妹とお兄ちゃん   作:あーえんず

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第3話

3話

 

 

 

 

リリリリリリ

ばしっ

しーーん

 

7時30分

 

う〜ん

 

今日もよく寝むれなかった。

ここに引っ越してから体の調子が悪くは無いけど良くは無い感じがする。前の家の方が落ち着くなぁ。

 

でも今日は待ちに待った「決戦」の日だ、気合入れて行かなきゃだめだめ!。

 

この日のために色々な事をして来た。

お兄ちゃんも私も学校にほとんど行ってなかったから曜日や日付の感覚がほぼ無くって、私が「今日は月曜日だね、今週も頑張ろう!」って言うとお兄ちゃんと私の中では月曜日になる。日付も同様。つまり私がカレンダーなのだ!

しばらく前から少しづつ日付を調整し続けた結果で本当の今日は3月1日だけどお兄ちゃんと私の中では「4月1日で新しい学校の始業式」と言うことになっているのだ!

 

お兄ちゃんの部屋を掃除してる時にえっちな本を見つけた時からだ。

あの金庫、鍵だらけだったから怖かったなぁ。

 

えっちが頭から離れなくって自分だと上手く出来ないからお兄ちゃんに教えて貰おうとして遠回しにじゃがりこ作戦をしてみたけど上手く誤魔化されて分からずじまい。

悩んだ挙句、導いた必殺技は、「ツンデレ」。「優しいヒップドロップ」。たまにデレると男性はキュンとくるらしい。本で読んだ。それらを今日やってみて何としても教えて貰おう。

 

これが「決戦」の内容である。

 

そしてもう一つ必殺技がある。

 

家の中の時計を全部狂わせちゃうのだ!

これで日付感覚は勿論、時間の感覚まで失わせて、学校に行く気満々だろうし突然私が脱ぎ出したりしたら・・・・

かなり焦りそうだなぁ。

精神状態を追い込み正しい判断を出来ない様にしてある。

 

流石に可哀想だからサプライズで時計の時刻はお兄ちゃんの誕生日にセットしてある。多分私の腕時計は通常運転だと思うはずだから・・・これは私の誕生日しよう!

 

私ってば天才ね!

アインシュタインの「あれ」は理解に苦しむけど。

 

よし、起こしに行こうかな。

階段をわざと音を立てて駆け上がって行く、これで起きた事は無いけど。

 

どんどんどんどん

ガチャ

 

「お兄ちゃん!、 朝だよぅ、起きて起きて!」

 

「うぅ・・・」

 

「あぁー!、また二度寝する気だなぁ、今日こそは起こしてやる!」

 

「・・・まだ間に合」

思いっきり布団を引き剥がす。

この時に縮まるお兄ちゃんが凄く可愛い!、毎日見てるけど飽きないしこの瞬間が楽しみでお兄ちゃんより早く起きるようになった。

だけど今日は違う!私のグレードアップした必殺技をくらえ!

すかさずヒップドロップをくらわした。問題なのは身体のダメージでは無く精神状態を乱すことにある。

 

「こらぁ、起きろ起きろぉ!」

 

横腹に座った。尾骨で肋骨をゴリゴリしようと思ったけど前に痛いって言われたから今日はやめよう。

 

「まーたニヤニヤし始めたよ、妹に椅子にされて喜んでるよ変態め!」

 

毎日の事だけど既にお兄ちゃんが目を覚ましていることは分かってる。でもお互いこれが習慣になっていて、悪い気はしないからいいんだけどね。

 

「っていうか、起きてるよね!?

早く準備しなよ、この!この!」

 

背中を踵でげしげし蹴ってみた。何かいいかも、明日からやろうかな。

いや、そんな事はまた後で考えよう。もうそろそろ仕掛けないと!

 

 

 

「8時10分だよ!」

 

 

 

 

 

つづく

 

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