元ヤンとヤンデレの弟   作:ガテル

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第19話

 

猫山田(会長は今担任に呼ばれていないはず、この私が生徒会会長となり学校一のマドンナになるために今日こそ掴んでやるわ!会長の弱みを!)

 

 

 

部室の前まで来たら猫山田さんがいた、隠れてるし何してんだ・・・もしかしてこの前言ってた虎姉を倒すって目的のために弱みでも探そうとしてるんだろうか?

 

豹太「・・・そうだ」

 

燕谷さんや狸小路さん関連で面倒ごとに絡まれるのは嫌で生徒会室に行けず謝る機会を逃していたがチャンスじゃないか!鹿友見ててくれ、ロリっ娘と仲良くなるという俺達オタクの目標を叶えてやる。

 

豹太「猫山田さん!」

 

猫山田「ここ虎視弟!??何でここにいるの!」

 

 

・・・やっぱり嫌われてるんだろうか

 

 

 

猫山田「・・・お、驚いたじゃない!」

 

豹太「ごめんなさい」

 

 

 

猫山田さんは予想通り虎姉の弱みを握るため張り込んでいたらしい、虎姉はあんなでも外面は良いのだ・・・正直あのポンコツツンデレ姉の事だから普通に関わってもボロ出しそうな気がするけど。

 

猫山田「・・・あなたには私の目的がバレてる、ここは黙っていてくれないかしら?」

 

虎姉の弱み探しとか面白そうだがあれでも本人なりに努力して生徒会長やってるのは知ってる、その失脚はいい気分がしない。

 

豹太「悪いですけどそれはお断わりです」

 

猫山田「そう言うと思った・・・でも私は会長を倒したいの、邪魔するなら容赦しないわ」

 

そう言うと猫山田さんは格闘ポーズを取り・・・何それめっちゃ可愛い、ダボダボの制服でグーの手だが猫パンチにしか見えない。

 

猫山田「な、何ニヤニヤしてるの!?遊びじゃないのよ!」

 

きゃわいい・・・まぁこれ以上からかうのはマズイ、しかし会長の座か。あのときも思ったが

 

豹太「猫山田さんは十分凄いじゃないですか、可愛いし生徒会役員やってるなんて」

 

猫山田「ま、また言った!?そ、そんな褒めても騙されないわよ!」

 

 

どうしようこの状況・・・

 

のこたん「さっきから外が騒がしいから敵でも来たかと思ったが・・・」

 

のこたんさん・・・って何だそのハードボイルドなイケオジは、銃構えてるしガンマンかよ。

 

のこたん「入部希望者とはね!シカ部へようこそ!」

 

猫山田「・・・はい?」

 

 

 

 

 

のこたん「鹿せんべいどうぞ!」

 

猫山田「・・・」

 

 

猫山田さんは部室に連れていかれていた・・・何かこっちに助けの視線を送ってくるが正直のこたんさんが来てくれなければ泥沼状況だったし対処法もまだ思いついてないからとりあえず時間稼ぎのためのこたんさんに任せるしかない。

 

 

猫山田「わ、私たまたま通りかかっただけというか・・・シカ部に入るつもりは」

 

その言葉にのこたんさんはショックを受け放心していた

 

豹太「猫山田さん・・・」

 

猫山田「わ、私が悪いの!?というかあなたどうして当たり前のようにシカ部にいるのよ、まだ中学生でしょ!」

 

それは本当にその通りです、仮部員面目も謎だしそのうえ普通に校内うろついても逆に職員から挨拶されるぐらいだ。訳わからん

 

 

豹太「猫山田さん、シカ部は全く部員が増えないんです・・・生徒会のあなたなら感じる所はありますよね」

 

のこたん「・・・グスッ」

 

ないちゃっ・・・てないわ、ウソ泣きしながらチラチラ見てるし。

 

猫山田「・・・せ、せっかくだから体験入部してみようかなー」

 

よしチョロい、虎姉というチョロツンデレの経験が役立ったな・・・まぁ裏はありそうだが弱みを握らないように防ぐしかないか、大変そうだな。

 

豹太「ありがとうございます、猫山田さんは優しいですね。この学校で会長を超えて一番の優しさの持ち主です!」

 

猫山田「あ、当たり前じゃない!私の心は会長なんかより数百倍も広いのよ!」

 

 

やっぱ全然大変じゃなさそうだな、チョロかわ。

 

 

 

 

 

 

餡姉と馬車芽さんも来て虎姉以外の部員はとりあえず揃ったので自己紹介が始まった

 

のこたん「まず1匹目のシカ、虎視豹太!」

 

豹太「シカじゃあり、ま・・・せんけど??」

 

まずい、もう自分で否定ができなくなってきている。僕はシカじゃありませんまだ人間です、人間でありたいです。

 

のこたん「テレパシーと瞬間移動の使い手だよ」

 

おい何言ってんだ!?猫山田さんに引かれるでしょ、中二病扱いされちゃう。

 

猫山田「・・・そうなのね、凄いじゃない」

 

カスを見る目でした、ゴミ扱いとか心ぶっ壊れちゃうからやめてください。

 

のこたん「次は3匹目のシカ、馬車芽だ」

 

馬車芽「シカ見習い人以上シカ未満の新一年生です、豹太さんと違ってまだ能力は得てません」

 

だからそういう事いうのやめて、猫山田さんの好感度上げたかったのにどんどん下がるじゃん・・・またカスを見る目だし。

 

猫山田「一年生なら私が先輩ね、よろしく!」

 

馬車芽「よろしくお願いします、でもシカ的には馬車芽の方が先輩なのでそこんとこ履き違えないでください。後豹太さんの事は豹太おにいさまと呼ぶようにしてください」

 

猫山田「はぁ!?」

 

馬車芽さん・・・あなたって人は

 

豹太「そうですね、それがルールです」

 

何て素晴らしいんだ、今度鹿せんべい送らないと。年上ロリっ娘におにいさまと呼ばれる・・・めちゃくちゃで最高じゃないか

 

猫山田「・・・よ、呼ばなきゃダメかしら」

 

豹太「俺も反対なのですがルールがねぇ・・・あるんでそれには逆らえないんですよ、困ったなぁ」

 

 

餡子「ちょっと!私がいる前で何してるの!?」

 

豹太「今日一緒に寝ていいよ」

 

餡子「ゆるしゅわ!」

 

よし制圧完了、呼んでもらう喜びの前では些細な事だ。夜の事なんて知るか、もう猫山田さんが困惑一色だが仕方ない。

 

 

猫山田「わ、わかったわ・・・ひょ、豹太おにいさま」

 

豹太「生きててよかった」

 

恍惚な表情を浮かべ倒れている餡姉と一緒に俺も倒れた、鹿友の嫉妬がテレパシーで流れ込んでくるが敗北者の嘆きなど知るか。HAHAHA

 

馬車芽「やっぱ姉弟ですね」

 

 

 

 

 

10分後俺達は復活した

 

 

のこたん「4匹目のシカ、餡子だ」

 

餡子「あなたにシカ呼ばわりされる気はないわ、私をシカと呼んでいいのはお姉ちゃんだけ!」

 

・・・俺も入るかと思ったが以外だ、まあ安心だけど。

 

餡子「豹太は私のシカだもの、私は飼い主よ」

 

全然安心じゃねぇな、あなたのシカじゃありません・・・って猫山田さん何か怯えてない?

 

猫山田「・・・トラウマ、怖い」

 

・・・そういえば2人は会った事あるんだった、餡姉が圧力かけて無言にさせてたな。

 

餡子「あのときは許してあげたけど、今度近づいたらどうなるかわかるわよね?」

 

猫山田「・・・はい」

 

アンタ1年生だろ、何先輩に圧かけてんだ!礼儀正しくが基本だぞ、俺はおにいさまとか呼ばせたけどそれはノーカンで。

 

 

 

のこたん「じゃあシカ連始めるよ!」

 

俺がスマホいじり始めた横で練習が行われていた、シカ連なんて初耳なんだけど。謎の説教してるし猫山田さん状況に追い付けてないじゃねぇか

 

のこたん「馬車芽、手本見せてやれ」

 

1秒たらずで馬車芽さんは手ごとガブリついていた、バケモノかな?やっぱ俺より馬車芽さんの方が継承者向いてるでしょ、いつかなすりつけ・・・譲ってあげないと。

 

 

餡子「お姉ちゃんの手にもガブリついていいのよ?」

 

豹太「するか」

 

 

 

 

のこたん「次餡子!」

 

餡子「やらないわよ、てか何でお姉ちゃん来てないの」

 

確かに、またヤンキー集団にでも絡まれてるんだろうか。負ける姿が浮かばない虎姉に心配は必要ないけど

 

のこたん「何か担任によばれてた」

 

餡子「そういう事は早くいいなさいよ!今ならお姉ちゃんの部屋入れるじゃない!あんなことやこんなことし放題じゃなーい!!」

 

自由だなぁ、虎姉ドンマイ。帰るときに何かおごってあげよ

 

餡子「その後は豹太の部屋で・・・恥ずかしくて言えないわっ!」

 

豹太「おいやめろ!?」

 

 

のこたん「どんまい」

 

・・・慰めは不要です

 

 

 

 

 

 

のこたん「次、角連!」

 

もう疲れてきたんですけど・・・家に帰って暴走止めたいし

 

のこたん「こんな感じ~」

 

始めて見たぞその技、それに角連ってなんだ。さっきから存在しない練習するのやめて

 

馬車芽「のこたん先輩!まだ新人に角連は早いのでは?」

 

 

のこたん「・・・コイツには、ひょうたんと同じかそれ以上のシカの才能がある」

 

豹太「猫山田さん、凄いですね!」

 

猫山田「きゅ、急に何!?」

 

きた、猫山田さんの才能を開花させれば継承者の座を渡せる。俺は人間でいられるんだ!人間卒業を回避できる!

 

 

のこたん「角が伸びるイメージをして」

 

猫山田「・・・」

 

 

頼む、ここで目覚めてくれ・・・ん?角が伸び始めて!?

 

馬車芽「こんな新人がなぜ!」

 

のこたん「凄いぞ鹿山田!まさかここまでの逸材とは」

 

猫山田「えっ!?」

 

 

・・・ああ、ようやく終わるんだ。猫山田さんに譲れるときがきた、人外にならずにす「ひょうたんもやってみて!」

 

 

豹太「俺もですか?」

 

のこたん「ぬん!」

 

 

猫山田さんが俺を超える逸材なら俺がやる意味はないのに、まぁいいか最後だし。こう単純にイメージして・・・

 

 

「のっつ!」

 

 

豹太「・・・は?のこたんさん今喋りました?」

 

そうのこたんさんの方を振り向くと唖然としていた、え?何が起きたん?

 

のこたん「・・・喋った」

 

豹太「・・・まさか」

 

 

「のっつ!つっの!」

 

角が喋っていた

 

のこたん「凄い、凄いよひょうたん!」

 

馬車芽「豹太さん!」

 

 

どうしてこうなる、ちょっとイメージしただけだよ。なぜ喋るんだ!?俺生命を誕生させちゃったのか??

 

 

のこたん「やっぱりひょうたんこそ継承者にふさわしいよ、シカの未来は明るいね」

 

豹太「そんな未来背負いたくありません」

 

 

猫山田さんが小声で帰りたいと言っていた・・・俺もです

 

 

 

 

 

 

 

猫山田「・・・疲れた」

 

豹太「・・・そうですね」

 

 

部活は終わり虎姉の所へ行こうとしたのだが何故か猫山田さんから一緒に帰ろうと誘われた

 

猫山田「今日も虎視虎子の弱みを握れなかった・・・」

 

豹太「・・・」

 

 

前にあったときもそう言ってたし諦めさせるのは無理そうだな・・・まぁしかし

 

豹太「虎姉はホントに人気ですね」

 

生徒や職員の反応見てるとつくづく思う、弟なのもあるが昔含めて知ってるからかあそこまでキャーキャーなのは不思議な感じだ。

 

猫山田「・・・虎視虎子一強だったわ、みんな虎視さんばっか言っちゃって」

 

虎姉の生徒会長を下ろさせはしないがちょっと可哀想だな・・・何か言える言葉はないのだろうか、虎姉がよく読んでる少女漫画的に言うならあなたは俺だけの生徒会長ですとか?」恥ずかしすぎだな、言えるわけ「なな何言ってるの!?」

 

豹太「・・・えっ?」

 

猫山田「お、俺だけのって・・・そんなに私のことが好きに!?」

 

これまた思考が口に出て・・・

 

猫山田「・・・会長より私の方が魅力的に感じて」

 

豹太「あ、あの」

 

猫山田「わっ、私はこっちだから!やややっぱり会長を倒すためにあなたを堕として・・・あ、あくまで会長を倒すためよ!?それ以上はないからっ!」

 

 

 

・・・とんでもないことしちゃったような気がする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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