赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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百二十三話

 

 リアスとサイラオーグによる『レーティングゲーム』は次々とサイラオーグの眷属をリアスの眷属が撃破していった事でサイラオーグ側はサイラオーグと『兵士の駒』七つで眷属となった正体不明なレグルス一人だけとなる。

 

「もう勝負の結果はいやでも分かる……せめて俺は『赤龍帝』一誠との決闘を望む。皆もそうだろうっ!!」

 

 こうして、サイラオーグは提案をし……。

 

「なら、レグルスも出せ……俺は神器の気配に敏感でな。そのレグルス……正体は神滅具の『獅子王の戦斧(レグルス・ネメア)』だろう?」

 

 一誠がその提案に対して言葉をかけた。

 

 『獅子王の戦斧』は極めれば一振りで大地を割る威力を持つ戦斧でありながら、巨大な獅子となり、敵の放った飛び道具から所有者を守る力も持っている。

 

「つくづく恐ろしい男だな……その通りだ、レグルス。良いぞ」

 

『はっ、サイラオーグ様』

 

 そうしてレグルスは巨大な獅子に変貌する。

 

「知っているぞ、そいつを使った切り札もあるってな……決闘を望むなら本気を出せ。どうしてもそれが嫌なら理由をやろう。ミスラさんを救った借りを返せ」

 

「……そう言われては従うしか無いな」

 

 こうして、一誠とサイラオーグによる決闘が行われる事となり、広大な平地に転移させられる。

 

「じゃあ、いくぞ。『禁手化』」

 

 一誠は龍人化し、『禁手化』をして『赤龍帝の龍人鎧』を纏う。

 

「我が獅子よ、ネメアの王よ、獅子王と呼ばれた汝よ、我が猛りに応じて衣と化せぇぇぇっ、禁手化っ!!」

 

『禁手化っ!!』

 

 サイラオーグとレグルスが並ぶとレグルスが黄金のオーラとなって、サイラオーグの身体を覆う。そうして凄まじい力を放ちながら、光り輝いてそれが消えると頭部の兜には鬣を思わせる金毛をたなびかせ、胸に獅子の顔を思わせるものがついた金色の獅子の全身鎧を纏っていた。

 

「これが『獅子王の戦斧』の禁手化――『獅子王の剛皮(レグルス・レイ・レザー・レックス)』。いくぞ、赤龍帝、兵藤一誠よぉぉぉぉっ!!」

 

「ああ、来い」

 

 サイラオーグが唯一持つ闘気をレグルスのオーラと合わせて凄まじい力を放ちながら、一誠へと向かって行き、一誠はオーラを凝縮し、濃密となったオーラを薄い膜のように纏いながら待ち受ける。

 

「はあああっ!!」

 

 そうして、サイラオーグは手足による激しい暴嵐の如き、拳に蹴りから肘に膝と肉体を武器とした打撃の乱打を一誠に浴びせようとするが……。

 

 

 

「まだまだ甘いっ!!」

 

 一誠はオーラを纏った手足を振るってサイラオーグの攻撃を受け弾き、それによって間隙が生じたサイラオーグに拳と蹴りによる連撃を叩き込む。

 

 「がば、ぐふ、ぐうっ!?」

 

 サイラオーグは一誠の攻撃に仰け反ってゆき……。

 

「しっ!!」

 

 

「ぐわああああああああああああああああああっ!!」

 

 仰け反った事で隙だらけとなったサイラオーグに対し、強烈な拳打を浴びせるとサイラオーグは鎧が砕かれながら吹っ飛ぶ。

 

「くう……まだまだぁ」

 

 しかし、サイラオーグは弱弱しくも戦意を激しく燃やしながら、鎧を再構成しながら立ち上がる

 

 

 

 

「良いぞ、来いっ!!」

 

 一誠はそれに対し、左手を前に右拳を大きく引く構えを取る。

 

「おうともっ、全力以上の全力をぶつけてやるっ!!」

 

 そうしてオーラを噴出しながら、一誠へとサイラオーグは突撃するのであった……。

 

 

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