どーも、fateのスタッフが過労で倒れないか心配してるにくろん。です
OPかっこえぇ…
感想くれた方、お気に入りしてくれた方、ありがとうございます!
閲覧も伸びて、嬉しさパネェっす
では、第3話どーぞ!
「お、御言葉ですが皆さ――――
ほのぼのとした空気の"ノーネーム"を見て、理解できないモノを見るようにガルドは立ち上がり、春虎たちに向かって叫ぼうとした。
が、それを止めたのは1つの"命令"だった。
「黙りなさい」
ガチン!と不自然な形で飛鳥の言葉に従うように勢いよく口を閉ざしたガルド。
本人は混乱したように口を開閉させようとするが、全く声がでない。
「………!?……………!?」
「貴方には聞きたいことがまだまだあるの。手荒だけどごめんなさいね。貴方はそこに座って、私の質問に答え続けなさい」
飛鳥の言葉通り椅子にヒビが入るほどの勢いで座り込むガルド。彼は完全にパニックに陥っていた。
騒ぎを聞き付けた猫耳の店員をも巻き込み、飛鳥の力が宿った言葉によりガルドは"答え"を紡いでいく。
「コミュニティを掛けた大試合なんて、今の話を聞く限り滅多に起きないわ。どうやって強制的にコミュニティを掛け合うような大勝負を仕掛け続けることができたのか、教えてくださる?」
必死の抵抗虚しくも、ガルドの口は勝手に開く。
「ほ、方法は様々だ。一番簡単なのは女子供を人質にとり、ゲームに乗らざるを得ない状況に圧迫していった」
「そんな方法で従えたコミュニティが、なぜ貴方の下で従順に働いてくれるのかしら?」
「各コミュニティから数人ずつ子供を人質に取ってある」
「……そう、ますます外道ね。それで、その子達はどこに幽閉してあるの?」
「もう殺した」
第3話 千眼の白夜王~和装ロリ登場だそうですよ!?
空気が凍った、とはこの事だろう。
ジンも、猫耳店員も、耀も、春虎も、質問をした飛鳥でさえも一瞬耳を疑い、思考が停止したのだ。
ただ一人、"質問に答え続けろ"と命令されたままに凍てついた空気のなか、言葉を紡ぎ続ける。
「初めてガキを連れてきた日、泣き声が頭に来て思わず殺った。それ以降は自重しようとしたが、父が恋しい母が愛しいコミュニティに帰りたいと泣くのでやっぱりイライラして殺した。それ以降ガキどもは連れてきた日にまとめて処分することにした。けど、証拠が出たら組織に亀裂が入る。だから、始末したガキは腹心の部下に食
「黙れ」
先程の言葉より怒気を孕んだ言葉により再びガルドの口が閉ざされる。
「素晴らしいわ。こんな外道、そうそう出会えなくてよ。さすがは箱庭…といったところかしら?ジンくん?
飛鳥の冷ややかな視線に慌てて否定する。
「彼のような悪党は箱庭でもそうそういません」
「そう、それはそれで残念。―――ところで、この外道は裁くことができるのかしら?」
「厳しいです。出来なくはありませんが、裁きが下る前に箱庭から逃げ出されればそれまでですから」
たしかに、かガルドがいなくなれば烏合の衆であるフォレス・ガロは解散するだろう。だが、そんなことでこの外道が許されるわけではない。
「そう。なら仕方がないわ」
苛立たしげに指を鳴らす飛鳥。その合図で、ガルドに下っていた命令が解除される。
と同時に、怒り狂ったガルドはテーブルを勢いよく砕きながら、雄叫びと共に体を変化させた。
「こ………この小娘がァァァアアア!!!」
タキシードが膨張する体に弾けとび、体毛は黒と黄色のストライプとなる。ワータイガーと呼ばれる混在種のギフトだ。
「テメェ、俺に喧嘩売るとはどういうことかわかってんだろォなァ!箱庭第六六六外門を守る魔王が俺の後見人だぞ!!」
「黙りなさい。話はまだ終わっていないわ」
再三勢いよく黙るガルド。しかし今の怒りはその程度で止まらない。ガルドは剛腕を振り上げ、飛鳥を凪ぎ払おうとした――が、
「喧嘩はダメ」
「立場が上のやつに頼るやつがよくバカにできたもんだよな」
耀が腕を捻りあげガルドを抑えつけ、春虎は錫杖を首へと突きつける。
「ギッ……」
少女の細腕に見合わない力や目の前に突き付けられた錫杖に目を剥くガルド。
飛鳥だけが楽しげに笑っていた。
「さて、ガルドさん。貴方に提案があります」
――――――
日が暮れた頃に噴水広場で合流した黒ウサギちとしジンたち。
黒ウサギと十六夜の方は蛇神に十六夜が喧嘩を売ったり、あっさり倒してしまったり、その褒美として水樹の苗を貰ったり、十六夜にコミュニティの現状がばれてしまったり、十六夜がコミュニティに参加することを正式に表明したりと色々あったのだが、黒ウサギはそんな苦労を見せずにウサ耳を逆立てて怒っていた。
「な、何であの短時間に"フォレス・ガロ"のリーダーと接触してしかも喧嘩を売る状況になったのですか!?」「しかもギフトゲームをする!?」「日取りは明日の!?」「敵のテリトリーで戦う!?」「準備してる時間もお金もありません!」「一体どういうつもりがあってのことです!」
「「「「ムシャクシャしてやった。今は反省してます」」」」
「黙らっしゃいお馬鹿様方ぁ!!!」
誰が言い出したのか、ジンまで含め口裏を合わせたかのようにピッタリと言い訳する四人。
それをヤハハと笑ってみている十六夜。
だが、黒ウサギの怒りも一分ある。
なぜなら、"契約書類(ギアスロール)"に書かれていたのは
参加者が勝利した場合、主催者は参加者の言及する罪を全て認め、箱庭の方のもと正しい裁きを受けたあと、コミュニティを解散させる。
これなのである。
フォレス・ガロ、強いてはガルドの悪事は時間をかければ必ずし暴かれる。つまり、これは彼らの自己満足なのだ。
「はぁーーー。仕方がない人たちです。まあいいデス。腹立たしいのは黒ウサギも同じですし。十六夜さんが一人いれば楽勝でしょう」
それは先の蛇神と十六夜のゲームを見てきた黒ウサギの正当な評価のつもりだった。彼は一撃のもとに、神格保持者を屠って見せたのである。
「なに言ってんだよ。俺は参加しねぇぞ?」
「当たり前よ。参加させないわ」
「だ、駄目ですよ!御二人はコミュニティの仲間なんですからちゃんと協力しないと」
「そういうことじゃねぇよ黒ウサギ」
真剣な表情で黒ウサギを制止する十六夜。
「いいか?この喧嘩はコイツらが売った。そしてやつらが買った。なのに俺が手を出すのは無粋だって言ってるんだよ」
「あら、分かっているじゃない」
「………。ああもう、好きにしてください……」
丸一日振り回され続け疲弊しきった黒ウサギはもう言い返す気力も残っていなかった。
どうせ失うものはないゲーム、どうにでもなればいいと呟き、肩を落とすのであった。
ちなみに、そのあと春虎たちにもコミュニティの現状が知られていると知った黒ウサギはよりいっそう沈むのであった。
しばらくし、椅子から腰をあげ、大事そうに横に置いてあった水樹の苗を抱き上げる黒ウサギ。コホン、と咳払いをし、気を取り直して全員に言い切った。
「そろそろ行きましょうか。春虎さんの記憶を戻すギフト探しと、皆さまのギフト鑑定に!」
ジンは残してきたコミュニティのメンバー達が気になるから、と先に帰り、5人は"サウザンドアイズ"を目指す。
きギフト鑑定と受け一様に複雑な表情になるが、反論することはなかった。
道中、桜の木を見たことで彼らが元いた世界の季節がずれていることから元いた世界がパラレルワールド、立体交差平行世界論というものから成り立っていると知った彼らであった。
そうこうしているうちに店に着いた。
そこの旗は青い生地に互いが向かい合う二人の女神像が記されている。それが"サウザンドアイズ"の旗印らしい。
しかし、店の前には看板を下げる割烹着の悪魔――ではなく、割烹着の女性店員がいた。黒ウサギがストップを
「まっ
「待ったなしですお客様。うちは時間外営業はやっていません」
――ストップをかける暇もなく拒まれた。
「なんて商売っ気のない店なのかしら」
「確かにな。5分前とはいえ客を締め出すのか」
「文句があるならどうぞ他所へ。あなた方は今後一切の出入りを禁じます」
「へぇー、ここに記憶喪失を治すギフトがあるのかー」
「だから出禁ですと」
「どうせなら多少面白いやつとかいねぇのかな」
「だから」
「……動物がいれば大歓迎」
「出禁だと」
「黒ウサギ、任せた」
「ふぇっ!?」
そして全部丸投げされる黒ウサギ。
女性店員の視線も黒ウサギへと向く。
「……そうですね。"箱庭の貴族"であるウサギの貴女がお客様御一行の責任者でしょうね。箱庭の貴族様を無下にするのは失礼、中で入店許可を伺いますのでコミュニティの名前をよろしいでしょうか?」
「俺たちは"ノーネーム"ってとこなんだけど」
言い淀む黒ウサギにかわり答える春虎。
「ほほう。ではどこの"ノーネーム"様でしょう?良かったら旗印を確認させてもらっても?」
ここで漸く彼らは気付く。
箱庭で"名"と"旗印"がないコミュニティの扱いとその実態を。名乗るべきモノがない―――それだけで自分達は大手コミュニティからしたら"不審者"であると。それはこの箱庭においてこの上なく不利である、と。
黒ウサギは心底悔しそうな顔をして小声で呟いた。
「その………あの………私たちに、旗はありま」
「いぃぃぃぃいやっっほおおぉぉぉぉ!!!久しぶりだ黒ウサギィィィイ!!」
黒ウサギは店内から爆走してきた着物風の服を着た真っ白な髪の少女に飛び付かれ、少女と共にクルクルクルクルと空中で四回転半を決め、街道の向こうにある浅い水路まで吹き飛んだ。
「きゃあーーーー……!」
遠くなる悲鳴。ボチャン、という音。
問題児たちは目を丸くし、女性店員は頭を抱えていた。
「おい店員。このサービスの別バージョンを是非」
「そんなサービスありません」
「なんなら有料でも」
「やりません」
真剣な表情で十六夜と女性店員は言い合う。
一方、フライングボディーアタックで強襲した白い髪の幼い少女は黒ウサギの豊満な胸に顔を埋めてなすりつけていた。
「し、白夜叉様!?どうして貴女がこんな下層に!?」
「そろそろ黒ウサギが来る予感がしておったからに決まっておるだろに!ふふふ、ふほほふほほ!やっぱりウサギはさわり心地が違うのう!ほれ!ここが良いかここが良いか!」
白夜叉と呼ばれた少女は黒ウサギの体、特に胸を中心にまさぐり始めた。
「あっ、白夜叉さっ…まっ!ちょ、ちょっ…ン…ちょっと離れ…てくだ…さ……」
「ほれほれ、ここかのう?ここが良いのか!?」
「し、白…夜叉様…っ…早く離れて………さっさと離れてくださいこのド変態様ぁぁぁっっつ!」
なんとも言えない空気で一同が見守るなか、黒ウサギの髪が緋色に染まり、白夜叉の顔面をしっかりと掴むとそのまま無理矢理引き剥がし、店に向かって全力で投げつけた。正真正銘、全力だ。
「そげふっっ」
その射線上にいた春虎は巻き添えを食らい吹き飛び、白夜叉はそのまま十六夜が足で受け止めた。
「てい」
「ゴバァ!お、おんし、飛んでした初対面の美少女を足で受け止めるとは何様だ!」「十六夜様だぜ。うちの愛玩動物になんてことしてくれやがる和装ロリ。あれは俺たちのものだ」
「違いますよ!?違いますからね!?仲間ですよね!?」
「ふむ。しかしの、あの黒ウサギは少なからずわしらとも関係があるわけで」
「なに、黒ウサギとそんな関係だと」
「そうじゃ。おんしらとは文字通り一線を画しておる」
「「いい加減にしてください!」」
涙目で胸を抱えていた黒ウサギ 頭を抱えていた女性店員は、それぞれどこかからハリセンと薙刀を出して十六夜と白夜叉に突っ込んだ。
「……大丈夫?春虎」
「お、おう」
その後ろでは春虎が耀に助けられていた。
どうしてこうなった。
気付いたら変なポイントで筆が乗ってしまった結果です。
主人公が空気…
まあ、次辺りからは活躍できるはずです!
活躍するのかなぁ…
サブタイトル回収が終盤で、しかも回収したら終わってしまうのをどうにかしないと(汗)
感想などよろしくお願いします!
真姫ちゃん可愛いよ真姫ちゃん。