虎子「喫茶ツバメはここら辺か?」
豹太「マップ見る限りそうじゃない」
のこたん「鹿せんべいサンドイッチ楽しみだよ!ぬん!」
そんなもんあるわけないだろとツッコミたいがスルーして・・・俺達3人は燕谷さんの実家でありお兄さんが経営してるという喫茶店に向かっていた、のこたんさんといると毎度カオスになるが今回ばかりは流石に何も起きないだろう。
のこたん「じゃあ鹿せんべいオムライスは?メイド店員がシカシカキュン!おいしかなーれ!って言ってくれるやつ」
今から行くのは喫茶店ですけど!?てかシカシカキュンって・・・鹿専用のメイドカフェでもあるのか?
のこたん「アキバに50店舗構えてて、ひょうたんも若干鹿だから入れるよ!」
50店舗って多すぎだろ、そんな店が覇権取ってんのか。それに俺は若干の鹿要素もありません・・・でものこたんの話によると可愛い子が多くサービスも充実してるらしい。
豹太「・・・お、俺は人間です。惑わされませんよ」
のこたん「お兄ちゃんって呼んでもらえるサービスあるらしいね」
豹太「俺は鹿です」
なんて素晴らしいんだ、明日にでも連れていってもらお「・・・おい」
豹太「あっ・・・」
虎子「豹太はこんな可愛いお姉ちゃんがいるのにそんな場所行かないわよね?」
外面口調でキレてるし、後自分でこんな可愛いとか言うな・・・止めても無駄だよ。普段から姉達に振り回されてきた俺は最近妹が欲しくて仕方なくなっていた、その夢を叶える。どんな事でも俺は止まらない!
虎子「餡子に伝えるぞ」
豹太「ごめんなさい、今の発言はお忘れください」
止まりました、止まざるを得ないというか・・・死にたくありません。
虎子「こんにちはー」
善治「いらっしゃいませ」
善治(お客様は女子高生か・・・いや男子もいるな、見た目的に中学生だろう。JK用の曲だが一応男女共にウケは良い、私の最高のおもてなしをあげようじゃないか)
綺麗な店内だ、おしゃれだし流石有名店。久しぶりに落ち着け・・・ん?
「こしたんたん♪」
なぜだろう、聞いた事ないはずなのに凄く重要で大切な曲な気がする。バズってそうで、これで視聴を決めたきっかけなような・・・俺は何を考えているんだ??この世の真理に触れかけているとのこたんさんが入ってきて
のこたん「ぬ!あ、またやっちゃった」
・・・入ってこれてないな、部室の扉とか今でも時々壊してるし。部費不足とか言ってたけど原因それでは?
善治「こちらのお席へどうぞ」
虎子「ありがとうございます」
豹太「ありがとうございます・・・」
大丈夫かあの人?虎姉は気づいてないけどのこたんさん見てから明らかに動揺してるぞ・・・しかし、この町にもまともな感性を持つ人はいるんだな。これ以上のこたんさんが何かぶっこまないといいけど
のこたん「角置きください」
善治「えっ!?」
やめろって!?あるわけないだろ、ここはこの町珍しい正常空間なんだぞ。無茶ぶりだけでは飽き足らず頭まで取ったし・・・その仕組み何度見てもわからん。
のこたん「ひょうたんも来年辺りには角置きが必要になってるんじゃないかな」
豹太「・・・俺の頭取れるんですか?」
のこたん「うん!」
こっわ、進行度的に来年には鹿70%とか言ってるけど信じたくねぇ・・・治療薬はシカブレラ社が開発してるらしい。それ絶対大丈夫じゃありませんよね?
善治「こちらメニューになります」
虎子「どれも美味しそうですね」
虎姉の言う通りだけど・・・今はのこたんさんが気になるというか、どう思ってるんだ?
のこたん「ぬー・・・」
善治(全然刺さってない顔してるー!?)
全然刺さってない顔してるな、マスターも同じ事感じてる表情だし。ホントシカ部の鹿がごめんなさい・・・この後言いそうなこともわかるし、どうせ。
のこたん「あの、鹿せんべいありますか?」
知 っ て た
善治「・・・鹿せんべいですか?」
のこたんさんはキラキラ目で期待してるし・・・可哀想で見てられない、ここは何とかしないと。
豹太「のこたんさん、俺が持ってる鹿せんべいあげます」
のこたん「ぬ!?ひょうたんありがと!!」
最近何か起きた用で鹿せんべいを常時持ち歩いている、それに自分も食べたくなったとき・・・のこたんさんや鹿達の暴走を防ぐのが全てさ!
のこたんさんは上機嫌でいちごパフェを注文して・・・結局頼むんかい、不満そうな顔してましたよね?ちなみに俺もいちごパフェを注文しました、美味しいよねパフェ。
のこたん「いやー、やっぱりひょうたんは理解のあるシカくんだね」
豹太「嬉しくないです」
虎子「・・・豹太は理解のある弟くんだぞ!」
両方ちげぇよ
善治(鹿せんべいなんてあるわけないでしょ!?それに中学生の子に助けられた!大人なのに・・・いや、落ち着け燕谷善治。相手はJKと中学生男子、可愛いものとカッコいいものに響くはずだ!)
善治「お待たせしました」
何か剣みたいのがパフェに刺さってる、のこたんさんの方には角っぽいし。こういうサービスをする店なのか?マスターに感謝の言葉でも・・・
善治(喜ばないはずがない!)
めっちゃ必死な顔してるわ、これ普段はしてないな。俺達のせいか・・・ごめんなさい、なら写真でも撮って大切に食べないと。
豹太「のこたんさん」
のこたん「ぬ?どしたの?」
・・・そこにはぶっ刺されて形が崩れたキャラがいた、もうホントにごめんなさい。それしか出てきません
お会計になったけどマスターが一気に老け込んで・・・珍しいまともな人がやられてしまった、やはりこの町は常人じゃ適応できないのか。
のこたん「・・・少し空回りしすぎじゃないですか」
善治「え・・・」
のこたん「もう少し肩の力を抜いて、例え失敗したとしても。目の前の鹿に真摯に向き合ってこそ最高のおもてなしは完成するのでは?」
・・・たまにどこかの子役に似るときあるよね、俺の気のせいだと思うけど。
のこたん「行くわよ、ア〇ア」
豹太「違いますよ!?」
せっかく落ち着けると思ったのにダメージがヤバい、喫茶店なのにシカ部と殆ど変わらないじゃん・・・それにしてもマスターは大丈夫だろうか?
善治「待ってください!」
豹太「マスター!?」
善治「今度はとっておきの鹿せんべいをご用意いたしますので、またのお越しをお待ちしております!」
のこたん「期待しています」
・・・イイハナシカナー?今日はとっても疲れたので明日は鹿メイドカフェに行きたいな、まぁ上手くやればバレないでしょ。
虎子「・・・豹太」
豹太「ん?」
虎子「・・・餡子からメッセージだ、そんなにメイド服見たいなら私が着てサービス(意味深)沢山してあげるわ!だと」
豹太「・・・タスケテ」