一誠に朱乃と祐斗はマネージャーであるレイヴェルと共に冥界にて、昇格試験を終えると試験が終わるまで待機していたレイヴェルと共に会場近くにあり、リアスにゼノヴィアとアーシアと小猫にギャスパーとロスヴァイセとイリナとアザゼルにオーフィスと黒歌にルフェイがいるホテルに向かった。
因みに一誠達が試験を受けた試験会場とその近くのホテルはグラシャラボラス領にある。戦術家でもあるグラシャラボラス家から魔王になってみせたファルビウム・アスモデウスに倣って昇格試験センターが造られた。
本来、アスタロト家の領地にある昇格試験センターが一番であり、アスタロト家の領地には上流階級の悪魔が通う名門の学校もあるのだ。
しかし、ディオドラが禍の団と繋がってレーティングゲーム中に事を起こしたせいでアスタロト家の権威は失墜してしまった。次期魔王の輩出権利すら失ってしまったほどである。
ともかく、一誠達はホテルへと向かい試験後の疲れを労うため、ホテル内のレストランを貸し切って食事を始める。
「ってなわけで試験お疲れさん、乾杯」
『乾杯』
一応、アザゼルの音頭に応えともに飲み物を飲み始める。一誠達はジュースやお茶などであるがアザゼルだけは酒である。しかもアザゼルは昼間からも飲んでいたとの事だ。
「どうだった?」
「俺としてはばっちりだ」
「出来る限りのことをしました」
「大丈夫だと思います」
一誠に朱乃、祐斗はリアスの言葉に応じていく。
「オーフィス、黒歌、ルフェイ……まだ俺達には中間テストもあるが、それが終わったら本格的に遊んだりしよう」
「ん、分かった」
「それは楽しみにゃん」
「ですね」
オーフィスは頷き、黒歌にルフェイは嬉しそうに一誠の言葉に応じた。
「オーフィス、俺達と交流する事が『静寂』より楽しいと感じれるようにするからな」
「それは楽しみ……」
一誠がオーフィスに呼びかければオーフィスは微笑みながら、期待を乗せて言う。
そうして食事と会話の時間を楽しんでいた一誠達だが……。
「仕掛けてきたようだな」
この場の空気が一瞬で変化し、同じ風景なのに違う場所に転移したかのような錯覚という違和感があったので襲撃をしてきたと一誠は察した。
「ヴァーリはまかれちゃったみたいね。本命の登場にゃん」
黒歌も察知すると霧が一誠達の周囲に立ち込めて辺りを包み込んだ。
「さてと……こっちでいくか」
一誠はフルフェイスの兜だけは装着していない『赤龍帝の悪魔鎧』の基本形態である『兵士』状態となり、皆で見た目は同じだが、古フェ異空間のホテル内のレストランを飛び出す。
「よう、曹操にゲオルク……無事、生きていたようでなによりだよ」
広いロビーのソファに座っていた曹操とゲオルクに一誠は言うと……。
「良く言ってくれるな、人を南極に送っておいて……本当に凍死するかと何度も思ったぞっ!!」
「こっちはアメリカの極秘施設に送られたせいで国際指名手配犯になったんだ。おかげで普通の姿では満足に外国を移動できなくなったんだぞっ!!」
曹操とゲオルクは一誠に対して怒りのままに叫んだ。
「テロリストなんだし、負けたんだからどんな目に遭っても仕方ねぇだろ」
二人の怒りに只々、一誠は塩対応をしたのであった……。