ドン!ホロックスみーてぃんぐ!   作:ぴりもに

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ドン11話「ボロサメとロボサメ」

ある日の夜……

 

(俺は……俺はどうして、あの時……)

 

ソウゴは眠れず、洗面所の鏡の前に立っていた。

あの時、うたバトが終わった後の帰り道……ソウゴはクロヱのことを「ノエル」と呼んだ。

何故、自分はクロヱのことをそんな名前で呼んでしまったのか……ノエルとは一体誰なのか……

理由もわからず、ソウゴは項垂れた。

 

「……悩んでも仕方ないか……明日はバイトだ。早く寝よう……」

 

ソウゴは自分の寝室(押し入れ)に向かうため、リビングに出た。その時、キッチンの冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、グイッと一飲みした。

 

「……なんか変わった味だな。まぁいいか。」

 

水分補給を済ませたソウゴは、そのまま寝室(押し入れ)に戻り、毛布にくるまって眠りについた。

しかし、これが地獄の1日の始まりだとは……想像だにしなかったのだ。

 

───────────────────────

 

翌日……

 

「ごほごほ……ぶぇっくしょい!!ゲホッゲホッ!!」

 

ソウゴは風邪を引いてしまい、ソファに横たわっていた。

そんなソウゴを心配そうに他の5人は見守っている。風邪が移らないようにマスクも忘れていない。

 

「ソウくん、大丈夫?」

「珍しいでござるな、ソウゴ殿が風邪とは……」

「なんか変なもの食ったんじゃねぇの?」

「へんなもの……そういえば……」

 

くしゃみと咳が止まらず熱で頭が朦朧とする中、ソウゴは昨夜のことを思い出す。

昨夜、寝る前に飲んだミネラルウォーター……それが水とは違う何か変な味がしたことを思い出した。

 

「昨日、寝る前に冷蔵庫に入ってたミネラルウォーターを飲んだが……」

「え“っ?」

 

ソウゴのその一言に、こよりは変な声をあげた。

 

「それってもしかしてこれ?」

 

ソウゴの発言を聞いて、ルイは冷蔵庫からソウゴが飲んだであろうペットボトルに入った水を取り出した。

すると、こよりは恐る恐る手を上げ始めた。

 

「ご、ごめーん……それ、こよが作った薬……」

『は?』

 

こよりの一言に皆が声を上げた。さらにこよりは、薬のことについて説明を始めた。

 

「実は〜…風邪になった人の身体を調査したくなったんだけどぉ……風邪引いた人なんて早々会えないからぁ〜、『じゃあ風邪になっちゃう薬作っちゃおう!』と思ってぇ……作っちゃいましたぁ〜!名付けて、『風邪になる薬』!略して『風邪薬』!!」

『……つまりお前のせいかっ!!』

「博衣ぃぃ……!!」

 

こよりの説明を聞いて皆が声を上げ、同時にソウゴはフラフラと起き上がってこよりを睨みつけた……が、風邪のせいですぐにソファに倒れてしまった。

 

「くっ……後で覚えてろ……!」

「本当にゴメーン……でも、治療法はあるよ!」

 

こよりが提示した治療法……それは栄養療法。とにかく栄養をつけて免疫力をつけるという治療法だった。

そうと決まれば、と皆はソウゴの看病を始めたのだった。

 

「もしもーし、喫茶どんぶら?ウチの雑用……ソウゴ風邪引いたから!休んでいいだろ?」

『いいよ。』

 

ラプラスは喫茶どんぶらにいるマスターに連絡を取り、ソウゴを休ませるように頼んでいた。

 

「氷枕買ってきたよ〜」

 

こよりは近くのスーパーで氷枕を調達し、

 

「やっぱり風邪引いた時はおかゆだよね。」

「うどんももう少しでできるでござるよ!」

 

ルイといろははキッチンでソウゴの食事を作っていた。そしてクロヱは……

 

「あのー……これ、必要?」

 

クロヱは顔を赤くしながら苦笑いを浮かべていた。それもそのはず、クロヱはソウゴに膝枕をさせていたからだ。

 

「ちょっと、恥ずかしいんだけど……」

「ほら?人肌がいいっていうし?」

「それ、どこ情報よ……」

 

クロヱは自分の太股の上にソウゴの頭を乗せるのが恥ずかしいようで、顔を赤らめていた。

すると、ルイは言った。

 

「クロヱは……ほら、ソウちゃんに聞きたいことあるんじゃない?」

「………」

 

ルイの言う通り、クロヱはソウゴに聞きたいことがあった。「ノエル」のことだった。しかしそれを聞いていいものか、クロヱは悩んだ。

すると、

 

「沙花叉……こんなことしなくていい……自分の膝の上に、好きでもない男の頭なんて乗せたくないだろう……」

「う、ううん!大丈夫だよ!ソウくんなら別に……いいから。」

「……そう、か……」

 

風邪のせいか、照れているのか分からないが、一瞬ソウゴの顔が赤くなったように見えた。

そこからはなんとなくその場に変な空気が流れた……

 

(ううっ……なんか変な感じ……えーいっ!もう聞きたいこと聞いちゃお!)

 

クロヱはその場の空気を変えようと、ソウゴに「ノエル」のことを聞こうとした。しかし、ソウゴは唸り声を上げ始めた。

 

「ううっ……!どうやら俺の風邪は酷くなってるらしい……天井が半分しか見えん……!」

「えっ!?ソウくん大丈夫!?」

(……それ風邪のせいじゃなくてクロたんのおっぱいのせいだと思うけどなぁ……)

 

天井が半分しか見えないのは、ソウゴの視界がクロヱの胸に遮られただけで、表情が悪化したわけではない。2人がそのことに気づかずにいると、

 

「おまたせー!」

「おかゆとおうどんでござるよ〜!」

 

ルイといろはが完成した料理を持ってきて、リビングのテーブルに置いた。

 

「すまん……」

 

ソウゴは一言謝りながら身体を起こし、ソファに座り込んだ。

ルイといろはは器におかゆとうどんを盛り、ソウゴに差し出した。

おかゆには梅干しが、うどんには卵とネギが入っていて、栄養がありそうだった。ソウゴはそれをゆっくりと口へ運び、食べていく。

しかし一口食べただけで箸を置いてしまう。

 

「ソウゴ殿……?美味しくなかったでござるか?」

「いや、美味い……美味いんだが……あまり食欲が湧かなくてな……」

 

体調が悪いと、人は食欲を失くすもの……ソウゴも例外ではなかった。

ソウゴは2人の顔を見て、突然頭を下げた。

 

「すまない……お前達の作った料理は美味いから、本当は全部食べたいぐらいだが……本当にすまない……」

 

珍しく弱々しくなっているソウゴを見て、2人は驚きながらもソウゴの身体に手を伸ばして顔を上げさせた。

 

「らしくないよ、ソウちゃん。」

「食欲がないならしかたないでこざるよ。」

「これはみんなで食べるから、気にしないで。」

「本当にすま……」

 

ソウゴがまた謝ろうとしたその瞬間、街の方で爆発音が聞こえてきた。

 

「今の……!」

「また鬼が出たの……!?」

「まったく……おちおち寝てられん……!」

 

爆発音を聞いて、ソウゴはフラフラと立ち上がって街へ向かおうとした。

 

「ダメだよ!風邪でフラフラなのに……!」

「だが、鬼を倒せるのは俺だけだ……!」

 

仲間達の静止を振り払い、ソウゴは急いで街へと向かっていった……

 

───────────────────────

 

「人間ならばぁぁぁ!!ルールを守れぇぇぇ!!」

 

街にたどり着くと、頭に巨大な地球儀を被ったような鬼が街で暴れていた。

 

「見つけたぞ、鬼……!」

「むっ、なんだ貴様!顔を青くしているとは……不良だーー!!」

「地毛だ。悪いが、早々に終わらせる……!」

《ニンジャークソード!》

 

ソウゴの元に、いつものようにニンジャークソードが飛んできた。ソウゴはそれを手に取りギターのように構える。

 

《what's up!?》

「アバターチェンジ!」

《ドンムラサメ!切り捨てソーリー!》

「ドンムラサメ……参る……ゲホッゲホッ!!」

 

ギアを高速回転させてドンムラサメへと変身したソウゴ。ムラサメは剣を構えるが、同時に咳こんでしまう。

 

「懲罰!!」

 

その時、地球鬼は目から光線を発射し、攻撃してきた。

 

「くっ!」

 

ムラサメはなんとか攻撃をよけ、地球鬼に斬りかかった。しかし、風邪で朦朧としているせいで攻撃がふらつき、スピードも遅かった。

そんな攻撃では、よけられるのは必然だった。

 

「懲罰!懲罰!!」

「ぐっ!ぐあっ!!」

 

ふらついているところを棍棒で殴られ、ムラサメは地面に転がってしまう。

 

(くそっ……!風邪さえ引いてなければ、こんな奴……!!)

「懲罰〜〜〜!!」

 

地面に転がったムラサメに向かって、地球鬼は勢いよく棍棒を振り下ろした。

このままでは一巻の終わり……そう思った次の瞬間、

 

「ダークサンダーショット!」

 

紫色の雷の弾が地球鬼に直撃した。振り向くと、そこにはラプラスと他の仲間達が立っていた。

ラプラスは指から雷の弾を連射し、地球鬼を牽制する。

その隙に、他の仲間達は倒れるソウゴを起こして引っ張っていく。

 

「無理しちゃダメだよソウきゅん!」

「ここは一旦逃げよう!」

「だが……うっ!」

 

その時、疲れが足にきたのか、ムラサメはその場に倒れてしまった。同時に変身が解けてしまう。

 

「ソウくん!!」

「貴様らァァァ!揃いも揃って髪を染めよってぇ〜〜〜!!」

『地毛だよ!!』

 

地球鬼はラプラス達の髪をみるなり激昂し、棍棒を振りかぶって突進してきた。

ラプラスは雷の弾で牽制するが、地球鬼は止まらない。

 

(くそっ!こうなったら、いちかばちか……!!)

 

牽制しながら、ラプラスは自分の首についている巨大な首輪に手を触れた。ラプラスは本来の力を封じている。首輪を外すことでその力を解放できる……しかし、それは危険な行為だということをラプラス本人も理解していた。

だが、今の状況を打開できるのはこれだけなのも確かだった。

 

(やるしかねぇ!!)

 

首輪を外そうとしたその時、どこからか銃弾が飛び、地球鬼を吹き飛ばした。

 

『!!』

 

銃弾が飛んできた方を見ると、そこには喫茶どんぶらのマスターが立っていた。

その手には鳥を模した赤い銃が握られていた。

 

『マスター!?』

 

ラプラス達は声を上げた。マスターはチラリとラプラス達の方を見ると、視線を地球鬼の方に戻した。

そして、ポケットから絵柄のついたギアを取り出した。さらに銃についているカバーを開け、中にギアをセットした。続けて側面についているレバーを回転させた。

 

「チェンジ全開。」

《45!バーン!!》

 

マスターは一言呟きながら銃のトリガーを引いた。すると、マスターの身体が光りに包まれた。

 

《ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!》

《ゼーンカイザー!!》

 

白いマントに黒いラインが入った白のスーツを着た、青い目の戦士「ゼンカイザーブラック」へとマスターは姿を変えた。

 

『ええええええええええっ!!!?』

 

変身したマスターを見て、ラプラス達は声を上げた。

しかし、マスター…ゼンカイザーは構わず銃を乱射する。すると銃を乱射しながらゼンカイザーはラプラス達に語りかけた。

 

「君達、彼を回復させるんだ。」

「えっ?」

「苦難を乗り越えたヒーローは強くなる……彼を回復させれば、新しい力に目覚めるだろう。」

 

それだけ言い終えると、ゼンカイザーは地球鬼と交戦を始めた。

 

「回復たって……どうすれば……」

「とにかく、美味しいものを食べさせてあげようよ!」

 

当初の予定通り、ソウゴに食事をさせることにしたラプラス達。

 

「まずは、我輩の好きな物!コーラだ!!」

 

取り出したコーラをソウゴの口に押し付け、無理矢理飲ませるラプラス。

 

「うぐぐ……」

「ほーら、イッキイッキ!!」

「うっ、ううっ……ゲホッゲホッ!!」

「うわっ!?」

 

コーラを一気飲みさせられた瞬間、ソウゴは思いっきり咳き込んでしまい吹き出してしまった。

 

「汚いなお前!!」

「風邪で咳き込んでる男にコーラを与えるからだ……!!」

「次は私!唐辛子には身体の冷えを取ってくれるって聞いたから……麻婆豆腐!」

 

次にルイが出してきたのは、アツアツの麻婆豆腐だった。ソウゴはそれをスプーンで掬って口に運んだ……が次の瞬間、

 

「あ“あああああああああ!!」

「ソウくーん!?」

「ごめーん!私用に唐辛子強めにしたの忘れてた!」

 

麻婆豆腐のあまりの辛さにソウゴは口から炎を吐き、バタンと倒れてしまった。

 

「次はこよの番!野菜たっぷりの焼きそば!」

 

こよりが出してきたのは、野菜がたっぷり入ったソース焼きそばだった。肉とたっぷりの野菜が入って栄養バランスがよさそうだ。

 

「あ、これはバランス良さそうでござる!これならソウゴ殿も……」

「最後の仕上げ〜〜〜♪」

 

こよりは楽しげに言うと、どこからかマヨネーズを取り出し、焼きそばの上にかけ始めた。しかし、その量は尋常でなく一本丸々マヨネーズをかけられた。

 

「はい、どーぞ♡」

「食えるか!!」

「え〜っ、美味しいのに〜」

 

ソウゴに拒否され、こよりは少し寂しげにマヨたっぷりの焼きそばを食べた。

 

「うーん……どうすれば……」

「あ、そうだ!これはどうかな……」

 

声を上げたクロヱが取り出したのは、冷凍のタコ焼きだった。

 

「後で夜食に食べようと思ったんだけど、ソウくんに食べてもらお!」

 

クロヱは急いでタコ焼きを温めて、ソウゴに差し出した。

 

「ん……イイ匂いだな……なんだこれは?」

「タコ焼きっていうんだよ。」

 

ソースの香りに惹かれ、ソウゴは一口食べ始めた。

 

「………っ!?こ、これは……!!」

「ソウくん?」

「外はカリカリで中はトロトロ……ソースとマヨネーズのマリアージュ……鰹節と青のりのハーモニー……こんな食べ物がこの世にあったのか……!!う、う、う……!美味いっっっっ!!!」

 

初めて食べたタコ焼きの味……それはソウゴが今まで食べたものの中で衝撃的だった。口の中でカリカリかつトロトロの生地とタコの弾力が踊り、そこにソースとマヨネーズが渾然一体となってまるで1つの芸術作品のように感じられた。

ソウゴはあっという間にタコ焼きを完食してしまった。

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

《ニンジャークソード!》

 

ソウゴが雄叫びを上げると、ニンジャークソードから新しいギアが出現した。

 

「これは……そうか。感謝するぞ、皆!アバターチェンジ!!」

《ドンムラサメ!切り捨てソーリー!》

 

すっかり復活したソウゴはドンムラサメに変身した。その姿にラプラス達はソウゴが復活したことに喜んでいいのか、タコ焼きでパワーアップしたことに驚けばいいのかわからず困惑していた。

 

「復活したようだね……後は任せた。」

 

ソウゴが復活したのを見て、ゼンカイザーは地球鬼を蹴り飛ばしてその場を立ち去った。

そして、ムラサメは剣についている青のギアを取り外し、代わりに新しく出現した紫色のギアをセットした。

 

「アバターチェンジ!ロボタロウ!!」

 

ムラサメは叫ぶと同時にギアを高速回転させてトリガーを引いた。

すると、ムラサメの身体にメカのような鎧が装着され、ムラサメはロボットのような姿「ロボタロウモード」に姿を変えた。

 

「ロ、ロボットになった!?」

「ドンムラサメ……参るっ!!」

 

ムラサメは得意の霞の構えで剣を構え、地球鬼に向かっていった。

 

「懲罰!!」

 

地球鬼は目から光線を放った。しかし、ムラサメは背中のブースターで空中に急浮上して光線を避けた。さらにムラサメはブースターで地球鬼に急接近し、すれ違いざまに剣による一撃を与えた。

 

「ぐぬぅ!?」

「さっきはよくもやってくれたな……倍で返すぞ。」

 

ムラサメの目がギラリと光った。瞬間、ムラサメは閃光となって地球鬼の周囲を飛び回り、何度も剣による一撃を与えていく。

 

「トドメだ!」

四鮫(よんシャーク)流鏑鮫(ヤブサメ)!》

 

ムラサメは剣を握りしめ、ギアを4回転させた。するとニンジャークソードとムラサメが鮫のような紫色のオーラを纏っていく。同時に、周辺が夜中のように真っ暗になっていく。

 

鮫牙大刀(こうがだいとう)……鳴噛(なるかみ)ッ!!!」

 

鮫のオーラとともに突進し、オーラが地球鬼に噛みつくと同時にムラサメが剣で切り刻む。そして最後に剣による一閃で地球鬼を真っ二つに斬り裂いた。

 

「が……あ……!!」

「消え去れ……」

 

ムラサメは元の姿に戻り、剣を背中に収めた。それと同時に背後で爆発が起き、地球鬼は倒された。

 

───────────────────────

 

「いや〜、ソウきゅんが復活してよかったよ〜」

「それにしても、あのマスターは何者なんだ?変身したよな?」

「ソウゴ殿もそうでござるが、マスターもマスターで謎でござる……」

 

ソウゴが復活したことに安心しながら、ラプラス達は帰路についていた。

しかし、その場にソウゴの姿はなかった。

 

「そういえばソウちゃん、どこいったんだろ?」

「先に帰るって言ってたけど……」

 

先に帰ると言ったソウゴに首を傾げ、ラプラス達は戻ってきた。

 

「ただい……ま……」

 

帰ってきたラプラス達は、中の様子を見てぽかんと口を開けた。

そこには、ホワイトボードにたくさんの文字を書くソウゴの姿があった。さらにその後ろのテーブルには大量のタコ焼きが置かれていた。

 

「みんな……帰ってきたか……ネットでタコ焼きの全てを履修した。お前達は知らないだろう……タコ焼きの歴史というものを。」

 

ソウゴは得意気に語ると、ペンでホワイトボードに書かれた文字を差した。

 

「まずタコ焼きは1935年から生まれたとされており、さらに戦後から広く普及され……」

 

タコ焼きについて語り始めるソウゴを見て、ラプラス達は遠い目をしていた。

 

「……もうタコ焼きは食わせないでおくか。」

「そうだね……なんかめんどくさくなっちゃうもんね……」

 

ソウゴにタコ焼きを食べさせたら面倒になる……そう理解したラプラス達は、なるべくタコ焼きを食べさせないようにしようと決めたのだった。

そしてソウゴはタコ焼きを食べて「ノエル」のことはすっかり忘れていたのだった。

 

 

 

 





ソウゴ「じかーいじかい。今日はバイトが休み……同時にラプラス達も出かけてしまった。つまり、俺は1人で休日を過ごさなければならない……休日……休日?趣味のない俺は何をして過ごせばいいんだ?ドン12話『ゆっくりムラサメ』……というお話し。」


────────────────────────

今回登場したドンムラサメのロボタロウはドンロボタロウの赤い部分が紫色になり、バイザーの部分が赤色になった見た目をしています。いわゆるリデコ。

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