「金髪様に逆らうものは粛清なりィィィィィィ!!」
「ひぃっ、何だお前達は!!何で金髪!?」
「ま、待て!!この無礼者が――いいいっ!?」
暴走した市民達が、誰彼構わず攻撃をする。
「金髪様ァ……いずこに…」
「おのれ銀髪め……」
「あわわわ……あっという間に街がすごい事に…!」
「
前回急いでばらけた銀時達。現在銀時はアリスと忍と同行し、暴徒化市民を倒しながら進んでいる。
「(……急いでばらけたせいで新八や神楽達とはぐれちまった挙句、他に暴れまわってる連中ばっかだな……
つーか、ああなってる連中って全員江戸の奴等ばっかじゃねぇか!何か理由でもあんのか……?)」
銀時がそう考えながら進む。
「見つけたぞ銀髪が!!」
「金髪様を穢す劣等種めがァァァァ!!」
そのタイミングで、暴徒化市民が背後から奇襲を仕掛ける。
「って、背後から来やがった――」
銀時が攻撃を防ごうとした時。
「や・め・な・さ・い!!」
その暴徒化市民を、誰かが更に背後からお祓い棒でぶん殴った。
「あの時暴走した妖怪と同じ感覚……確かナラティブ汚染だったかしらね。」
攻撃したのは、霊夢だ。
「え、誰?巫女さん……かな?」
「この街の人じゃ無さそうですね。」
霊夢の姿を見て、困惑3割、興味7割のアリスと忍。
「あんた達は影響受けてないのね。まあそうなのが一番良いんだけども。
とりあえず、私ちょっと忙しいから、じゃあね。」
そう言って霊夢はこの場を後にした。
「え、ちょっと待っ……行っちまった……何だったんだアイツ…?」
*****
「お陰様で仲間とも合流出来たにゃ!!どんどん行くにゃ!!」
ネコが、合流した仲間の『バトルネコ』や『ネコカベ』、『オタネコ』達と共に暴徒化市民を抑えていく。
「勢いに任せて逃げてたら何かまた変なのがいるんだけど!?」
「何かゲームか何かで見た気がするデス」
その様子を見ているのは新八とカレン。
「とはいえ何か都合のいい事になってるっぽいし、今のうちに銀さんたちと合流しないと!」
*****
「金髪様に逆らうものはみな」
「チェストォォォォォォォォォ!!!」
「ごじゃっぺ」
一方。綾と陽子と共に行動中の神楽が暴徒化市民を蹴散らす。
「何かこの人すっごい強い……」
「いちいち逃げるよりはマシになったけど、まだまだ沸いてくるからちょっと埒が明かないわ……」
その光景を見ている陽子と綾だったが……
「鉄槌をォォォォォォ!!!」
横方向から暴徒化市民が。
「ってこっちに来たぁぁぁ!!?」
「危ないっ!!」
バットによる暴徒化市民の攻撃を、間一髪で避けた。……陽子が綾を押し倒して、だが。
「あ、あっぶな……」
「よ、陽子……大胆……ってまだ来るわよ!!」
綾が赤面する暇もなく突っ込んで来る暴徒化市民。
「させるかっ!!」
その時、誰かが槍による一撃を暴徒化市民に喰らわせて吹き飛ばす。
「間一髪だったな。大丈夫か。」
攻撃をしたのはリゼだ。
「金髪!!金髪様ァァァァァァァァ!!」
「何故金髪様が戦線に出ているのだ!!!もしやこき使われているというのか!!許さんぞおおおおおお!!!」
「ひゃああああああ!?何か私だけ変な目で見られてるんだけどおおおおおおお!?」
「この世界ってそんなに金髪が流行ってるのかしら?」
シャロと千夜たちも暴徒化市民の対処。シャロ自身が金髪のため暴徒化市民の反応がまるで違う。
「とりあえずこっちも急がないとな。とりあえず何か邪魔をしてすまない、気をつけてくれ!」
「え、あ、あの……?」
困惑する綾を他所に、リゼ達は移動していった。
「ちょっ、え、邪魔しちゃったって何を!?というか陽子早く離れて(赤面」
「あ、ごめん……とりあえずありがとうございまーす!!!」
綾から一旦離れた陽子は、移動するリゼたちにそうお礼を言った。
*****
「ふぅ、ここら辺は粗方片付いたかしら……」
そんなこんなで順調に暴徒化市民を抑えている阿求達。すると……
『えー、先程から異教徒への粛清を阻まれているとの報告が来てねェ、しかも金髪様が銀髪と共にいるという非常事態まで発生してるわけだよ。って事でーー』
テレビの映像が切り替わり、松平?が何か言い出す。その瞬間――
「鉄槌をォォォォォォ!!!!」
「わああっ!?何か、刀を持った黒い服の人たちがこっちに来た!?(byココア」
「も、もしかしてこの世界のお巡りさんですか……?(byチノ」
その姿は、『真選組』の隊士達。彼らもナラティブ汚染の影響を受けて大暴走しているようだ。
「ああ!今度は警察みたいな人達が!!」
忍が指をさした方向に、真選組隊士達が迫る。
「嘘だろあんの税金泥棒まで影響受けてんの!?何で!?」
「(税金泥棒……;)(byアリス」
*****
「裁きをォォォォォォ!!!!」
「あーもう!!あの様子のおかしいおじいさん余計な事ばっかするじゃない!!金髪金髪うるさいのよ方向性おかしいのよっ!!」
急いで対処に当たる霊夢たち。相手が刀を持っている&警察機関な分なかなか大変である。
*****
「まさか金髪布教が真選組にまで広がっているとは……ここまで無様な事になると流石に可愛そうに思えて来るな……
しかし、さっきから無茶苦茶な命令を下している奴は本当に『松平片栗虎』か……?」
独断行動していた桂小太郎。すると、後ろに誰かが来る。着ぐるみみたいな見た目の謎生物『エリザベス』だ。
「『桂さーん!!』」
プラカードを持ちながら、手を振って歩いてくる。
「エリザベス!ちょうどいいところに来た!」
「『それより大変ですよ桂さん!!』」
エリザベスは何か焦っているようだ。
「む、どういう事だ?何があったんだ?」
「『それが……』」
そしてエリザベスの話を聞くと……
「……何!?ならば急いで銀時達を探さなければ……!!」
*****
また場所変わって、道路を走る一台の車にて。
「ナラティブ汚染を施した真選組を、ここで使って大丈夫だったのか。」
松平?に対し、車を運転する黒い男がそう言う。
「何の問題も無い。元から計画に入れていた。」
「ああそう。だが奴等、理性のタガが外れているせいで、剣の腕がお粗末な事になっているぞ。」
「そんなものは関係ない。世界の融合が完了するまでの時間稼ぎにはなるさ。それに、秘策も用意してある。何の問題も無い。」
鼻息を立てながら、自信ありげに松平?はそう言う。
「(時間稼ぎに関しては、質を捨て、数でどうにかするわけだが……
ファーww 甘い甘い!……それでどうにかなるほど、ウルトラワールドの連中が単純なわけないだろう!それに、お前の言ってる秘策だってどうせ……
どうやら今回も、『ナラティブ回収』も、本来の目的達成も、上手く行きそうにないな。
まあ、どの道最初っから、こういうお粗末なやり方で上手く行くとは思ってないけどな。ファーッファッファッファ!!)」
それを聞いた黒い男は、心の中でゲラゲラと笑っていた。
*****
そんでもって場所戻って。
「オラァッ!!」
「がはっ!!?」
暴徒化した市民や隊士を倒し続けている銀時。
「何だかすみません色々と……」
アリスが少し申し訳なさそうに言うが、金時は気にしていない。
「気にすんなよ、こう言うのは何度かあったし。
……つっても、逃げてばかりになると埒が明かねェな……あの感じだと収まる様子も無いだろうしーーん?」
「見つけたぞ異端者ァァァァァ!!」
暴徒化市民が、誰かを見つけて迫っている。
「勢い任せで出て来てみたけど……まあそうなるわよね。」
それは、阿求だ。
「人間に弾幕を当てるのは本来御法度だけど、作者が後でどうにかするって言うし、なるようになれよ!!」
「あの人は誰?着物着てるけど……」
「あんな奴いたか?…と言いてェところだが、さっきの巫女女とかと勝手は同じかもな……」
「金髪様に逆らうものにィィィ!!」
「鉄槌を下すのだァァァァァ!!」
「……すべてを記憶し、記憶するのが稗田家の使命……
ならば、貴方達も…安心して、記憶に刻まれなさいっ!!」
『雨男『記憶のサヴァン』』
迫る暴徒化市民と真選組隊士達に対し、阿求が筆を持って、それに着いた墨を巻いたと思えば……
「な、何だ、暗い!!何か暗い!!」
「その程度でどうにかなるとーー」
筆で書いた文字のような弾幕が飛んできて、直撃。
「え、ちょっ、何コレ!?痛っ、あばばばばばばば」
「あれは……日本風の魔法?」
またその様子を見る忍達。まあ魔法っぽいけど違う。
とりあえず阿求はそのまま撃退させ、暴徒化市民達は失神した。
「……よし…こんな感じかしら……ん?」
すると、真選組隊士の1人が、倒れ際にこう言い出した。
「何故理解しない……お前達のような存在こそが、真実から目を背けさせるという事…に……」
奇妙な発言を残し、暴徒化隊士も、そのまま気絶した。
「真実って……いきなり何言い出してるのやら……
……一応、作者にこの事を言っておきましょう。ちょっと嫌な予感するし……」
*****
「何故だ!!何故だ何故だ何故だ!!何故お前らは現実を認めない!!?何故真実から目を背ける!!?」
その頃。どこかの場所で、何かが意味不明な発言をしている。
「いい加減気づけよ!!!お前達みたいな、世界の厳しさと言うものを知らないくせに、そうやってキラキラしてる奴こそが、全世界にとって不要な劣等種だという事に!!!」
まるで、一定の人の存在そのものを否定するような発言。
「こんなこと、あってはならないんだ!!さっさと諦めろよ!!なんでそんなしぶといんだよ!!」
まるで、自分が正しいと言っているかのような言い回しの発言。
「もういい……目を背け続けるのであれば、現実を認めないのなら……貴様ら劣等種に、正義の鉄槌を下す!!!
その時は……正しき粛清の時は、近いのだから!!フハハハハハハハハハハ!!!!」
今の所誰もいないその場所で、かなりの大きめの笑い声が響くのであった。
続く。あと何話くらいで書き終えられるかな