ドン!ホロックスみーてぃんぐ!   作:ぴりもに

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今回、いい意味でも悪い意味でもクソ回かも……



ドン8話「いきなりオープニング」

 

『ポッピングミ!ジューシィ!!』

『変身!!』

 

いよいよ始まった『仮面ライダーガヴ』……初っ端から闇深い部分が見え隠れしているが、これからに期待しよう。

 

「……ということで、我々も新番組を作ろう。」

「いやどういうことだ。」

 

この日、ホロックスの6人は喫茶どんぶらに集まってテレビを見ていた。ちょうど新番組の「仮面ライダーガヴ」が終わったところで、マスターはテレビを消して5人に向けて呟いた。

 

「いわゆる第2シーズンという奴だ。第2シーズンに入って路線変更というのも悪くない。」

「いや……だから路線変更とかシーズンとか……何を言ってるんだ?」

 

マスターの言っていることが何一つ分からないソウゴはただただ困惑していた。しかし……

 

「うーん……でも、この『ドン!ホロックスみーてぃんぐ』まだ8話しか経ってないよ?第2シーズンに入るの早くない?」

「鷹嶺?」

 

鷹嶺がマスターの意見に同調するようなことを言い始めた。さらに続けてこよりも……

 

「後4話くらいいった後でもいいと思うな〜」

「博衣?」

 

さらにはいろはも……

 

「路線変更でござるか……これは重大でござるな!」

「か、風真……?」

 

さらにはラプラスも……

 

「やるか……アイデア会議!」

「ラプラス?」

 

そして、

 

「じゃあみんなで次回作で何をやるか考えよー!」

「沙花叉まで!?」

 

なんとクロヱまで肯定的なことを言い始め、これでソウゴ以外の全員が新番組に賛成となった。

 

「さて……まずはアイデアだ。なんでもいいよ。」

 

マスターはホワイトボードを出してきてそこにマジックで「新番組アイデア」と書いた。

すると真っ先に手を上げたのは、いろはだった。

 

「ゲーム番組をやるでござる!eスポーツが流行ってるし、みんなで最強のプレイヤーを目指すでござる!」

「なるほど、eスポーツね……」

 

出された意見をホワイトボードに書いていくマスター。

同時に、皆頭の中で想像した。ホロックス全員が対戦ゲームに挑む姿を……

 

『ううっ……今日で二徹目だ……』

『耐えるでござる……これも大会に優勝するため……』

『ふわぁ〜〜、1時間経ったよ。交代。』

 

皆、交代でゲーミングPCの前に座ってゲームをプレイし、1時間ごとに交代して睡眠に入る……

……はっきりいって残業するサラリーマンとあまり変わらない。

 

『……却下。』

「え〜〜?」

 

光景を想像し、いろは以外の全員が却下を出した。すると、今度はこよりが手を上げた。

 

「はい!”こよりの実験教室!!”なんてどうかな?教育番組みたいに勉強にもなるよ〜!」

「実験を使った教育番組……」

 

こよりが言った内容を、いろはの時のように頭の中で想像してみた。全員が白衣を着た研究者姿で、実験室で実験をする様子……

 

「は〜い、今日はみんなで爆弾の作り方をお勉強しよ〜う!」

『おーっ!……えっ?』

 

皆が声を上げるのをよそに、こよりは液体が入ったフラスコを取り出した。

 

「このニトログリセリンにこの液体を混ぜれば……」

『ちょっと待てーーーっ!!!』

 

こよりを止めようとしたが遅かった。ニトログリセリンにとある薬品を入れた途端……

 

BOMB!!!

 

液体が爆発し、部屋の中が爆風に包まれた。爆発が起きた結果、全員顔を真っ黒にし、頭がアフロになってしまった……

 

『却下。』

「あれ?」

 

こよりの意見も却下され、ホワイトボードに書かれた案に斜線がつく。

続けてルイが手を上げた。

 

(鷹嶺か……鷹嶺ならマトモな意見を……)

「激辛料理チャレンジ!最近テレビでも『有◯ゼミ』でやってるし!」

(マトモじゃなかった……)

 

ルイの案を聞き、皆再度頭の中でその光景を思い浮かべた。

 

『いただきます!もぐもぐ……あ”ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!舌が痛いぃぃぃぃぃぃ!!!』

『ジョロキア入れすぎ〜〜〜!!』

『う〜ん、美味しい♪』

 

あまりの辛さに皆が悶絶する中で、一人だけ美味しそうに食べるルイ……

その光景が浮かんだ瞬間、ルイ以外の全員がしかめっ面を浮かべた。

 

『却下!』

「えーっ、なんでー!?」

 

続けて手を上げたのは、ラプラス。

 

「我輩の好きなジャンル……というか、これは嫌いな奴少ないだろ!歌って踊るアイドル番組だ!!」

『おおっ!』

 

やっとマトモそうな意見が出て、皆は声を上げた。

そして再度想像した。ホロックス全員がアイドル衣装を着て踊り、歌う姿を……

 

『みんなありがとー!!』

『また応援してねー!!』

 

たくさんの拍手と歓声の中で、ホロックス5人は舞台の袖から消えていった。

 

『みんなよくやったな。』

 

そう言って5人に労いの言葉をかけたのは、マネージャーのソウゴだった。

 

「……って、ちょっと待て!!」

『え?』

「なんで俺だけマネージャーになってるんだ!?」

 

ソウゴは自分だけマネージャーになっていることに疑問を抱いていた。別に歌って踊りたいわけではなかったが、なんとなく納得できなかった。

 

「というか、さっきから聞いていれば……ドンムラサメ()の出番は!?」

 

ソウゴの言う通り、皆が出した案の中にドンムラサメが活躍する場面がなかった。

それに同調するようにマスターも声を上げた。

 

「確かに……この『ドン!ホロックスみーてぃんぐ!』は一応ヒーロー作品だからね。」

「えー、もうよくねぇ?もう真面目なヒーロー物なんか、東映と円谷に任せればいいじゃん。」

「とんでもないことを言うなお前は!!」

 

とんでもないことを言い始めたラプラスに、ソウゴは大声を上げた。

すると、今度はクロヱが手を上げた。

 

「じゃあこれならどうかな?仮面ライダーとコラボする!これならソウくんも活躍できるでしょ!」

 

そのクロヱの案に、皆「なるほど」と頷いた。しかし、当のソウゴは不安げな顔を見せていた。

 

「だ、大丈夫なのかそれは……?」

「だって前作にもドンブラザーズ出てきたし、今回出てきてもおかしくないでしょ?というか、もう呼んじゃったよ?」

「え?」

 

すると次の瞬間、喫茶どんぶらのドアが開いた。そしてそこにいたのは……

 

「こんにちはー!」

 

「仮面ライダーガヴ」の主人公、ショウマだった。

 

『ええええええええっ!!?』

「なんで最新作の仮面ライダーがここにいるんだ!?」

「まぁ、それは置いといて……」

「置くなっ!」

 

物を置くような素振りを見せるショウマに、ソウゴはまた声を上げた。

すると、その時外で爆発音が聞こえてきた。

 

「な、なんだ!?」

 

慌てて外に出てみると、そこにいたのは動物のブロック彫像のような装飾を身にまとった“動物鬼“が街で暴れていた。

 

「鬼っ!」

「よーし、一緒に戦おう!」

「え?あ、ああ……」

 

意気揚々とショウマは腰についている変身ベルトを出し、同時にソウゴのニンジャークソードも飛んできた。

ショウマは顔のようなベルトの上顎を掴んで開き、舌の部分にグミのゴチゾウをセットして閉じた。

同時に、ソウゴもニンジャークソードをギターのように構え、トリガーを引いた。

 

《what's up!?》

《EATグミ!EATグミ!》

 

音声が鳴り響いた後、ショウマはベルトの横についたハンドルを回転させた。すると、ショウマの身体がグミのようなオーラに包まれた。

そしてショウマはベルトの左横についたボタンを押した。

同時にソウゴも剣のギアを高速回転させた。

 

「アバターチェンジ!!」

《ドンムラサメ!切り捨てソーリー!!》

「変身!!」

《ポッピングミ!ジューシィ!》

 

ソウゴはドンムラサメへと、ショウマは仮面ライダーガヴへと姿を変えた。

すると、動物鬼は闘牛のように二人に向かって突進してきた。

 

「ハッ!」

「ヤッ!」

 

ムラサメはニンジャークソードで、ガヴはベルトから飛び出した剣「ガヴガブレイド」で体当たりをよけながら斬りつけた。

 

「大ぶりの剣か……その華奢な身体でよくやるな。」

「うん、ありがとう!」

「いや、褒めてないんだが……」

 

ガヴの天然な部分に戸惑いながらも、ムラサメはギアを2回転させる。

 

二鮫(にシャーク)暴鮫(ハヤサメ)!!》

 

ムラサメは剣の先から光のワイヤーを発射し、動物鬼に巻きつけた。

 

「いけっ!」

 

ムラサメはそのまま動物鬼を空中に放り投げた。

それを見て、ガヴは剣についているピンク色のボタンを押した。すると、剣にカラフルなエフェクトが纏われていき、そのまま剣を振るってカラフルな斬撃を飛ばした。

 

「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!」

「今だ、決めるぞ!」

「うん!!」

 

二人は武器を構えて身構えた。そしてムラサメは剣を逆手に持って、それを動物鬼の胸めがけて投げ、突き刺した。

 

《キッキングミ!》

 

同時に、ガヴはベルトにオレンジ色のゴチゾウを使い、右足に巨大な足のようなアーマーを纏った。

 

《チャージミー!チャージミー!》

 

ベルトのハンドルを回転させ、

 

《キッキングミキーック!!》

 

右足のアーマーにパワーをチャージし、そのまま飛び上がる。

 

「ハァァァァァァァ!!」

 

そして、動物鬼に向かって強力な飛び蹴りを繰り出し、刺さった剣に命中させた。

剣が動物鬼の体を貫き、同時に遠くまで蹴り飛ばし、動物鬼を爆発させた。

 

「やったね、ムラサメ!」

「ああっ!」

 

敵を倒し、二人は向かい合って握手を交わした。そして、この作品を読んでいるであろう“読者達“の方へ顔を向けた。

 

「みんな!これからは俺も一緒にムラサメと戦っていくよ!」

「新番組『ドン!ホロックスみーてぃんぐガヴ!』、次回からスタートだ!」

 

そして、ホロックスの5人も“読者“の方を向き……

 

『次回をお楽しみに〜〜〜!!』

 

ここに、新番組が決定した!

その名は「ドン!ホロックスみーてぃんぐガヴ!」

2024年9月16日、スタート!!

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

「………うん?」

 

ソウゴは目を覚まし、自分の部屋である襖を押し入れを開けてリビングに出た。

 

「あっ、ソウちゃんおはよう!」

「おう、起きたか雑用。」

 

リビングに出ると、そこには朝食を食べているラプラスと5人の姿があった。

 

「ソウくんハムエッグとスクランブルエッグ、どっちがいい?」

「ハムエッグ……おい、仮面ライダーは?」

 

周りを見渡しながら、ソウゴは問いかけた。しかし、5人は首を傾げた。

 

「仮面ライダー?なにそれ?」

「いや、新番組が始まるから仮面ライダーと一緒に盛り上げようって……」

「寝ぼけてるでござるか?」

「脳細胞覗いていい!?」

 

5人の反応を見て、ソウゴは「あれは夢だったのか」と思いながら、朝食を食べ始めた。

しかし同時に、「仮面ライダー」という単語に聞き覚えがあることに気がついた。夢で見たからではなく、昔から知っているような感覚だった。

 

(どこかで聞いたような気がするんだがな……どこで……?)

 

その時、ルイが声を上げた。

 

「実はね、昨日すごく新鮮な魚買ったの!後でお昼に振る舞うよ!」

「本当?!後で捌き方教えて!」

 

楽しそうな声を上げるクロヱ達……そんな彼女達を見て、ソウゴはフッと笑った。

 

(まぁ、別にいいか……)

 

あれはただの夢……そう思いながら、今日も1日を過ごすのだった……

 

 

 

 

 

 

 





ルイ「じかーいじかい。最近近所の魚屋さんの活気がない……なんとかしてやれないかな?えっ?海へ釣りに?それいいかも!行こう、海に!ドン9話『エデンのうみ』というお話し。」


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