赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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百十四話

 

 一誠達はレーティングゲームに向けたサイラオーグとの記者会見に臨んだ。

 

 そうして、記者会見では一誠とサイラオーグの戦意をぶつけ合う挨拶があり、記者たちにリアスにバアル、両悪魔たちによるレーティングゲームは相当な激闘になる事を予感させたのであった……。

 

 記者会見という重要な行事を終えた一誠達だが、学園祭が行われるまでに旧校舎にて出し物の準備と訪問者たちが利用する上での入念なシュミレーションをし、レイアウトなども考えていく。

 

 レーティングゲームにおいては戦略を練ったり、実際に動きながらコンビネーションを考えたりなど準備に大急がしなのは変わらない。

 

 しかして、準備が入念であればあるほどに物事は上手くいくものである。故にそうしたものを怠らない。

 

 だからこそ、一誠達は自分達のアドバイザーを務めるアザゼルとサイラオーグとのレーティングゲームに向けたミーティングを始める。

 

 サイラオーグのほうにも当然、アドバイザーはいる。

 

 今の冥界で行われているレーティングゲームの現王者ことディハウザー・ベリアルだ。

 

 一誠達のアドバイザーは現堕天使のトップであり、色々と情報通でもある。そうした大物がアドバイザーを務めるなら、対抗するためにやはり、大物を頼るのは当たり前と言える。

 

 

 

「今からミーティングを始めるぞ。その前に各勢力の情勢について話したい事がある」

 

 

 アザゼルはミーティング前に話があるといった。

 

「神器に関して厄介な事になりそうだ」

 

「でしょうね」

 

 『禍の団』の英雄派は神器を禁手化に至らせる方法を研究している。無論、普通の方法ではないし違法や非道な事をもやっているが……。

 

 そして、英雄派は英雄派に属していない一般に紛れている神器所有者や悪魔に転生している神器所有者に禁手化に至る方法を伝え始めているとの事。

 

 不穏分子となる者に力を得る方法を与える事で自分達の味方ではないが、敵にとって厄介なことをする者にしようという事である。

 

 なにかの作戦を行う上での攪乱や陽動にも利用できるので中々良い手ではある。

 

 

 

「嫌がらせをするのは上手だな。全然、英雄らしくないが」

 

 一誠は英雄派の行いにおいてそう皮肉った。

 

「さて、じゃあサイラオーグとの対戦に向けて研究といこうか」

 

「なら、良い物がありますよ。サイラオーグ様達が『禍の団』と戦う映像だ」

 

「お前、どうやってそんなものを……」

 

「情報は力ですからね」

 

 一誠にはディオドラが囲っていた大勢の聖女や元シスター、カテレアにジャンヌがいて独自に禍の団の動きを探らせていると共に色んな情報網を作っている。

 

 更には独自に動かせる使い魔、錬金術で作った小型偵察ゴーレムを作って動かしながら、やはり情報を収集している。

 

 よって、一誠はサイラオーグ達と『禍の団』による戦の映像もばっちり録っている。

 

 その手腕にアザゼルは呆れていたが……。

 

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