元ヤンとヤンデレの弟   作:ガテル

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第37話

 

のこたん「買い出しだ~!にゅふふー」

 

虎子「何がそんなに楽しんだか、まったく」

 

 

虎姉は嬉しそうで、出会った当初を思うと2人の関係が部活動により深まったのを感じられる・・・カオスな出来事ばっかりだったけど。

 

そんなシカ部本日の部活動は・・・のこたんさんの着ているジャージが散歩(??)によりボロボロのため新しいのを買いに行くこと、全然部活動ではないが今はそんなことより大きな問題がある。

 

 

豹太「・・・ここどこ?」

 

俺達3人が迷子という事だ。

 

 

虎子「まっすぐ行くはずだったのにお前があちこち寄り道するせいで迷っただろうが!」

 

のこたん「行く先々にいい感じの木の棒があったから・・・!」

 

豹太「ま、まぁ調べればいいだけでしょ?」

 

 

住んでるんだから日野市の事ぐらい余裕でわか・・・らないんだよね、住んでるのに何故か全然わかんない。結界でもあるのか?

 

 

虎子「11話もやってるのに日野の事何にもわかんねぇ」

 

 

11話って何のこと?住んでるはずがこの有様、まるで見えない外部の力が働いte!?????

 

 

豹太「虎姉に同意」

 

 

難しいよね、日野!一瞬何かに辿り着きそうだったけど俺もう忘れちゃった!!調べてもらうのは虎姉に任せよう、これ以上触れるのは危険な気がする。

 

 

 

虎子「わかったぞ!あの坂を下りていけば商店街だ・・・ってしかのこは?」

 

豹太「えっ?」

 

 

確かにのこたんさんの姿が・・・いやいるわ、何でかペットボトルに怯えてるけど。マジでどうして?怖いという要素がペットボトルに無さすぎる。

 

 

虎子「あー前にも怖がってたもんな」

 

豹太「怖がってたのかよ」

 

 

よほど怖いのか座り込んで動けなくなってしまい、起き上がらせるために俺はのこたんさんの元へ向かおうとしたが・・・

 

虎子「・・・仕方ねぇなぁ」

 

豹太「・・・」

 

虎姉のその言葉を聞いて踏みとどまった、仕方ないと呆れたような言い方だが顔は赤く表情も満更ではなさそうで。

 

虎子「ぶ、部長だからな!鹿の世話するのが部長の役目ていうか・・・世話の焼ける鹿だぜ!」

 

のこたん「ぬん!!」

 

 

2人は手を繋ぎ駆け出して行くのであった・・・置いていかれたけどね!?まぁ正直自分いなくてもいいか、2人の世界って感じだったし。そういう場面には挟まらない男な俺としては追いかける必要はない、歩き疲れたこともあり部室に戻ろうとしたのだが。

 

 

 

虎子「・・・戻ってきちまった」

 

のこたん「よっ、ひょうたん!数分ぶりだね!」

 

豹太「何でだよ」

 

 

ぐるっと回ってきちゃったみたいです。

 

 

 

 

虎子「・・・とりあえず応急処置だ」

 

 

あの後買えずに部室に帰ってきた俺達だが虎姉の裁縫によりのこたんさんのジャージは修復された。

 

 

餡子「裁縫上手な元ヤン、ありがちだけどそれがいいのよ」

 

 

馬車芽「馬車芽知ってます、ギャップ萌えってやつですね。前に豹太さんがそういうの弱いって言ってました」

 

 

豹太「馬車芽さん?急に何言ってんの??」

 

何でそういう反応がめんどそうな話題出すんだよ、ほら虎姉が顔赤くしながら俺をチラチラ見てるじゃん。

 

 

虎子「わ、私のこういう所好きなのか?」

 

そんな別に・・・いや何度か裁縫してもらったけどさ、助かったとは思ってるよ実際ね?でもギャップ萌えしたわけじゃない。うん、それが事実だから今簡単に否定できて。

 

 

豹太「虎姉のそういう所は・・・き、嫌いじゃないかな!?」

 

言動の制御が効きません。

 

 

虎子「・・・家庭的な私が好きなんだな!そ、そのうち妻になってくれとか言われちゃったりして」

 

 

豹太「言うわけねぇだろ姉相手に」

 

 

餡子「私は2人のお弁当作ってるのよ!なら私も妻に相応しいはずよね!?」

 

 

何だかいつも通りの姉達にツッコミを入れる気も起きない、結婚とかありえないけど2人と一緒にいられるのは案外悪くないかも・・・俺こんな思考で将来結婚とかできんのかなぁ、まあそもそも彼女作りの時点で絶望的なんだけどね。

 

 

のこたん「ありがとーこしたん!」

 

虎子「ま、また破れたら縫ってやるよ!」

 

 

・・・今日も色々あったがこれで一件落着だな、これ以上何か起きるわけ。

 

 

のこたん「わーい!」ビリッ

 

 

豹太「パンツ見え・・・あっ」

 

 

・・・約2名の殺気が急上昇しているのを感じる、でものこたんさんがここで何も言わなきゃシバかれる程度で済む。俺はのこたんさんを信じてるよ。

 

 

のこたん「破けちゃった、でもひょうたんは見るの初めてじゃないんだ。何度も見てる・・・2人きりのときに、ね?」

 

 

豹太「ははっ、あなたには勝てませんよ」

 

 

2名の殺意が限界突破したのを感じ俺は全てを諦めゆっくり目を閉じた・・・マジでシカ許さん。

 

 

 

 

 

虎子「豹太、お姉ちゃんは?」

 

豹太「最高です」

 

虎子「これで50回目だから今日は後50回な!」

 

 

地獄か、あらぬ誤解なんだからもう許してくれ・・・ん?そういやいつもいるはずの存在が今日はいないな。

 

 

豹太「のこたんさんは?」

 

虎子「・・・朝からいないんだよ、理由かわからんが」

 

 

その時は風邪か何かだろうと思いあの人の事だから1日で戻ってくるか既に治して部室に来ているかもしれないと・・・でも。

 

 

餡子「・・・何言ってるの?」

 

馬車芽「・・・しかのこって誰ですか?」

 

 

予想は裏切られることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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