2話
「女子からの告白がそんなに嫌だったのか」
「だって同じ性別だよ!ペタペタして来るから凄く怖かった」
「お兄ちゃんは同性でも付き合うとかは有りだと思うんだけどなぁ・・・」
「それをいじめと捉えるのも・・・まぁあの状況ならあっちの頭がおかしいけど」
「じゃあお兄ちゃんも同じクラスの男子に「君を独り占めにしたい」とか言われてみなよ」
「俺から声かけて行くけどね」
「もうこの話題やめようよ」
「そうだな、すまない。」
「それよりパンツ脱げよ!あ、なんでも無い!」
思ったことを言ってしまう癖が治らない。高校生になるまでには治す。予定。
妹は水玉ストライプに手を掛けた。
多分その手を降ろすのだろう。
するとどうなる。俺は幸せになれる。俺の中の悪魔が囁き始めた。
「こんなチャンスもう無いぜ!どうする、今日は遊んでいようぜ!」
天使も囁き始める。
「prprしちゃおうぜ!」
こいつら駄目だ。
自分の理性に身を委ねよう・・。
ブゥゥゥンビンビン
脳から勃起神経へ緊急伝令。自律神
経の副交感神経から海綿体へ通達。
海綿体よりcGMPへ
海綿体「勃起門を開くのだぁ!」
もはや俺を止めることは誰にも出来無い!
一瞬で妹まで近づき、しゃがみ込みながら下がりきったズボンに手を伸ばす。
「きゃ!」
妹は可愛らしい声で何かを訴えている。しかし俺の手が止まることは無い。
「何すーるの!やーめーてー」
一瞬でレアアイテム「妹の水玉ストライプ」を目に焼き付けその画像を複製させ脳内最重要フォルダに保存し瞼の裏の待ち受けに設定!そしてズボンを履かせながらしょぼい腕時計の時刻を確認する。
5時12分
起こすの早過ぎだろ、妹よ。
一先ず
任務完了・・・!
「ふぅ、俺がズボンを履かせる立場になるとはな」
「お兄ちゃん・・・」
「脱がす立場しか想像したことなかったよ」
「・・・大事に思ってくれてるんだね・・私の事」
「でもレアアイテムとか気持ち悪いよ、待ち受けに設定!のところまで声に出てたし・・・・」
妹は顔を真っ赤にしており、小声で何か言ったみたいだけどそれを聞き取ることは出来なかった。
それにしても俺の理性はいい仕事をした。俺の株が急上昇だろう!はっはっは〜
「それにしても」
「どうしたの?」
「朝から疲れたねぇ、妹よ」
「ほんとさ!お兄ちゃんの所為だからね!」
「俺被害者なんだけど!?」
「うるさいうるさい!お詫びに朝ごはん作れ!」
「それはいつものことだけどさ、まだ時間早過ぎだしょ」
「え?どうして時間がわかるの」
「さっきその腕時計で確認させてもらったんだぜ、お兄様の勝ちだな!」
「あちゃーやられたなぁ」
「幾ら何でも早過ぎだからまた寝てくるね」
一日に二回も妹に起こして貰えるなんて俺はなんて幸せ者だろうか。
さぁ早く寝たふりしに行こう!
階段の一段目を上がろうとした矢先
「待って!」
「どうした、妹よ」
「まだ気付かないの?」
「あれ、思い当たる節が無いな」
「私の誕生日憶えてないの?」
「・・・・?」
「5月12日だよ、あほお兄」
「・・・・!・・・・まさか!」
「この腕時計は私の誕生日に合わせたんだ☆」
「なにそれイミワカンナイ!」
唯一の頼みであった「妹のしょぼい腕時計」が狂っていたというイレギュラーによって俺の頭も狂ってしまいそうだ。
時間がわからない恐怖。
どうしよどうしよ博多のしお
つづく