赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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百二十話

 

 リアスとサイラオーグによる『レーティングゲーム』は『ダイス・フィギュア』という両チームのキングがそれぞれ、六面ダイスを振って出た目の合計分に応じた駒価値の眷属を出して戦わせるというルールの下、行う事となった。

 

 キングどうしにも駒価値が与えられる事になり、リアスは『8』でサイラオーグは最大の『12』の価値になる。

 

 ともかく、そうして『レーティングゲーム』は始まり……。

 

 『それでは両『王』の選手、台の前へ』

 

 審判であるリュディガーが呼びかけ、リアスとサイラオーグがダイスの置かれた台の前に立つ。

 

『第一試合を執り行います。出場させる選手をこれより決めます。両者ともにダイスを手に取ってください』

 

 

 リュディガーの声の下、リアスとサイラオーグがダイスを振ってリアスが2を出し、サイラオーグが1を出す。つまりは合計3となる。

 

 これによって出せるのは駒価値『3』の騎士か僧侶の1名だけだ。

 

 リアスの眷属で言うなら、『騎士』の祐斗にロスヴァイセ、『僧侶』のギャスパーとアーシアの四名から一人を選ぶ事になる。

 

「まずは僕が出ます」

 

「ええ、初戦を華々しい勝利で飾りなさい」

 

 こうして祐斗が立候補し、リアスは採用した。

 

 選ばれた選手は別空間に転移できる魔法陣によって、バトルフィールドに転送される事になっている。各種フィールドが用意されていてそれがランダムで選ばれるのだ。

 

 そうして、祐斗がバトルフィールドに転送されて彼に相手をするサイラオーグの眷属も転送される。

 

 サイラオーグが選んだのも同じく『騎士』であり、その身に甲冑を纏っていて、手には馬上槍を持った男のベルーガ・フールカスである。

 

 彼の乗る馬は青白い炎に包まれた馬でコキュートスの深部に生息する青ざめた馬(ペイル・ホース)だ。

 

「僕はリアス・グレモリーの『騎士』、木場祐斗です。よろしくお願いします」

 

「私はサイラオーグ・バアル様に仕える『騎士』ベルーガ・フールカス。こちらこそ聖魔剣と名高い木場祐斗殿と剣を交えられる事、誇りに思う」

 

 そうして、互いに自己紹介しながら一礼する。

 

 『第一試合、開始してください』

 

 リュディガーが魔法陣を介してフィールドに現れ、両者の間に入って試合の開始を告げた事で両者は距離を取り……。

 

 瞬間、祐斗はオーラを爆発させると共に姿を消し、ベルーガも青ざめた馬にして愛馬であるアルトブラウと共に姿を消し……。

 

 次の瞬間、剣閃が空間に軌跡を描いた数秒後、互いにすれ違った状態で姿を現す。

 

「……見事」

 

 ベルーガはそう言いながら、アルトブラウと共にリタイヤの光に包まれて消えていく。

 

「ありがとうございます」

 

 祐斗は礼を言いつつ、その手には聖魔剣を持っていた。

 

 祐斗は魔力を圧縮しながら爆発的に開放する事で劇的に自らの身体能力と感覚を向上させながら風属性の聖魔剣で風を纏う事で空気圧の反動を消す事で超高速で動けるようになりながら、ベルーガとアルトブラウを切り裂いた。

 

『サイラオーグ・バアル選手の『騎士』一名、リタイヤです』

 

 こうして、祐斗はベルーガに圧勝したのであった……。

 

 

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