赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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百十二話

 

 兵藤一誠は自分が持つ神器で神滅具の一種である『赤龍帝の籠手』、その『禁手化』による『赤龍帝の龍人鎧』は龍人化した一誠のドラゴンの力と赤龍帝の力を負担なく、安全に制御し使う能力を有しているのが主だ。

 

 もっとも今では様々なドラゴンの力を混ぜて強化したオーフィスのオーラも万全に仕える様にしている。

 

 しかし、『赤龍帝の龍人鎧』はドラゴンのオーラを極限にまで活性化している状態だ。

 

 何故なら、一誠は自分の魔力や闘気など他の力も含めてドラゴンのオーラに変換しているのだから。

 

 そして、その状態だとジークフリートから入手したアスカロン以上の竜殺しの力を有し、龍王のファーブニルさえ殺して魂だけにして見せた強大なる魔剣である『魔帝剣グラム』を使うのは一誠にとっても自殺行為である。

 

 

 

 だからこそ、グラムを全力でなるべく安全に使えるように一誠は禁手化を派生化させた。

 

 禁手化による鎧の具現をオーラ状態に留めて下地とし、自分の全ての力を悪魔の魔力によるオーラに変換する事でその魔力をもって鎧として具現化させたのだ。

 

 こうして禁手化を派生させた『赤龍帝の悪魔鎧』を完成させた事で『魔帝剣グラム』を全力で使えるようになった。

 

 しかし、魔帝剣グラムを全力で使用できるようにしたのはただ、使うためではない。

 

 ジークフリートから入手した魔剣のグラムにバルムンクとノートゥングにディルヴィング、ダインスレイブを一つの魔剣にする事で超強化をするためである。

 

 その目的は上手くいき、一誠は魔剣のグラムをベースにしてジークフリートから入手した魔剣を全て融合したのである。

 

 これによって『超融魔帝剣グラム』は誕生した。

 

 全ての魔剣を融合させているので鋭い切れ味と竜殺しの力を有するグラムの能力は勿論、ドリル状のオーラを纏い突き出す事で竜巻状の破壊の渦により、空間を削り取る程の威力の攻撃が出来るバルムンク、空間を裂く事が出来る程の切れ味を有するノートゥング、振り下ろすだけで地面にクレーターを穿つ破壊力重視の魔剣であるディルヴィング、巨大な氷の柱を振るうだけで多数出して遠距離攻撃できるダインスレイブと全部をそれぞれ、あるいは同時に使う事が出来る。

 

 なにより、魔剣の能力が融合させた事で魔剣のオーラが共鳴し、相乗効果によってとんでもなく強化されている状態だ。

 

「イッセー君ってどんどん凄い武器を手に入れているね」

 

「ただでさえ、良い神器を持っているのにな」

 

「優れた戦士には優れた武器が集まるし、優れた武器を使うものだからな」

 

 軽く『超融魔帝剣グラム』の性能の確認をしつつ、祐斗とゼノヴィアの二人の優れたグレモリー眷属の剣士と鍛錬をしていたが、休憩に入って雑談を交わす。

 

 「皆、今日の鍛錬はここまでよ。明日は私とサイラオーグのレーティングゲームに向けての合同による記者会見があるから、ちゃんと備えてね」

 

『はい』

 

 リアスの命により、一誠達はいつもより鍛錬を早めに切り上げたのであった……。

 

 

 

 

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