赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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百十三話

 

 一誠達は今日、夜に冥界のグレモリー領の高級ホテルで『レーティングゲーム』をするサイラオーグとテレビ中継で記者会見をする。

 

 しかして、それとは別に……。

 

「元士郎たちもシーグヴァイラ様とのレーティングゲームをするんだってな。それに俺達もだが、対戦相手と記者会見をするとも聞いた。しっかりな」

 

 そう、ソーナと彼女の眷属である元士郎達はシーグヴァイラにその眷属とリアスとサイラオーグが『レーティングゲーム』をする日と同じく、『レーティングゲーム』をする事になっている。

 

 記者会見も同様である。

 

「おう、ありがとうよ。しかし、お前、良く知ってたな」

 

「情報は常に得られるようにしているからな」

 

 元士郎の言葉に一誠は答える。因みに『レーティングゲーム』の事や記者会見の事はセラフォルーから聞いていたりする。

 

 

 

「ともかく、お互い頑張ろう」

 

「ああ」

 

 そうして偶々、出会った元士郎と拳を打ち合わせて応援し合ったのであった。

 

 その後、学園祭の準備を終えた夜……冥界のグレモリー領にリアスとその眷属たちは転移し、記者会見の場である高級ホテルに向かう。

 

 上階の控え室で記者会見が始まるまで待機をする。

 

 リアスに朱乃、アーシアにゼノヴィアにロスヴァイセに小猫たち女性陣は記者会見に向けて化粧をしたりして身支度を整える。

 

 一誠もメンズ用の化粧品に軽い香水を使うなどして身支度を整える。

 

 こうして全員が準備を終えると控え室の扉が開かれて二階ホール会場――記者会見の場へと向かう。

 

 

 

 『お着きになられたようです。グレモリー眷属の皆さんの登場です』

 

 拍手が響く広いフロアの会見場に入り、サイラオーグとその眷属の隣席に座る。

 

 リアスは中央で右隣に朱乃、左隣は一誠である。そしてサイラオーグは戦意を放っていた。

 

 『両眷属の皆さんが揃いましたので記者会見を始めさせていただきます』

 

 司会進行役がそう言って記者会見は始まる。

 

 ゲームの概要や日取りなど基本的な事が改めて通達され、両眷属の主であるリアスにサイラオーグがゲームに向けた意気込みを語った。

 

 会見は進んでいき、それぞれの眷属達へも記者たちによる質問がされていき……。

 

 

 

「冥界の人気者カイザードラゴンこと兵藤一誠さんにお訊きします」

 

「はい、なんでしょう?」

 

「兵藤一誠さんは魔力や魔術を駆使したテクニック、ドラゴンの力を使ったパワフルな戦闘を使い分けたりしますが今回はどう戦うのでしょうか?」

 

 一誠は記者の質問に対し……。

 

「実はサイラオーグ様とは軽く手合わせをする機会があったのですが、その時に約束したんですよ。力と力のぶつかり合いをしようと、だから、そうしますし勝ちます」

 

「自信満々ですね」

 

「負ける気で戦いに望む者などいないでしょう?」

 

「無論、俺も勝つ気だ」

 

 一誠の答えにサイラオーグもそう答え、二人は戦意に満ちた笑みを浮かべ視線と戦意を一瞬、ぶつけ合うのであった。」

 

 こうして、記者会見は順調に進むと共にグレモリーもバアルもゲームに向けて、臨戦態勢である事が伝わる。

 

 

 

「母上も見ている。お前に勝つぞ、兵藤一誠」

 

「いいえ、勝つのは俺達だ。サイラオーグ」

 

 会見場の裏手でサイラオーグと一誠は拳を突き合わせながら、挑戦的な言葉を交わすのであった……。

 

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