赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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百十話

 

 一誠とリアスはサイラオーグの執事による個人的な頼みにより、シトリー領の病院へと行き、そこにいる悪魔にとっての難病である『眠りの病』に罹っているサイラオーグの母親であり、ウァプラ家の出であるミスラの病室に入ると一誠が自分の身体を弄って改造する中で手に入れた技術を使用する事でミスラの『眠りの病』を治療したのであった。

 

 これにより、リハビリも含めてミスラは退院生活を送る事が出来るようになったのだ。そうして、当然ながらサイラオーグと彼の執事からは途轍もなく感謝されたのである。

 

 それと同時に一誠は病院の者から『眠りの病』に罹った者の治療を頼まれ、出来る事ならその治療法を伝授して欲しいとも言われたが、流石に技術に関してはかなり繊細で難しいものになるので、治療をする事を引き受けたのであった。

 

 これに関してはソーナやセラフォルーからも頼まれた。ともかく、一誠は又、冥界で自分の名を広める事と冥界の悪魔にとって必要である存在だと証明する事が出来るようになったのだ。

 

 そんな中で一誠達はサイラオーグ戦に向けての鍛錬をしており……。

 

「グラムはドラゴン殺しの力もそうだが、魔剣としての力自体も凄まじいものだ。とはいえ、ドラゴンやドラゴンの因子を持つ者が全力で振るおうとすれば自殺行為になる。ドラゴン以外の存在が使っても寿命を縮める事にはなる……だから、こうする」

 

 一誠は英雄派の副リーダーであるジークフリートから手に入れた最強の魔剣である『魔帝剣グラム』を使うための秘儀を生み出した。

 

「禁手化っ!!」

 

 一誠は『禁手化』をしたが、それは鎧を完全に具現化せずにオーラ状にした不定形のものであり……。

 

 

 

「ふっ!!」

 

 一誠はそのオーラの鎧の力を使って自分の悪魔の因子を活性化させる事で……。

 

「これが『赤龍帝の悪魔鎧(ブーステッド・ギア・デビルメイル)』」

 

 オーラ状にした赤龍帝の龍人鎧を素体とし、悪魔の因子を活性化させる事で完全な悪魔化を果たした一誠が魔力で具現化する事で『赤龍帝の龍人鎧』は漆黒であるが所々、赤が混じっている悪魔を象った鎧になった。

 

 凄まじく濃い濃度の魔力で覆われているのでこの状態から魔帝剣グラムを握っても一誠の龍の因子や力はダメージを受けないのだ。しかも悪魔の因子に関係して一誠が取り込んでいるフェニックスの力も活性化しているため、再生能力が少しのダメージもすぐさま癒すので負担も帳消しとなる。

 

「あいかわらず、なんでもありだな」

 

 アザゼルは次々に規格外な神器の使い方をする一誠に軽く思考を溶かしながら、感想を言うのであった……。

 

 

 

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