俺(僕)たちのブルーアーカイブ   作:Raitoning storm

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エピソード10 無題

 

 

「ヨウ!一緒にクエストに出かけましょう!」

 

「いいよー。先に先生に許可もらってからね。」

 

「はい!」

 

 

 

 

「…てことで出かけてもいいすか?」

 

"うん。気をつけてね"

 

「あ、先生。一応‥」

 

そう言って僕は先生と位置情報の共有をする。いまの時代スマホ一台でなんでも出来るから便利。

 

(最近物騒だし、なんかあったら大変なんで、アリスにも傷ついてほしくないし)

 

(わかった。何かあれば連絡してね。)

 

「じゃ、行こっか。」

 

「はい!クエスト開始です!」

 

 

 

 

「最初に行きたいところとかある?」

 

「アリスはゲームセンターに行きたいです!」

 

「いいよー。何のゲームしよっか。」

 

「アリスはクレーンゲームがしたいです!」

 

「いいねー。あれとかどう?でっかいお菓子。取れればゲーム部のみんなと一緒に食べれるよ。お金なら出してあげるからさ。」

 

「回復アイテムですか?いいですね!」

 

でも普通に買った方が安く済むことも多いんだよな。アームとの位置関係しっかり見極めないと掴めないしアームの力加減も知っとかないとね。アリスが楽しんでるなら別にいいけど。あ、取れた。

 

「おめでとさん。僕もやっていい?」

 

「はい!ヨウのターンです!」

 

クレーンゲームってターン制だったんだ。知らなかった。でも何やろうかな。お菓子は、渡す相手いるかな…?ユウカ先輩はこの前先生のとこで栄養バランスがどうこう言ってたし、リオ会長も似たような感じってトキさん言ってたし。ノア先輩はな…有る事無い事たくさん記録されそうで怖い。家にもまだお菓子あるしな…あ。

 

「あれやっていい?」

 

「フィギュアですか?」

 

「うん。そういや先生欲しがってたやつこれだなって。やってみたい?」

 

「うーん。アリスはさっきのゲームで経験値を手に入れましたが、まだ推奨経験値に達していないような気がします…」

 

「ケイは?やってみたい?」

 

「…自信はありませんが、やってみたいです。」

 

「そう。じゃあやってみ。」

 

おー。初めてにしてはやるね。どの口が言ってるんだって感じだけど。あ、外した。あーもう。初めてなんだから悲しそうな顔しないの。

 

「外してしまいました…」

 

「惜しかったね。でも楽しかったでしょ?」

 

「…はい。」

 

声は残念そうだけど口角が上がってるね。楽しそうでよかった。でも取れないのはいやだね。やってみるか。

 

「じゃあ僕のターンだね。」

 

結局クレーンゲームはアームの動かし方だからな。こう引っ掛けて落とす感じでやれば…!

 

「よし、ゲットー。」

 

「すごいです!経験値が段違いです!」

 

「昔よくやってたからね。ミドリさんに連れてかれて。」

 

ほんとに、よくやってたよあの頃は。

 

「じゃあこれは、先生へ三人からのプレゼントだね。」

 

「!そうですね!」

 

先生にはお世話になったからな、諸々含めて。

 

「ケイはやりたい台ある?」

 

「いえ、わたしは別に…」

 

「おい!この台全然とれねーじゃねーか!」

 

「壊れてんじゃねーか!?」

 

「ですから!クレーンゲームとは本来…」

 

…なんか騒がしいな。クレーマーかな?

 

「!あの人たち、何かトラブルが起きてます!お助けイベントでしょうか?」

 

「そうだね。報酬はもらえないかもしれないけど、助けてみる?」

 

「はい!勇者として困っている人は見過ごせません!」

 

「…王女がそうするのでしたら。」

 

さて、どうしようか。自治区内で発砲はあまりしたくないし…。あれしかないか。

 

「アリス、ケイ。これをあの人に…ゴニョゴニョ」

 

「…わかりました!」

 

「あなたもかなり、いえ、何でもないです」

 

よし、やるか。

 

「ねえお姉さん。」

 

「あ!?なんだよ!?」

 

「これ、あげますよ。」

 

そう言って僕は、彼女の手のひらにボールペンのノック部分を当てる。すると

 

「あばばばば!」

 

痺れる。

そう、作ってよかった持っててよかった(護身用)ドッキリボールペンlevel100だ。

 

「これも!アリスからのプレゼントです!」

 

「うわぁぁぁ!!!」

 

あっちも上手く行ってるな。さて、後はこの人たちを…

 

「やけに騒がしいと思ったら…何やってんだ?お前ら」

 

「あ、ネル先輩。お疲れ様です。」

 

「おう。じゃねーよ!何やってんだって聞いてんだよ!」

 

流石ネル先輩。ノリツッコミも完璧だな。さすネル。

 

「見てわかりません?」

 

「わかんねーから聞いてんだろうが!お前、そんなに喧嘩っ早かったやつだったか?」

 

「あ、あの…」

 

僕とネル先輩がコントを繰り広げているとさっきの店員さんが声をかけてくる。

 

「あの!ありがとうございました!あの人たち何回いっても聞いてくれなくて…」

 

「いえいえ。礼には及びませんよ。」

 

「へぇ?人助けか。案外いいところあるじゃねえか。」

 

「それと、お礼ならあの…こら、アリス。面白がってやりすぎだよ。オーバーキルになってるから。」

 

気づいたらアリスが面白がってさっきの人たちにつんつんボールペンで攻撃してた。もうやめてアリス!スケバンたちのライフはもうゼロよ!もう勝負はついたのよ!

 

「ぜひお礼させてください!当店で出来ることならいくらでも!」

 

「クエストの成功報酬ですね!」

 

「まああながち間違いじゃないかもね。じゃあ」

 

「あそこの台のぬいぐるみ、ちょっとずらしていただけません?」

 

「!」

 

「はい!喜んで!」

 

すると店員さんはさっきの騒動の感謝からか、もう自分から落ちてもおかしくないところまでずらしてくれた。

 

「じゃあケイ、やってみ?」

 

「…いいのですか?」

 

「何でもいいから、やってみやってみ。」

 

正直ここまで考えてなかったけど、ケイがこの台やりたそうに見てたしな。一石二鳥ってやつかな?おー。取れたね。

 

「よく頑張りました。勇者さんたち。あなたたちの勇気を称え、それを賞します。」

 

「…ほんとうに、いいのですか?」

 

「じゃあ僕からのささやかなプレゼントってことで、二人で大事にしなさい。」

 

「…わかりました。」

 

「…ははっ」

 

 

 

 

この小説の書き方について

  • このままでいい
  • もっと話を早めてもいい
  • もっとゆっくりがいい
  • 第三者視点が欲しい
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