赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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百三話

 

『駒王高校』の二年生による修学旅行は四日目になった。

 

 今日、修学旅行は最終日のために駒王高校の二年生、つまり一誠達は京都から駒王町に帰るのだ。

 

 

 そして、京都――暁闇の時間帯に一誠は自分の部屋からとある場所に転移していた。

 

「さてと、これをこうしてと……」

 

 今、一誠が行っているのは様々な気やパワーが満ちて巡っている京都の『龍脈』、『パワーライン』、つまりは京都を悪意ある者が悪事を成すための儀式場にさせないようにかなり強固なプロテクトを設けているのだ。

 

 当たり前だが八坂姫に許可を得て、作業をしている。

 

 また、他にも許可を得ている事はあり……。

 

 

 

「そらよっと!!」

 

 一誠は異空間を創りながら、一つの儀式場を設けた。これは遠隔式のものであり、一誠の意思次第で京都の力をパワーソースに出来るようにするためのものである。

 

 自分を助けたのは一誠であり、京都を救ったのも一誠。故に八坂姫は京都の力を必要なときに使って良いと許したのである。

 

 まあ、一誠の虜にされたというのも理由の一つではあるが……。

 

 そうして、やるべき作業を終えるとホテルの自分の部屋へと転移で戻った。

 

 その後は部屋に備えられた浴室で身を清め、身支度を整えると誘いに来たアーシアに応じて朝食を食べた。

 

 

 

『お世話になりました』

 

 ホテルを去る事になるので教師は勿論、生徒たちでホテルの者達に今まで世話になった礼を言うとホテルを出て、班の皆でお土産屋巡りを敢行した。

 

 そして、更に京都タワーの観光も楽しんだ。

 

 京都駅に戻る時間が来て、新幹線ホームにて新幹線を待っている時……。

 

 

 

「イッセー、また京都に来てくれるか?」

 

「勿論、九重のお陰で京都が気に入ったしな。それに案内ありがとうな、楽しい修学旅行にしてもらったよ」

 

「う、うむ……それなら良かったのじゃ」

 

 一誠の見送りに来た九重が多少恥ずかしながら、望みを言うと一誠は察して応じつつ、笑みを浮かべながら礼を言うと九重は本当に嬉しそうな表情を浮かべた。

 

 

 

「ふふふ、本当に重ね重ね感謝するぞイッセー……そしていつでも歓迎しよう」

 

 九重と共に見送りに来た八坂も娘である九重の様子を見つつ、一誠へと微笑む。

 

「またね、イッセー君」

 

 セラフォルーも又、一誠の見送りに来ていた。

 

 この後、八坂姫はセラフォルーともそうだが、『禍の団』英雄派によって攫われていたために出来なかった帝釈天の使者との会談をするのだ。

 

 

 

「ああ、良い修学旅行だった」

 

 そうして一誠は新幹線に乗りながら中々、楽しめた修学旅行に思いを巡らせつつ、満足するのであった……。

 

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