熊取「・・・お主か」
豹太「ど、どちら様ですか・・・?」
登校中だった俺はいきなり狩りにでも行くかのような恰好をしたおじさんに絡まれていた、一人だけ雰囲気浮きすぎじゃない?ちょっとビビってるがどうせ道を尋ねたいとかそんなオチだろうけど・・・
熊取「・・・命、狩らせてもらう」
豹太「はへ???」
おじさんはライフルを取り出し銃口を俺に向けた、何で!?俺の悪い事なんて昨日虎姉のプリン黙って食べたぐらいだぞ。食の罪がそんなに重いなんて・・・冗談はさておき実際何故狙われてるんだ?
豹太「どうして俺を・・・ひ、人違いじゃないですかね?」
熊取「お主から70%ほどのシカエネルギ―を感じる、このまま放置していたらシカへと変異するだろう。だからそうなる前にわしが仕留める」
・・・俺もう70%もシカなの!?前々から言われてたけど更に進行してるじゃん!おじさんの言うようにシカに変異するのも近いのか、ホラー映画みたいな展開やめてよ。
豹太「・・・ってそんな事考えてる場合じゃない、このままだと」
熊取「最後に何か言いたい事あるなら聞いてやるぞ」
真面目に今まで史上最大のピンチじゃん、漫画やアニメみたいに弾を止める事なんてできないし・・・いや、止めるのではなく逃げることなら?今回も成功するとは限らない、でもこれしか生存の道はないんだ。
熊取「何もないのか、ならここで息の根止めてや「瞬間移動」・・・は?」
豹太「・・・ぐへっ!?」
虎子「ひょ、豹太!?」
のこたん「ぬん?」
虎姉達の教室、成功したのか。前に出来て以来一度も成功しなかったから賭けだったが上手くいってよかったな・・・急に能力バトルものみたいな展開でいつもと落差激しすぎない??
のこたん「・・・そうか、ひょうたんもついにあの男に狙われたんだね」
のこたんさんによると毎月シカの日に狙ってくるらしく今までも激闘を繰り広げているそうだ、今回から俺もターゲットになった理由はシカ進行度が70%に達し人間カテゴリから外れた事によるものらしく・・・俺もう人間扱いじゃないとか辛いんですけど。今日から人外かーやったー(真顔)
のこたん「そろそろ学校にも来るはず・・・戦いが始まるぞ」
何で顔つきが軍人化してるんだよ、でも実際ライフル持ってたから危険か。
そういや虎姉さっきから話さないな。このカオスさに頭混乱してるとか?心配になった俺は虎姉の顔を見て・・・ヒエッ!?
虎子「・・・豹太を狙った?しかも殺そうと?ふざけんなゴミ野郎が、跡形もなく消してやるよ」
殺気が全身から溢れている、元ヤン時代ですらここまで怖くなかったよね・・・そのオーラにクラスメイト達が怯えて泣いちゃってるし。ちょっと虎姉を落ち着かせないと二次被害が。
豹太「虎姉相手はライフル持っててさ、流石に」
虎子「へし折るから問題ねぇな」
豹太「へし折れる物なの!?」
何を言っても止めるの無理なんじゃ、いくら虎姉でもライフルに勝てるわけがない。一人じゃキツい、のこたんさんにも一緒に説得してもらおう。
豹太「のこたんさ・・・いないし!?」
もうどっか隠れやがったな、姿隠したってことはもうあのおじさんは近くにいるんじゃ・・・早く虎姉を止めないと。
そう思ったときクラスの扉が開き見えた姿は俺を殺そうとした奴で・・・
熊取「みつけ「殺してやるよ!!」・・・は?」
虎子「ふざけんじゃねぇぞテメェ!豹太に危害加えたらどうなるかわかってんのか!!」
熊取「わしを殴らないで!ちょヤバい、マジ死ぬかもコレ・・・」
・・・虎姉がおじさんをタコ殴りにしていた、慌てすぎて口調おかしくなってるし。
熊取「わ、わしにはライフルがある・・・素手じゃ勝てんよ」
豹太「虎姉!逃げて!!」
おじさんはライフルを取り出し、虎姉が近すぎる。あれじゃ逃げられない!嫌だ死ぬなんて、そんなの・・・
虎子「あ?」バキッ
熊取、豹太「「バキッ??」」
虎子「こんなもんで止められるわけねぇだろ、日野の猛獣なめんな」
・・・バケモノ姉ちゃんによりライフルをへし折られたおじさんは泣きながら逃げて行きました「もう二度と来ましぇん!」と言ってたので俺とのこたんさんの身はもう安全でしょう。
虎子「これからも豹太のこと絶対守るからな!」
豹太「あっ、はい」
虎姉なら軍隊が来ても正直勝てるんじゃないかなと思いました、姉の最恐っぷりは弟として正直こわ・・・安全でとっても嬉しいですぅ!