外と楽しかった気もしていた。『作者』に手を貸す以上、また会う事になるだろう。だが、2人は色々とやるべきことが多いとの事で、関われる時間はあまりないのだろう。

 

 故に、再びこの日みたいなことが出来たら……ちょっとだけ楽しいだろうなと、心の底で思い続けーー

 

 

 

翌日。

 

 

 

「どうもー!!映姫(*幻想郷担当してる閻魔の1人)さんからの許諾を得て、本日から旧都に住むことになりました黒須羽鈴夜でーす!!これからよろしくお願いしまーす!!」

 

「妹のセンリツでーっす!!同じくよろしくぅ!!」

 

 

 

 ていた矢先にこうなったので、ソファごとずっこけたさとりなのであった。

 

 

*****

 

 

 一方。

 

 

 スマブラ屋敷。その地下にある施設にて。

 

「(スマブラ屋敷にこんな施設があったなんて……)」

 

 

 地下施設に少し感心する阿求。すると作者が。

 

 

「さて……阿求、申し訳ない気持ちもあるが、此処から本格的に俺らに協力してもらいたい。」

 

 

「本格的に?……ねぇ、それってもしかして……」

 

 

「察しが良くて助かるよ。そう……」

 

 

 

 そして作者は、モニターを起動させる。そこには、1つの世界が映っている。

 

 

 

「『時空融合現象』……ある種の認識操作のせいでかなり見つけづらい故手間取ったが……

 

 

 

ソレが発生している世界を、ようやくまた1つ見つけることが出来た。翌日にでも、仲間と共にその世界に行ってもらいたい。」

 

 

 

 

*****

 

 

 

「あー……20年以上読み続けてるけど、やっぱジャンプはおもしれーなー。

 

 

 

……つーか、最近周りの景色がなーんか変な感じがするんだが……何でだ?」




次回、『時空融合現象編』本格始動。


銀髪の侍が出会うは、金髪の英国少女。
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