異世界に転移したらスキルが「ロボットアニメ」でした ~スパロボ厨が剣と魔法の世界で無双します~ イヤボーンもあるよ!   作:ケ・セラ・セラ

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第十八話 秘境のダンジョン

 そう言うわけで俺は誘われるままホイホイとダンジョンに飛んで行っちゃったのだ。

 前回ラファエルさんの故郷に飛んだ時は一座の馬車とか全部一緒だったが、今回は攻略メンバーとタウさんだけ。おなかの中が軽いといいゾ~コレ。

 

 等と言いつつ、俺はガイガーさんたちを腹の中に収めてミカチューダ研究所まで飛んでいく。

 うわー、本当にでかいな。見渡す限り白い山、山、山だ。

 ヒマラヤを空中撮影した紀行番組みたい。

 

「すごいねー」

「ハヤトくん、方向は大丈夫?」

 

 師匠から例の頭クチュクチュで目標地点の座標を植え込まれたから問題はない。

 問題は・・・ない(汗だく)。

 

「お疲れ・・・あれほんとにきついよね・・・」

 

 クチュクチュ処女を失ったカオルくんの溜息である。

 あれだ、タウさんを狙う暴漢の顔を記録するのに、ついに彼女も師匠の魔手に落ちたのだ。

 

「そう言う言い方やめて!(悲鳴)」

「ハヤト、セクハラよそれ」

 

 まじめな話、背中向けてた俺よりも、正面からぶん投げたカオルくんの方がはっきり顔見てるからね。アーベルさんが似顔絵描いて、アントン一座にも似顔絵が渡っている。

 まあちょっと金かコネか技術があれば、顔くらい変えられる世界ではあるが閑話休題(それはさておき)

 そんなわけで俺達は朝出発して、夕方には無事にミカチューダ研究所改めミカチューダ遺跡についたのだが・・・えぇ・・・

 

「ええええ・・・」

「えぇぇぇぇぇ・・・」

「こりゃまた見事に賑わっているなあ」

 

 アーベルさんが溜息一つ。

 そう、遺跡の周囲には見事に集落ができていた。

 

「光ー! 光売りますよー! 長持ちで火だね要らず、落としても消えない!」

「幸運はいらんかねー。いざというときに身を助けてくれる幸運の魔法だよー!」

「買い忘れた冒険道具、色々揃ってますよー! 松明にランタン、ほくちにロープ、登山釘にハンマー、携帯食、お菓子! ポーションもあるよ!」

「喰らう前の毒効かずの呪文! 半日は毒が効かなくなるよ!」

「ダンジョンの攻略情報! 地図とモンスターの出現傾向だ!」

 

 どこにでも湧くんだなあ、こういう連中!

 商魂たくましいったらありゃしない!

 ともかく聞いて回ったところ、30年ほど前にここから2000kmほど離れたところでテレポートゲートが発見されて、それ以来冒険者で賑わうようになったらしい。なんてこった。

 

「ばあさんが間違うのも珍しいな・・・」

「まあ古地図なんて今の地形と違う事はしょっちゅうだし、地誌や風土誌も記述自体が結構いい加減なことも多いんだよね・・・」

 

 嘆息するのはオブライアンさん。そう言えばこの人、そう言うのを集めるのが趣味だったな・・・。

 

「んで、アストラル・パロットはここの目玉で、誰も彼も血まなこらしいぜ」

 

 だろうねえ・・・ん? ってことは、出たアストラル・パロットを買い取るって手もあるか? 

 

「そりゃいいアイデアだ。見つかるのが年に一回か二回じゃなけりゃあな」

 

 だめか・・・でも在庫は探ってみるべきかな。

 

「そうだな。あちこちの商会の出張所があるから、そこで照会して貰おう」

「どちらにしろ時間はかかる。その間に少しでも潜っておくぞ。今日は身体を休めて明日からだ」

 

 ガイガーさんの言葉に俺達は頷いた。

 

 

 

 そして翌朝。

 やっぱり在庫はなかった。

 アストラル・パロットは桁外れに強力な魔力結晶でもあり、むしろそちらの需要が大きいらしい。魔道具にセットすると出力が爆発的に上昇するのだとか。

 それって過負荷で魔道具の寿命縮めそうな気がするんだけどいいのかなあ。

 まあ俺達には関係のないことではあるが。

 

 ともかくそう言う需要があるので、アストラル・パロットが出たらオークションが開催されて毎回かなりの値が付くらしい。商会の人達もそう言う質問を受けるのはしょっちゅうで、手慣れてる感すらあった。

 やっぱり自分たちで掘り出さないとあかんなこれは・・・。

 

 

 

「用意はいいか」

 

 ガイガーさんの言葉に頷く俺達。

 周囲からは驚愕と畏怖の視線。

 何となれば、カオルくんは今回最初から例の青玉の鎧装備である。

 素人だって、その辺の駆け出し冒険者と見間違えたりはしないだろう。

 

 ちなみにガイガーさんはいつもの服装に鉢金、アーベルさんはいくつかのベルトと投げナイフその他を追加した位。オブライアンさんもそんなもん。タウさんも念のため、革の胴着位はつけて貰っている。

 俺はスレイザックさんに貰った斥候装備。アルテもイレマーレで見つけたかなり上等のフルプレート。牛の角がついてるのがぴったり・・・ぐふぉっ!?

 

「そうゆう目をしたっ!」

 

 だから何も言ってないってば!

 

「「「「「お前(あなた)が悪い」」」」」

 

 タウさんまで!?

 

 

 

 それはともかくダンジョン入場である。

 今回は中でキャンプする為の各種用品や食糧も俺の腹の中に入れてるので、みんな身軽でいい。

 当然タウさんも腹の中だ。

 

「気を付けてね。ハヤトくんひとりの体じゃないんだから」

 

 はーい。

 いやでも、何かその言い方だと俺が妊娠してるように聞こえない・・・?

 

「・・・あっ!? いや、そんな意味じゃ!」

「ああ、なるほど。カオルはハヤトに孕ませて貰うんじゃなくてハヤトを孕ませたいって願望があるんだな」

「だから! 違います!」

「ふーん、カオルって男の子っぽいとは思ってたけど、そういうのあるんだ、へー」

「だからぁ!」

 

 ニヤニヤするアーベルさん。

 顔を真っ赤にして反論するカオルくんだが、珍しくアルテにまでつつかれて悶絶している。

 諦めろ、この人に美味しいエサを提供してしまった君が悪い。ラファエルさんとシルヴィアさんがいないだけまだマシだ。

 注意一秒怪我一生。失言は後々まで尾を引くんやで・・・。

 

「まあハヤトくんはいつも失言でいじられてるもんね」

 

 うるせーよそこの半魚人。




全然秘境じゃない?
人里離れたところにあるから秘境です。

>俺は誘われるままホイホイとダンジョンに飛んで行っちゃったのだ。
一世を風靡した?くそみそテクニックより「イイ男に弱い僕は誘われるままホイホイとトイレについて行っちゃったのだ」。

>いいゾ~コレ
現在ホモネタ枠を見事に継承した淫夢語録。
いやな継承だなあ!w
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