一誠達はサイラオーグとの『レーティングゲーム』を控え、『アグレアス・ドーム』の横にある高層高級ホテルに用意された専用ルームであり、トレーニング器具によってウォーミングアップをこなせ、シャワー室もあり、お菓子やお茶付きのテーブルに椅子が用意された事でリラックスする事も出来る中々の場所で始まりの時まで待機していた。
そこにライザーが現れ、彼なりの応援の言葉をかけた。
一誠はフェニックス夫人のときのようにはっきりとレイヴェルと関係を結んでいる事を言うと複雑な顔をしながらも兄としての態度で応じたが……。
そして、ライザーはサーゼクスから一誠を呼ぶように言われた事を告げたので一誠はサーゼクスがいるという『VIPルーム』に向かった。
「お待たせしました、義兄さん」
「いや、むしろすまないね。試合前に呼び出して」
「いえいえ、義兄さんの呼び出しならいつでも応じますよ」
「本当、君は良い義弟だよ、実は『カイザードラゴン』としての君の熱烈なファンが良い物を送ってくれたんだ。是非とも、見てもらおうと思ってね」
サーゼクスはテーブルの上に置いてある円盤を取り出し、テレビ備え付けの再生機器らしきものに入れると……。
『カイザードラゴン、こんにちは。ぼくはカイザードラゴンが大好きです。こんどのゲーム、ドームにいけないけど、おうちでおうえんしています』
『カイザードラゴン、頑張れー!!』
映像が再生されるとその内容は次々とカイザードラゴンの人形やグッズを持った子供たちが『カイザードラゴン』を応援するものであった。
「これは中々……良い物ですし、気合が入りますね。俺は冥界の悪魔の子供たちにとってはヒーローに思われているんですね」
「ああ、そうだよ。そして、今回のレーティングゲームは冥界全土に生中継で試合の内容が放送されるからね。テレビの前で多くの子供たちが君たちを見ている。どうか、この子達の夢も守ってあげてほしい」
「勿論です。子供たちを幻滅させはしないし、むしろ『カイザードラゴン、ここにありっ!!』って感じで勇姿を見せつけますよ」
「その意気だ」
サーゼクスから見せられた『カイザードラゴン』としての自分をのファンである子供たちの応援メッセージを見て、一誠は更に気合が入りつつ、サーゼクスに言うとサーゼクスは頷いた。
こうして、VIPルームから待機室に戻ると……。
「サーゼクス様から子供たちの応援メッセージを見せられた。余計に負ける訳にはいかなくなったからな。だから、勝つぞ」
『勿論』
リアス達が一誠の言葉に応じ、そうしてウォーミングアップをし、リラックスすると一誠にリアスと朱乃に小猫に祐斗とギャスパーは耐熱、耐寒、防弾、魔力防御など防御性能を高めた作りの駒王学園の制服を着、アーシアはシスター服でゼノヴィアはエクソシストとしての戦闘服だが二人のそれも同じ作りになっていて、ロスヴァイセはヴァルキリーとしての鎧姿に着替える。
その後、開始時間間近となったのでドーム会場へと向かい、入場ゲート前で待機するとアナウンスに観客の歓声などが響く中、入場ゲートを潜ったのだった……。