カードゲームの悪の組織で幹部をやってます。闇のカード(禁止カード)が強いです   作:カードショップの闇結さん

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カード能力の調整のお知らせ

 このたび、ケルベロスくんはナーフすることになりました。黒の入らないコントロールに採用し、ジェムとして墓地に送り、ファイトが長引き墓地に二十枚貯まったとき、墓地から現れエクストラウィンをもぎ取るケルベロスくんの挙動は想定外でした。
 ケルベロスくんの踏み倒し条件を、墓地に二十枚から、墓地に黒のカードが二十枚に変更いたします。今後ともよろしくお願いします。




最強の戦い

 

 呼び出されて、命令を受けていた。不本意ではあるが、その命令には従わざるを得なかった。

 

 そうして、監獄の守りを任せられ、戦った女は惰弱という他なかった。なぜ、自分がわざと負けるためのカードを入れている? そのせいでデッキの回りが悪くなるとは考えないのか?

 

 まったく、度し難いことだった。

 

「さ、始めようか……」

 

「ふん……どうせそなたも……」

 

 あの女の仲間ならば、期待できるはずもない。だが、決闘を挑まれるならば、受けるのが道理。

 この札戦に生き、殉じた誇りがあった。

 

「さて、まずボクのターンからだね……。これは運がいい」

 

「ふん……」

 

 先攻が運が良いとは、こいつ、なにも分かってはおるまい。後攻には、手札の数で先攻に勝るというメリットがある。

 互いに1:1交換を繰り返すならば、相手をすり潰すことも可能。

 

「ジェムに、土地を置く。ターンエンド」

 

「妾の番。『一尾の妖狐』を召喚。『場』にある『白面金毛九尾』の効果。『狐』とあるカードを召喚した時、それが一度目、四度目、七度目なら、このカードの上にあるカードを一枚手札に加える」

 

「さっきから気になってだんだけど、それ、なに?」

 

 場にある狐の像を指さされる。

 

「この札は、束には入れず、最初から場に出しておく札である。さらに上に載せる札が九枚。計十枚が札の束からなくなるのは危うくはあるが、『狐』とある獣が場に出るたびに上の札がなくなり、全てなくなれば最強の九尾が爆誕するというわけである」

 

「爆誕しちゃうのか。なるほどね……特殊タイプか」

 

 知ったような口を聞くこいつであった。だが、妾もこのような特殊な札は、世界を渡り歩いたが、自身が使っていたものしか知らぬ。

 そして、この札を使いこなせるのも妾しかおらぬという自負がある。

 

「さ、ボクのターン。二コスト、『始まりの妖精リリー』」

 

 ずいぶん可愛げな妖精だった。おおかた、序盤の場を整える役割なのであろう。

 

「さらに自己誘発、『妖精術・赤』! 妖精とあるカードを場に出したとき、妖精術はコストを支払わずに使用できる。妖精術と名前にあるカードは、ターン一度しか発動できないけどね」

 

「……と」

 

 呪言を相手が唱えたため、手札にあった誘発の呪言を唱えようとしたが、誘発に誘発は連鎖しない。危うく、恥をかくところだった。

 

「山札の上から一枚をジェムとして場に出す。さらに『始まりの妖精リリー』の能力発動。ジェムを一枚墓地に置き、山札から一枚を土地へと置く。その後、このカードを破壊する」

 

「要石とその妖精を犠牲にして、土地一枚かえ? 二枚払って、一枚……割に合わぬのではないか?」

 

「いいや、おまけがくるさ」

 

 なにか、企んでいる顔だった。

 ただ、あちらが何をしようとも、こちらがやるべきことは変わらない。

 

「『二尾の妖狐』を召喚。『場』にある『白面金毛九尾』の効果。『狐』とあるカードを召喚した時、それが二度目、五度目、八度目なら、このカードの上にあるカードを一枚要石としておく」

 

「ジェム……じゃあ、次は土地か」

 

「あたりであるぞ? 『二尾の妖狐』の能力。要石を墓地へと送ることで、この狐を破壊し、山札の中から『三尾の狐クロコ』を召喚。さらに、『白面金毛九尾』から、札を一枚、土地へと置く」

 

「へぇ」

 

 もうすでに三つの尾が開放されている。

 

「まだまだここから。『三尾の狐クロコ』の能力発動。要石を外すことで、手札から、『四尾の狐ビャッコ』を召喚。ただ、この召喚で場に出た『ビャッコ』は、この番では能力は使えん」

 

「なるほど、そこで打ち止めなんだね……」

 

「『白面金毛九尾』から、手札に一枚加えて番を終える」

 

 場にある狐の像を見る。もう、尾は四本だった。

 ここから、加速度的に尾の開放は早くなる。四ターン目には確実であろう。

 

「さてね……」

 

「ふふふ、恐ろしいかえ? この尾が九つとなったとき、貴様は圧倒的暴力で殺されるのであるぞ?」

 

「うまくいけば次のターンかな? でも、ちょっと遅かったかな」

 

「は?」

 

「だって、君にはこのターンしか残されていない」

 

「ほざけ……ガキが……っ!!」

 

 まだ、やつに番が来るのは三回目。場にはなにもいない。こちらの命の数も減ってはいない。

 ここから、どうやって勝つという。

 

「さぁ、ボクのターンだ。『終わりの妖精イトギス』召喚。自己誘発、『妖精術・緑』! 一枚土地を置く」

 

「またそれか……確かに強力であるが……」

 

「三コスト。進化、『緑の妖精王マナリカ』、召喚」

 

「ずいぶんと、めんこいやつのようであるが? それが妾を殺す札かえ?」

 

 札から現れる獣やアヤカシは、巨大で、荘厳であるほどに強力な効果がある。

 この手に乗るほどに小さき妖精に、そんな力があるとは思えなかった。

 

「『緑の妖精王マナリカ』の能力発動。ジェムを土地へと外す。土地、墓地にある妖精と名前のつくカードを全て手札へ、その後、手札に戻した数になるまで好きなだけ、山札から、土地エリアにカードを置いてもよい」

 

「な、なんぞ、それは……?」

 

 土地は当然のように六つ全て妖精。墓地には、さっき自爆して土地を増やした妖精に、焼かれた要石一つ、二枚の妖精術。

 十枚に手札が増え、土地がさらに十枚になる。

 

 ま……まだ、三回目の番ぞよ?

 

 だが、今は攻撃をする時間である。この土地が使えるのは次の番。自身の次の番で、なんとかするほかあるまいか。

 そう、この土地が使えるのは次の番――、

 

「その後、こうして土地エリアに置いたマナを使用して、妖精と名前のつくカードをプレイしてもよい」

 

「よいわけがあるか……!?」

 

 札を手札から使える時間は過ぎているはずだった。

 規則さえ歪めるその緑の妖精の力……。ありえぬ。

 

「さあ、進化! 『青の妖精王ハンドラ』、『赤の妖精王ジェムニ』」

 

 三色のめんこい奴らが並び立つ。

 もう、見た目で侮ったりはせぬ。いくらでも、くるがいい。

 

「『青の妖精王ハンドラ』。ジェムを手札へ! 自分の手札を公開する。その中の妖精とつくカードを好きなだけ墓地へと捨ててもよい。その数だけ、このターン、相手の唱えたスペルは効果を失う。その後、墓地へと捨てた妖精の数になるまで好きなだけ手札を引く」

 

 手札が七枚全部捨てられて、七枚にまた戻った。

 

「……? ……?」

 

 手札を捨てて、その数だけ呪言を無効化する。これは、まぁ、わかる。わかりたくないが、わかりはする。

 なんで、また引いたの……?

 

「『赤の妖精王ジェムニ』。ジェムを外す! 墓地と、手札、ジェムを公開し、そこにある妖精を、好きなだけ山札の一番下に戻す。その後、戻した数と同じ数になるまで好きなだけ、山札の上から、好きなモンスターにジェムをセットする」

 

「……? 十点……? え? 妾、死ぬ? え? く……ただ、攻撃できなければ……」

 

 そう、攻撃をする時間に能力を使用したならば、攻撃を行うことができない。

 要石がいくら積み上がろうと、意味などはない!

 

「さらに、こうしてジェムを置いたモンスターは、アタックできない状態を全て無視して、このアタックフェイズに一度、アタックできる」

 

「なん……じゃと……!?」

 

 手札の呪言は……そういえば、青いやつのせいで使えぬ。

 防ぐ手立てがない。これは、死んだのだろう。

 

「『赤の妖精王ジェムニ』でアタック!!」

 

「最後に言い残したいことがあるのであるが……」

 

「なんだい? 言ってごらん?」

 

 すでに死んだ身、感傷はない。ただ、一つだけこいつに言っておきたかった。

 

「お前様との札戦、楽しくなかった……」

 

「ボクは楽しかったよ。ありがとう」

 

「壁とやってろ……」

 

 

 

 ***

 

 

「な、なんじゃ!? あの女、砂になって消えたのじゃ!」

 

「えっ、ほんと? え!? 目隠し取って?」

 

「ふんぬ! ダメじゃ、取れぬ……」

 

 必死に目隠しを取ろうとするが、なぜか取れない。すごく強力にくっついているようだった。

 

「ん? カードがあるね。あの人のデッキか。戦利品に持っていこう」

 

「お主、カードはわかるのじゃな」

 

「そりゃ、カードは導いてくれるからね」

 

 目隠ししていても、的確にカードを選んでプレイする。カードに愛されているか、なんというか……。

 

「そうじゃ! 天音じゃ! 天音のやつ、陽動で大立ち回りを!! ここから抜ければ、我らの構成員が、車を出してくれるのじゃ。我はもう走れぬ。我を置いて先に行け!!」

 

「あぁ、天音なら、きっと大丈夫だよ」

 

「お主……」

 

「なんと言ったって、ボクに一度勝った女だからね」

 

 

 ***

 

 

「『ケルベロス』の能力発動!!」

 

「『抑制の翼』!!」

 

 すでに、手札には、ジェムを削れる誘発札が後、一枚。かなりのピンチだった。

 

 だから、スペルを回収するモンスター『青海竜リスペル』が欲しかった。長期戦用に一枚採用。だが、あいつは調子の良かった序盤の動きを優先したために、ジェムになって山札の下に行った。まだ引けない。

 

 あとは、『ラキエル』を出しなおしたおかげで、一度は『抑制の翼』の回収に成功している。

 コストが八の『浄界の輪』や、『反転の矢』の手撃ちは厳しかったが、なんとか通すことができた。

 

 相手の山札は残り、五枚。

 可能性があるとしたら、デッキ破壊のスペルか。それを引くしかない。

 

「く……」

 

 厳しい。二枚採用している『絶望の未来図』は、すでに土地に一枚ある。

 いや、だが、そろそろデッキを一周するはずだ。このタイミングで引けなければ、いつ引ける。

 

「芳しくないようですね?」

 

「『ラキエル』の能力を使ってターンエンド」

 

「私のターン。『地獄の覇王ブラッディ・ケルベロス』を召喚。能力発動」

 

「『抑制の翼』!!」

 

「ターンエンド」

 

 これで、最後の一枚だった。あとは、デッキ破壊を引くしかない。

 そうだ。『絶望の未来図』を引くしかない……。

 

 頼む……。

 …………。

 

「なぁ、質問がある」

 

「なんですか?」

 

「『ブラッディ・ケルベロス』の特殊勝利は死ぬやつか?」

 

 特殊勝利には、相手をぶち殺して勝利するタイプと、普通にゲームに勝つだけのタイプがある。

 

「死にませんね」

 

「そうか、ターンエンド」

 

 死ななきゃ、まぁ、なんとかなるだろう。捕まっても、王みたいに、最悪ボスは助けに来てくれるだろうし。

 あいつはそういう義理堅い人間だ。

 

「すみません、嘘をつきました」

 

「は?」

 

「『ブラッディ・ケルベロス』の特殊勝利で、相手は死にます」

 

「そうか……」

 

 騙されてしまった。

 まぁ、こういうこともあるか、仕方がない。真のファイトなんてやっていれば、いつかは負けて死ぬんだ。

 

「なので、私はターンエンドします」

 

「は……?」

 

 このまま、特殊勝利をすれば俺が死んで終わったはずだ。でも、なぜだ。なぜ、情けをかけるような真似をする。

 

「私の負けですよ」

 

「いや、もう、『抑制の翼』もない……特殊勝利は防げない」

 

「『墓守の龍ブューリー』」

 

「……っ!?」

 

 黒のマスターは、俺が手札に持っていたカードを言い当てる。

 

「そのカードは、互いの墓地のカードをデッキに戻して、シャッフルをする効果を持っています」

 

「…………」

 

 いわゆる墓地を増やすデッキへのメタカードだ。

 もちろん俺は、黒のマスターと戦うつもりだった。黒は、増やした墓地を使うことに長けた色で、これのカードを入れない理由はなかった。

 

「それをされると、私は土地も、ジェムも、手札もない。墓地もない。だから、無抵抗に殴りきられて負けますね……」

 

「…………」

 

「ただ、あなたはそれをしなかった。それをしてしまうと、あなたが土地や手札を多く抱えている都合上、デッキアウトで勝つ線がほぼなくなってしまうからです。私を殺したくはなかったのでしょう?」

 

「…………」

 

 見透かされていた。いま、土地は十一枚に、手札は七枚。墓地を戻してもデッキは約半分。

 相手は、ほとんど四十枚に戻るため、そこからのライブラリーアウトは、デッキ破壊のカードを使っても難しかった。

 

 ただ、特殊勝利で死ぬのなら、このカードを使わざるをえなかった。嘘つかれたけど……。

 

「私の負けです。あ、ターンエンドはちょっと待ってください。覚悟を決めますから……」

 

「覚悟って、なんの覚悟だ?」

 

「いえ、負けると一時的に加護が失われますから。その……寿命で死ななかった二百年の払い戻しが……もしかしたら」

 

「死ぬのか?」

 

「どうでしょう? 死ぬかもしれないし、死なないかもしれません」

 

 微笑んで、彼女は言った。

 

「そうか」

 

「それと……。このファイトを見ていた皆さん! この男に挑むのは、貴方達には無謀です! 大人しく帰る姿を見守っていてください!!」

 

「…………」

 

 これから戦わなくても済むのは、かなり助かる話だった。

 

 そして彼女は、俺だけに聞こえるように小声で言う。

 

「あなたの苦境は、わかってはいました。ただ、私には手を貸す力がなかった。先程のことはお詫びします。あなたがこうなってしまったのも、きっと私たちが……申し訳ございません」

 

「なんの話だ?」

 

「そういうことにしておきましょうか」

 

 今更、謝ったところでだ。

 

「あぁ……。だったら……リリカに、親を返せよ……」

 

「……っ! ……っ!?」

 

 解放軍――それは一人の少女の切実な嘆きから生まれた悪の組織だ。

 

「ターンエンドだ」

 

 ファイトが終わる。

 同時に、黒のマスターは崩れ落ちた。

 

 

 

 ***

 

 

 

「なんぞ? お主死んだのかえ?」

 

「ここは……アビスゲートの中ですか……。初めて見ますね」

 

「ようこそ、死後の世界へ」

 

「臨死体験です。気合いで戻りますよ」

 

「えぇ……っ?」

 

 そうして、二人の女性は向き合って座る。

 

「大国を渡り、傾国と謳われた美しいプレイの腕をもつ、九尾使いのあなたでも……あれは無理でしたか」

 

「三回目の番で死ぬとか無理無理」

 

「あなたも、最速、三キルでしょう。だから、送り込んだわけですし……」

 

「もとからアレと戦わせるつもりだったのかえ? 妾のことをなんだと……」

 

 呆れを含んだ目で、黒のマスターを見つめる。

 

「それにしても、『白面金毛九尾』が失われてしまったのは、痛いですね」

 

「闇の札を媒介に、死者を甦らせる外法。名を変え、姿を変えてもお主らは変わらぬのぅ。ここに囚われた死者に安寧もないというに」

 

「私だって、死んだらここにくるのは覚悟の上ですよ?」

 

「お主らで勝手にやってろ……」

 

「やはり、力は必要。いつ、どんな強力なカードが現れて、世界を滅ぼそうとするかわかりませんから」

 

 相も変わらず話の通じない奴らだと、九尾の女は思った。こいつらに切り札を奪われたのが、運の尽きか。

 

「そろそろ甦生するみたいです。では、また」

 

「妾はもう会いたくはないぞ」

 

 そして、ゲートの外へと消えていく女を見送る。

 

 

 

 ***

 

 

 

 アレから何事もなく、俺は無事に帰った。

 

「うぇーい。ひゅーひゅー」

 

 王奪還大作戦。成功を祝うために集まっていた。

 

「いやー、それにしても迷惑かけたね」

 

「お前、その目隠しなんなの? 新しいキャラ付け? 漫画のキャラに憧れたとか? 似合ってないよ?」

 

「なんか取れなくってね」

 

 王は、目隠しを取ろうとするが、三色の妖精が、遠隔で謎の力を使って、こそこそと目隠しを取らせまいと引っ張っていた。なにやってんだか。というか、王も気づけよ。

 

 私が遊んでいる妖精を払いのけると、すっと、王のつけていた目隠しが取れる。

 

「あれ……?」

 

 そうしたら、私は三色の妖精にペシペシと叩かれる。けっこう痛い。

 

「宴じゃー、飲め飲めー!」

 

「まだ、お酒飲める年齢じゃないんで」

 

「同い年じゃろうが! サバ読んでもわかるぞ!」

 

 オレンジジュースをちびちびと飲む。

 王は全国ニュースで報道されていたから、普通の店は使えなかった。私が働いている系列のカードショップの飲食ができるコーナーを貸し切ってだった。

 そういえば、まだ王脱獄は、報道されていないみたいだった。

 

「そうだ、天音。なんか、ファイトで倒したら、死体が砂になって消えた女がいたんだ。不思議だよね」

 

「なにそれ、怖い」

 

 この世界はカードの世界だ。不思議なことがあってもありえないと否定ができない。

 

「あ、そうだ。監獄を彷徨ってる時、これを見つけてね」

 

「なにそれ……?」

 

「闇のカードの封印の地。アビスの場所さ」

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