ウルトラワールドの交叉譚   作:おろさん

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本日もちょっと小話また1つ。そして話の最後には……?


にゃんことMADとバーチャルと

 これまたとある日のスマブラ屋敷。

 

 

「ベジータ……俺のプリン食ったよな……?」

 

「えっ、い、いやいやいやなーんのことかな

 

ふおぉっ!?」

 

 

 ブロリーが『ベジータ』をどこからか現れた岩盤にぶつけ、

 

 

「色んなゲームやったけど、あんまり勝てなかったにゃ。」

 

「まあ、ピカチュウとボルメテウスは意外とああいうの上手いからにゃ。」

 

 ネコや『バトルネコ』達にゃんこ軍団がゲームで遊んだりそれぞれ行動をとり、

 

 

「はーい、ずんだ餅ですよー」

 

 ずん子が、(さっき来たばかりの)阿求と慧音に山盛りのずんだ餅を提供。

 

 

「この人、来るたびに大抵すっごい量のずんだ餅提供してくるんだけど……」

 

「美味いことは事実とは言えだな……大体は持ち帰って、妹紅や寺子屋の子たちにあげようか……」

 

 

 その山盛りずんだ餅を見てほんのりと複雑な気分になる2人。

 

 

「2人とも、毎度毎度ずん子が申し訳ないのだ;」

 

 

 その様子を見て、(ずん子が(多分またずんだ餅作るために)台所に行った後に)ずんだもんが代わりに謝る。

 

 

「いや、まあ悪気がないのはわかっているんだ。変にあれこれ言うつもりはない。」

 

 対し、慧音は気にするな的な事を言った。とりあえず、ちょっとでもいいからずんだ餅をゆっくりと食べていく。

 

 

 

「それにしても、スマブラ屋敷に来る人たちも中々に個性的よね。ブロリーさんは大地の友達だっていうし、同じくのずん子さんたちは部屋を借りてて、たまにこうして来る。」

 

 そんなことをつぶやいた阿求だが、ふと気になったことを口にする。

 

「そう言えば、あなた含めてあの人たちってどこに住んでるの?時空を渡り歩けるっていうにゃんこ軍団のこともよくわからない部分多いし。」

 

 

「あれ?そこのところ作者も大地もまだ話してなかったのだ?そうだなぁ、だったら『時空』の事にもちょっと触れる感じでボクが説明するのだ!」

 

 それを聞いたずんだもんが、説明してくれることに。

 

 

「まず、ボクやずん子達は『バーチャルトピア』から、僕たちと関わってるブロリー達はドラゴンボールの出身じゃなくて『ブロリーMAD』の方……まあざっくり言うと『ドウガトピア』の方から来たのだ。」

 

「『バーチャル』に……『動画(ドウガ)』?『トピア』は理想郷、つまり『ユートピア』から来てるのか。世界の名前にしてはずいぶん安直な感じだな……」

 

 慧音が不思議そうに言うと、

 

「安直と言うなかれ、『○○トピア』って名前の世界に関しては結構あるのだ。『キノコトピア』『ダイコントピア』『ジシャクトピア』『SDトピア』『ショウガツトピア』他多数。一定の物事に関係した歴史や環境、常識とかを持つ世界が結構あるのだ。

 

あ、でもまあそれ以外系でも『○○トピア』ってつくものはそれなりにあるけれど。」

 

 と、ずんだもん。そして続けてこう話す。

 

「話を戻すと、まずボク達の住む『バーチャルトピア』は、かの有名な『初音ミク』含めた『ボーカロイド』をはじめ、ボク達『ボイスロイド』、(同じ所属だとかで挙げると)主ににじさんじやホロライブ辺りが有名な『VTuber』など、そういった、主に仮想空間上の存在でもある者たちが暮らす世界なのだ。

 

 

それで、バーチャルトピアが活動圏を広めるために取引関係を結んだ世界のうち1つ、それが『ドウガトピア』なのだ。

 

 

ドウガトピアは、ゲーム実況やプレイ動画を主に、解説動画、音楽やアニメーション、どこかしらの二次創作が作品でもある『MAD動画』など、あらゆる動画サイトの様々な種類の動画コンテンツを時空に広めている世界。

 

バーチャルトピア以外にも『オンガクトピア』や『ゲームトピア』、最近なら『ミームトピア』など、色んな世界と条約を結んでる世界でもあるのだ。

 

(メタ的な都合で例外の方が多いけど)動画チャンネルの数だけ住人もいて、ゆっくり実況者の分身キャラ、およびその関係者、あと、MAD動画で相当有名なものとかがまさに主な例。ブロリー達はその『MAD動画』の方の出自なのだ。」

 

 と、多少長いが(伝わる人には伝わる程度ながら)教えてくれた。

 

 

「様々な有名なコンテンツが、いくつかの世界を通じて時空に広める……そんな特殊なことになってるなんて。

 

それに、様々な世界と取引や条約を結ぶ、ねぇ。割とそういう世界同士の関係自体は存在してたのね……」

 

 その説明を聞いた阿求はかなり関心する。

 

 

「まあ、インターネットのサイクルの都合上、この時空のシステム的におかしな状況になってることがしょっちゅうではあるのだ……」

 

 と、さらっと小声でずんだもんは補足。「どういうこと?」と阿求は聞いたが「実際に関わる事になったら分かるのだ」とはぐらかされた。(*なお、時空のシステムに関しては用語集を)

 

 

*****

 

 

「じゃあ、あの『にゃんこ軍団』とは何なんだ?」

 

 

 続いて、にゃんこ軍団が何者かを聞く慧音。

 

 

「ん?ワガハイ達に何か用かにゃ?」

 

 

 すると、ネコ達が阿求らのもとに近づく。

 

 

「2人は、にゃんこ軍団が異世界に割と自由に移動できる事はこっちの方で教えられたんだったっけ。」

 

 ずんだもんがそう聞いて、うなずく阿求と慧音。

 

 

 ウルトラワールドにおいての『にゃんこ大戦争』の世界線は、コロコロコミックの漫画を基準としている。ただ相違点があるとすれば……

 

 

*****

 

 スマブラ屋敷の屋根上で。歌を歌っていたうたは、一通り歌い終わったときに誰か来たのを見かける。

 

 

 それは、ネコ達と同じにゃんこ軍団の、『狩猟娘テルン』と『天雷の精霊ピカボルト』。『飛行戦艦ボルボンバー』の上に乗って、どこかに向かっていたらしい。

 

 3名とも、『超激レア』の部類に入る強力なメンバー。さっき言った相違点は、超激レアの方も普通に出てくるということ。文章だけで済み、絵を描かなくて良いのでその手のジャンルが書けなくても割と超激レアをバンバン出せる←←←

 

 ちなみににゃんこ軍団の住居とかは人によって解釈が分かれるわけだが、その辺りの方は漫画版の方をここでは基準にしている。

 

 

「あ、おかえり。どうだった?」

 

 そんな超激レアのメンバー達にそう聞くうた。

 

「そっちの言う通り、『コピートピア』って世界にジルコン獣の大群がいたわ。あの世界の複製技術を盗用するつもりだったみたい。」

 

 そう言ったテルン。どうやら作者に頼まれて、『コピートピア』と呼ばれる世界に行っていたらしい。

 

「いくつかには逃げられちまったが、それでも数は削った。……しっかしコピートピアを狙ったってなると、強力な個体を増やそうとしたのか?」

 

 という感じの推測をするピカボルト。

 

「そこのところは私にはわからないけど、出来たとしてもコピーによる劣化があると思うからどうなんだろ。」

 

 対し、うたは頭をかしげながらそう言った。

 

「ま、とりあえず作者には報告するわ。なにはともあれありがとうね。」

 

「いいのよ、自分たちにそっくりな偽物に面倒事起こされるのは良い気分にはなれないし。」

 

 

*****

 

 

「というわけで、ワガハイ達にゃんこ軍団は、時空征服のために侵略を続けているんだにゃ。」

 

 

 一方、ネコはにゃんこ軍団についてのことを阿求と慧音に教えているのだが。

 

 

「・・・あの、それって要するにこいつら」

 

「あ、いや、やるにしても『時空侵略者』に認定されるほどの悪事をやってるわけじゃないから問題無いのだ。

 

それに、協力してくれるのはジルコン獣とかもそうだけど、単ににゃんこ軍団の誰かがこっち側と面識がある人達がいたりとかの理由があるからなのだ。」

 

 と、ずんだもんが補足。

 

「何気にそんな関りまであったのか?ちなみにその面識のある人物って……」

 

「まず大地なのだ。」

 

「どんだけ関りあるのアイツ……」

 

 慧音が聞いた事に対して思いっきり聞き覚えのある人物を名前を言われ、阿求はちょっと複雑そうだった。

 

 

「・・・。

 

 

 

 

まあ、大地がそう言う関りを持つことが出来たのは、大体は有亜がきっかけでもあるけれど……大地、あれから立ち上がれて本当に良かったのだ。」

 

 

 最後にボソッと、ずんだもんはそう呟いた。……その言葉の意味、それはもう少し先の話。

 

 

 

 

*****

 

 

 特にオチもなく、その日の夜。

 

 

「何だかんだでウルトラワールドに行くことに馴れちゃったわね……幻想郷縁起の方は何とか描けてるけど。」

 

 

 阿求は布団に入り、就寝しようとしていた。

 

 

「その内、小鈴も連れて行こうかしら?異世界の本ってなると色んな種類があるだろうし、読み飽き無さそうね。

 

 

……ふわぁ、とはいえ疲れたわ。かなりの数のずんだ餅を食べさせられそうになったし……」

 

 

 そして阿求はそのまま眠りについた。

 

 

 

 

 

「(訳:こいつか?大地達の言ってた阿礼乙女って)」

 

「不思議な感じする……」

 

「いいから早く連れて行くぞ、僕らの事とかあの会社の事とか説明しなきゃならないんだからな!」

 

 

*****

 

 

 その日、阿求は妙な夢を見た。

 

 

 自分が、自分の頭身ほどの大剣を振り回して、周囲のものをぶった切る夢を。

 

 

「これは……マズいね、膨大な記憶であの子の精神がおかしくなっちまったんだ!!最悪殺すのも視野に入れるしかない!!まずは取り押さえるよ!!」

 

 

「あっ……ぐっ……!!」

 

「イオリさん!!『鈴色の判読眼』の目が……!!」

 

 

「こちら『紅い月』、左腕持ってかれた!!そっちはどう!?」

 

「駄目だ!!巡ヶ丘事務所のフィクサーは皆くたばっちまった!!」

 

 

「くそっ……一体何がどうなってるんだ!!豹変したように、考え無しに武器を振り回して……

 

 

 

『灰色の記憶』さえあんなに狂ってしまうなんて……何がどうなったのか説明してくれよっ――」

 

 

 

*****

 

 

 その時、阿求の目が覚めた。

 

 

 

「ん……ゆ、夢……?何かすっごいスプラッタみたいな夢を見ちゃったわ――」

 

 

 

 目を擦った後にまぶたを開くと、そこは全く知らない場所。周囲は地味に暗く、枝豆やらなんやらが無作為に生えている。

 

 そして目の前には、妙な建物が、地下にある施設に繋がっていると思しきソレが、阿求の視界に映っていた。

 

 

「え……え?な、何ココ!?何アレ!?え、まだ夢見てる!?」

 

 

 

「申し訳ないが夢じゃない。」

 

 

 阿求は物凄く困惑していたその時、後ろの方から声がする。大地の声だ。

 

 

「なんというか、まあ言うなれば……

 

 

 

 

ようこそ。『ロボトミーコーポレーションχ』へ。」




次回、『アブノーマルな職場です』。


作品・キャラ

『ブロリーMAD』
一昔前のドラゴンボールの劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』の舞台や登場人物をメインとして使った、(原作ガン無視で)ギャグ満載のネタ動画が大半を占める、ニコニコ動画の二次創作のMAD作品群。
原作漫画には出ない『ブロリー』を始め、孫悟空やベジータなどのメインキャラ、タコ科学者やシャモ、モアなどのモブキャラや出番が数秒しかないキャラ、岩盤や一人用のポッド、グモリー彗星などの小道具など、色々なものを現在でも擦ってブロリーMADに活用されている(当然色々と原作からかけ離れてたりする)。
また、無関係のアニメやゲームのキャラとクロスオーバーする場合も(マジキチ大戦は良いぞ)


『にゃんこ大戦争』
ソーシャルゲームの1つで、10年以上続いている作品。
突然現れた『にゃんこ』達が、現れる敵たちを倒し、日本を、世界を、宇宙やファンタジーな場所などを侵略していくタワーディフェンスゲーム。
超激レアキャラだと、にゃんこ要素が薄いキャラも多いが人気のあるキャラも多い。
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