百二十六話
リアスと一誠達は人間界にて駒王学園での『学園祭』を相当な高評価を勝ち得ながら、終わらせた。そして、冥界ではサイラオーグとその眷属とのレーティングゲームに勝利した。
中々に忙しい日々を送ったが、それでも一誠達はどっちも見事に大成功といった結果で終わらせたのである。
とはいえ、一誠達はまだまだ忙しい日々を送る事になる。一誠に関して言えば、上級悪魔になるための試験が控えているし、人間界においては学生として中間テストがある。
更に『カイザードラゴン』としての興行もあった。そうして、更に……。
「ふぅ、終わった……これでもう少ししたら目覚めるぞ」
『お疲れ様です』
一誠は唯一、彼以外の悪魔では治療できない『眠りの病』を治療できるので冥界の医療機関に呼ばれては『眠りの病』の患者を治療するための手術を行っている。
手術を終えた一誠に対し、医者たちは深々と頭を下げるのであった。
「ふぅ……我ながら随分と多忙になったもんだ」
仕事を終え、自宅に戻ると深い息を吐きながら苦笑する。眠りの病の患者を手術するのはその重さなどによる違いはあるが、基本、かなりの集中力がいるし繊細に粉裂ければいけないので体力に魔力と精神力を消耗するのだ。
ちょっとやってはい、終わりという訳にもいかないのだから……。
消耗を癒すためにテレビでアクション映画を見たり、パソコンで動画を流したり、スマホで色々とネット記事を視たりしながらのんびりとリラックスしていた一誠。
本当に一誠は忙しいが、だからこそ、今後はレイヴェルがマネージャーとして、サポートをするようにもなった。
ともかく、リラックス中の一誠であるが……。
「ん、アザゼルに極秘回線での連絡か」
一誠が仕掛けている探知網に反応があり、調べてみたらアザゼルに対して連絡をしている者がいた。その相手はヴァーリだ。
『そいつは本気なのか、ヴァーリ?』
『ああ、彼――おっと、今は彼女だった。彼女はそれを望んでいてね、俺としても興味があるので便宜を図りたい』
アザゼルの間の抜けた声にヴァーリは答える。どうやら、女性をヴァーリは自分達に会わせようとしているようだ。
更にその女性を狙っている者がいてそれは身内から出るとの事。
極秘回線を使っているし、ヴァーリが連絡するという事は『禍の団』関係の話だと察した。
「面倒事が起こりそうだし、備えるか」
確実に面倒事が起こるのを察したので出来る限り、最大限の準備をする事にしたのであった……。