街の外れにある小さな山……風真いろははそこにいた。
「はぁぁぁ……はっ!」
藁で作った人形相手に刀を振るい、剣の訓練に明け暮れていた。
「ふぅ……ソウゴ殿は冷たいでござるな……訓練よりバイトを優先するとは……」
訓練よりもバイトの方を優先したソウゴに不服に感じ、いろはは唇を尖らせた。
すると、
「ねぇ、君!」
見知らぬ男が声をかけてきた。その男は学生のようで、緑色の制服を身に纏い、片手に布に包まれた竹刀を手にしていた。
「剣の訓練をしてるの?僕も混ざっていいかな。」
「構わないでござるよ!ささっ、どうぞどうぞ。」
いろはが手を横にやって男を藁人形の方に誘導すると、男は布から竹刀を取り出し、構えた。
(むっ……!?アレは見たことない構えでござる!)
男の剣の構えは独特だった。右手で竹刀を逆手に持ち、左手を獣のように突き出している。
「ハァッ!!」
回転による捻りを加えながら、男は竹刀を振るい、藁人形を真っ二つに斬り裂いた。
「おー……竹刀で人形を切り裂くとは……やるでござるな!しかし、変わった構えでござるな。」
「これ……斬撃無双剣っていって、僕だけの剣術なんだ。」
「斬撃無双剣……!カッコいい名前でござる……!ぜひ、手合わせを所望するでござるよ!」
「ああ、いいよ。」
それから2人は互いに剣を交えた。2人は出会って間もなかったが……稽古するうちに2人はすぐに打ち解けていった。
「まだ名前を聞いてなかったね。」
「拙者は風真いろはでござる!」
「僕はソウジ。立風館ソウジ。」
2人は互いに名を名乗ると、握手を交わした。
「僕、しばらくこの街にいるから……また手合わせしてくれるかな?」
「もちろんでござる!」
2人はお互いに笑い合い、また会うことを約束して、その日は別れたのだった。
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後日……
「いらっしゃいませでござる、ご主人様!」
ここは全国展開している外食チェーンのテスト店舗「冥土庵」。メイド喫茶+蕎麦屋という異色の店舗である。
ソウゴを除くホロックス5名はこの店で働いていた。
運営会社から「業績をV字回復させたい」と、ライブで活躍したホロックス達に一ヶ月店員をして欲しいという依頼があった。
ラプラス達はその依頼を受け、店で働くことにしたのだ。
「そばが美味しくなる魔法をかけますね♪こ〜よ〜こ〜よ〜きゅんっ♡」
「はーいチェキ撮りますよ〜!ぽえぽえきゅん♪」
「ごゆっくりおくつろぎください、ご主人様♪」
「また来てね〜!バイバーイ!」
各々、メイドとして仕事を全うしていた……が、いろはだけいまいちメイドとしてパッとしなかった。
(……やっぱり風真にはメイドは無理なのでござろうか……)
いろはもメイドとして頑張ろうと思ったが、恥ずかしさの方が勝ってしまい、皆のように振る舞うことができなかった。
そんな時、
「いらっしゃいま……あ、ソウくん!グリムくんも!」
「よっ!」
「メイド喫茶はこりごりだったんだがな……様子を身にきたぞ。」
ソウゴとグリムが来店してきた。その時、クロヱは2人の後ろに見覚えのない男がいることに気がついた。
「あれ?その人は?」
「こいつ?こいつも俺が装置を渡した奴の一人で……」
「立風館ソウジです、よろしく。」
グリムはソウジという男をクロヱ達に紹介し、ソウジはペコリと頭を下げた。すると、
「ソウジくん!」
「いろはさん!」
顔見知りだったいろはとソウジは互いに顔を見るなり笑って挨拶をしあった。
『えっ……』
その時、2人のやり取りを見てソウゴとグリム以外の4人は声を上げた。
「……あのいろはが、“殿“じゃなくて“君“付けで呼んだ……?」
「い、いろはちゃん、その……ソウジくんとは知り合いだったの……?」
「この間、山で剣の訓練をしていた時に知り合ったでござる!」
「まさか、いろはさんがここで働いてるとは思わなかったよ。それに、グリムとも知り合いだったとはね。」
話から察するに、いろはとソウジが出会ってから日が浅い……にも関わらず仲が良さそうに話している2人をクロヱ達は訝しげな目で見ていた。
すると、いろははソウジの傍によってきた。
「ソウジくん……後で相談したいことがあるでござるが……いい?」
『!?』
「うん、いいよ?」
気軽に答えたソウジに対し、クロヱ達は目を見開いて驚いていた。特にラプラスは今にも目玉が飛び出しそうなほど目を見開いていた。
その後、休憩時間に入ったいろははソウジとともに店の裏手に回った。
「どうしたの?いろはさん……」
「実は……」
しかし、2人は気づいていなかった。物陰からラプラス達が覗いていたことを……
「ラプラス……本当か?」
「ああ……あれは絶対もう恋人同士になってる!そしてアレはデートの打ち合わせをしている!!」
「なんでわかんの?」
グリムがラプラスに尋ねると、ラプラスはギリッと歯ぎしりを立てた。
「あのいろはが人を“君“付けで呼んでんだぞ!?いつもは〇〇殿とか呼んでんのに……」
「確かにねぇ……まぁ、いろはちゃんカワイイもんね。」
ヒソヒソと話し込んでいると、ソウジはいろはの肩に手を触れた。
「ん?」
じっと覗いていると、いろははソウジの方に顔を上げた。さらにソウジはその顔に手を触れて……
「や……やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
そのままキスにもつれ込むと思ったラプラスは、雄叫びを上げて駆け出した。
それと同時に街の方で爆発が起きた。
「なんだ!?またザイガンの奴か……?」
爆発が起きた方に顔を向けるソウゴ達。すると、同じく爆発を聞いたソウジといろはが皆の元に駆けつけた。
「みんな、今の聞いた!?」
「ああっ、いくか!」
「あ、あのー、今お前いろはと……」
「いこうっ!!」
ラプラスはソウジにいろはにキスをしようとしていたことを問い詰めようとしたが、ソウジはソウゴとグリムとともに走っていってしまった。
ラプラス達も慌ててその後を追った。
「俺様はデーボ・アキダモンネ!!世界が秋である限り俺は無敵だ〜〜〜〜!!」
街にたどり着くと、そこでは巨大な満月の形をした頭に秋を思わせる紅葉や枯葉の意匠を持つ身体をした怪人が暴れていた。
「待て!!」
「あれはデーボモンスター!」
「むぅ〜?なんだお前達は……邪魔をするな!栗爆弾!!」
アキダモンネは両手いっぱいに栗の形をした爆弾を持ち、それを一斉に投げつけた。
《ニンジャークソード!》
その時、ソウゴは飛んできた剣を掴み、投げられた爆弾を斬り裂いた。ソウジも同じく恐竜の頭を模した剣を取り出し、爆弾を斬り裂いた。グリムはというと、両手を高速、連続で突き出し、投げられた爆弾を全て掴み取ってみせた。
「投げ終わった?返してやるよ!」
「なっ、ぎゃあぁぁぁ!!」
グリムは爆弾を投げ返し、その爆弾を喰らったアキダモンネは悲鳴を上げて腰を抜かした。
「よーし、変身だ!」
グリムは叫び、左腕のブレスに水色のギアを装着する。
「迸れ、獣の魂!スピリット・オン!」
そのまま叫び、ギアを高速回転させてシャークレンジャーに変身した。
「アバターチェンジ!」
《ドンムラサメ!切り捨てソーリー!!》
ソウゴも剣をギターのように構えてギアを回転させ、ドンムラサメへと変身した。
ソウジは剣と同じく恐竜の顔がついたような銃を取り出し、さらに乾電池のようなものを取り出した。
「ブレイブ・イン!!」
《ガブリンチョ!ザクトォール!!》
「キョウリュウチェンジ!!」
銃口に電池を装填して銃の撃鉄を起こした。そのままシリンダーを回転させると、銃から陽気なサンバのような音楽が流れ、ソウジはその音楽のリズムに乗って踊り始めた。
「ファイヤー!!」
一回転して銃を上に向けてトリガーを引いた。すると銃口から緑色の恐竜の頭部が出現し、ソウジをガブリと飲み込み、緑色の戦士へと変身させた。
「き、きさま、キョウリュウジャー!?」
「斬撃の勇者!キョウリュウグリーン!!」
獣のようなポーズで名乗りを決めるソウジことキョウリュウグリーン。
「よし、俺も……魂の勇者!スピリットレンジャー!!」
両手に手刀を作り、サメのヒレのように動かしてポーズを決めるシャークレンジャー。
「さ……鮫の勇者!ドンムラサメ!!」
ムラサメも刀を構えて名乗りとポーズを決める……が、
「ええ……お前、“鮫の勇者“って……もうちょい捻れよ。」
「やかましい!恥をしのんで名乗ったのに……」
シャークレンジャーにダメ出しされ、ムラサメはブツブツと文句を言った。2人をよそに、キョウリュウグリーンはアキダモンネに向かって剣を持って突進していった。
「枯葉攻撃!」
アキダモンネは枯葉を散弾銃のように発射してキョウリュウグリーンを攻撃した。
しかし、キョウリュウグリーンは身体を回転させながら枯葉をよけ、左手に持った変身銃「ガブリボルバー」を乱射し、アキダモンネを牽制する。
さらに、そのままシリンダーを自分の右腕に擦り付けた。
「アームドオン!!」
キョウリュウグリーンの右腕に銀色の装甲が装備され、右手に恐竜の絵が描かれたクローが装備された。
「ザクトルスラッシュ!!」
クローについた3つの刃で何度もアキダモンネにダメージを与えていく。
「アキア杵!」
アキダモンネは餅をつく時につかうハンマーのような道具、杵を取り出しキョウリュウグリーンに応戦する。
しかしその時、ムラサメが飛び出し、背後からアキダモンネを斬り裂いた。
「ぬあぁ!?背後から攻撃なんて卑怯だぞ!それでもヒーローか!?」
「知るか。」
ムラサメは霞の構えから連続の突きを繰り出した。その突きは目にも止まらぬ速さで、アキダモンネはなんとか防ぐのが精一杯だった。
「は、速い……!?」
「かつて……新選組の沖田総司という男が、目にも止まらぬ速さの突きを得意としていたらしい……ドラマで見た。見様見真似だが、上手くできたか!」
ムラサメはさらに高速の突きを繰り出してアキダモンネを追い詰めていく。
「こ、こうなったら……オータムゾーン!!」
アキダモンネはどこからか巨大な臼を取り出し、そこに杵を突っ込んで巨大な餅を投げた。
「マズイ!よけろ!」
「なに?」
キョウリュウグリーンは警告したが遅かった。ムラサメは餅でできた牢獄に閉じ込められてしまった。
「なんだここは……?うっ!?」
その瞬間、ムラサメはその場に膝をついてしまった。同時に、何故か憂鬱で切ない気分がムラサメを襲った。
「なんだ……!?急に気分が……切なくて……憂鬱だ……もう嫌だ……」
「フッフッフッフッ……これで一人減ったな!」
「鮫山!何やって……うおっ!?」
シャークレンジャーは加勢しようとしたが、大量の戦闘員に取り囲まれ、加勢に行けなかった。キョウリュウグリーンもアキダモンネに阻まれて助けに行けなかった。
そんな状況ではムラサメはどんどん憂鬱になる一方だった。
「もう、何もかもが嫌になった……バイトも、ホロックスも、記憶も何もかも……そうだ……“あの時“だって……」
その時だった。ムラサメの、ソウゴの脳裏にある光景がよぎった。
「あの時……?」
一人の男が、一人の女に馬乗りになっている光景だった。男は鬼のような形相でその女の顔を、殴っている。何発も、何発も……
(これは……俺、なのか……!?殴られてるのは誰だ……!?)
突如不安に駆られた。その時、殴られている女がふと口走った。
「やめ、て……!お兄ちゃん……!!」
次の瞬間、ムラサメのバイザーが青く染まった。そのままゆらりと立ち上がると剣を居合のように構えた。
「ん?」
「ハァァァァァァァ!!!」
その時、ムラサメは一気に剣を振るった。するとムラサメを取り囲んでいた餅の牢獄が真っ二つに切り裂かれた。
『!?』
「なにっ!?俺の餅の牢獄が……!!」
「ハァ……ハァ……!!」
ムラサメの行動に皆が唖然としていた。ムラサメ自身も息を荒げながら、今の自分の行動に不可解に思っていた。
(なんだったんだ……今のは……!)
(今、一瞬だけ彼の様子が変わった……?)
ムラサメの異変にはキョウリュウグリーンも気づいていた。餅の牢獄を破壊する一瞬、ムラサメが修羅のように見えたのだ。
その時、ムラサメはハッと我に返り、アキダモンネに攻撃を始めた。
「き、貴様どうやって餅の牢獄を……!」
「そんなこと、俺が知るか!!」
ムラサメの攻撃が続く中、キョウリュウグリーンも加わった。
「斬撃無双剣!ハァッ!!」
ムラサメと挟み撃ちにする形で、アキダモンネに一撃を加えた。
「決めるぞ……!」
「ああっ!」
ムラサメは剣の鍔についたギアを高速回転させ、キョウリュウグリーンは剣に電池を装填した。
《ガブリンチョ!バモラ!》
《
「
「獣電ブレイブスラッシュ!!」
剣にそれぞれ紫色と緑色のオーラを纏い、それを半月状の刃として放った。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
二つの半月の刃を喰らったアキダモンネは断末魔とともにその場に倒れた。
「ハァッ……あれ、終わっちゃった?」
雑魚を全て倒し終えたようで、今頃になってシャークレンジャーが2人と合流した。
すると、倒れたはずのアキダモンネは起き上がり、どこからか赤い液体が入ったビンを取り出した。
「こうなったら……巨大化エキス!!」
アキダモンネはその液体をがぶ飲みした。すると、アキダモンネの身体が巨大化し、ビルと同じぐらいまで巨大になった。
「みんな、いくぞ!」
『アバターチェンジ!ロボタロウ!!』
ムラサメの一声とともに、ラプラス達は左腕にブレスを装着しギアを高速回転させ、ロボットモードへと変身した。
「細かい合体シーンは省略だ!」
『完成っ!ドンホロマジン!!』
ロボットモードになったムラサメとホロックスは合体してドンホロマジンとなった。
さらに、シャークレンジャーも……
「ゲキワザ・来々獣!」
「ギャオォォォォォォ!!」
両手から光を放ち、巨大な水色の鮫「ゲキシャーク」を召喚した。
「獣拳武装!!」
シャークレンジャーはゲキシャークに乗り込んだ。すると、ゲキシャークは頭部と尻尾に分解され、頭部はドンホロマジンの胸に合体し、尻尾はさらに二つに分解されて鋭い刃となってドンホロマジンの両腕に合体した。
「完成!ドンホロマジン・シャーク!!」
両腕に鋭い刃を装備したドンホロマジンはそのままズンズンとアキダモンネに向かっていく。
すると、
「月見団子攻撃!!」
アキダモンネは巨大な臼から団子型の弾丸をガトリング砲のように発射した。
ドンホロマジンは両腕の刃と胸についた鮫の頭部から光線を放ち、その弾丸に対抗するが弾数が多すぎて対処しきれなかった。
すると、
「ギャオォォォォォォ!!」
そこに雄叫びとともに緑色で尻尾が鋭く尖ったヴェロキラプトルが現れ、アキダモンネに飛びかかった。
「切り裂け、ザクトル!!」
そのヴェロキラプトル……ザクトルにはキョウリュウグリーンが搭乗していた。ザクトルはその鋭い尻尾でアキダモンネが持つ臼を斬り裂いた。
「お、俺の臼が〜〜!!」
「今だ!」
ザクトルが隙を作ってくれたことに応えて、ドンホロマジンは両腕を回転させ、その場に津波を巻き起こし、アキダモンネを空中に舞い上げた。
そのまま水柱とともにドンホロマジンも舞い上がった。
『ドンホロシャークフィニッシュ!!』
水流の勢いとともに高速でアキダモンネに突進し、すれ違い様に十字に切り裂き、そのまま地面に着地する。
「ここまでか…!そろそろ立冬だもんね~〜〜!!」
必殺の一撃を受けたアキダモンネは奇妙な断末魔を上げて爆発し、今度こそ倒された。
「刮目せよっ!」
『Yes.My Dark!!』
───────────────────────
後日……
「風真、考えたでござる!ランニング出前作戦!風真がこの脚で出前を届けるでござる!」
「えっ……?お前、ソウジとデートのはずじゃ……」
メイド服姿で出前に行こうとするいろはに、ラプラスは声を上げた。すると、いろははキョトンとしながら首を傾げた。
「は?なんでソウジくんが出てくるでござるか?」
「ほら!さっきからアイツのこと“君“付けで呼んでるだろ!」
「ああ、これは……」
同じくキョトンとするソウジはラプラスの疑問に答え始めた。
「実は初めて会った時……」
『“殿“なんてつけなくていいよ。呼び捨てでいいよ。』
『うーん……じゃあ、ソウジくん!』
「……ということになってね。」
「え……じ、じゃあ、この前店の裏で何してたんだ?」
「あれは……」
『どうしたの、いろはさん。』
『このままメイドとしてやっていけるかどうか不安で……』
「仕事のことを相談していたでござる。」
「え……」
ラプラスはまたも声を上げた。同時に、背後からクロヱ達の冷たい視線を感じていた。まるで「恋人同士とか言ってたの誰だっけ」と言いたげな目だった。
「じ…じゃあ、か、顔に触れてたのはなんだ!?」
「あー、あの時……」
『うう〜、目にゴミが入ったでござる……』
『大丈夫?ちょっと見せて……取れたよ!』
『ありがとうでござる!』
「目に入ったゴミを取ってもらってたでござる!」
その返答に、ラプラスはポカンと口を開けた。全てはラプラスの勘違い……
いろはとソウジは互いに首を傾げ、ラプラスの後ろにいるクロヱ達はため息を吐いた。
「あーあ、アホらし……」
「くだらない勘違いだったか……」
皆ため息を吐きながら、クロヱ達ホロックスは仕事に戻り、ソウゴとグリムはそのまま帰ろうとした。しかしその時、ソウジはソウゴに声をかけた。
「鮫山さん!」
「?」
「この前、デーボ・アキダモンネと戦っていた時……一瞬、君の中に……君の剣に、なんというか……闇を感じた。」
「闇……?」
「闇」と言われて、ソウゴは思わず固まった。確かにあの時、自分の中に恐ろしい何かが蠢いたのを感じた。
「僕も剣を使うから分かるんだ……剣の扱い方や太刀筋は、その人が持つ内面が見えてくる……僕がこれ以上君に言えるのは……一人で抱え込まないことかな。」
そう言って、ソウジはその場から立ち去った。
闇……あの時見えた光景と、自分のことを「お兄ちゃん」と呼んだあの女……
(……まさか、俺は……)
グリム「じかーいじかい。久々に俺一人……臨時収入も入ったし、夜の街に繰り出すか!おっ、ルイ姉発見……って、なんかいけすかねぇ男がいやがる!アイツなにもんだ?しかもタバコ吸ってやがるロボまで出てくるし……ヤバい感じしかしねぇ!!ドン18話『こころはタマゴ』というお話し!」