ハーデスと取引し、冥府のコキュートスに封印されている究極のドラゴン殺しの猛毒を有する『竜喰者』のサマエルを色々な制限あれど、一度だけ使用を許された曹操とゲオルク。
その目的としてはオーフィスの力を奪って別の『ウロボロス』を作る事と厄介な存在である一誠とヴァーリを倒すためである。
しかして、その計画はサマエルを一誠が封印して別の異空間に転移させてしまった事で頓挫した。
計画が頓挫するとゲオルクは自分の神滅具で作り出した結界であり、異空間の強度を強めて一誠達を幽閉させるようにした。
その後、オーフィスの力を奪ったときに連絡して呼び出す予定だった
どのみち、一誠達は冥府の死神達を相手する必要があるのだ。
「せっかくだ、こういう技も試すとしよう」
「まだなんかあるのかっ!?」
「宿敵ながら本当に技が豊富だな」
一誠が何事かしようとしているのを見てアザゼルにヴァーリがツッコんだ。
その間にも自分の『赤龍帝の悪魔鎧』に幾つかの小型の魔法陣を生み出すと大量の何かが飛び出した。
「っ、コカビエル!?」
人型のオーラ状態でありながら、アザゼルは膨大な数の軍団の中にコカビエルがいるのを確認した。
「『赤龍帝の籠手』で取り込んだ魂の軍団、『
「軍団まで出せるのか……」
「なんでもありだな」
アザゼルとヴァーリに意見を言われながらも一誠は死神達に対して『赤龍帝の戦奴』を放っていく。
「さて、俺も行くか」
一誠は亜空間の倉庫に繋がる入口を出すとそこに手を突っ込むと『超融魔帝剣グラム』を取り出す。
そうして……。
『オオオオッ!!』
『うぐあああああっ!!』
『赤龍帝の戦奴』が漆黒のローブを着込んでフードを目深に被った存在にしてドクロやモンスターの手がついた不気味なデザインの鎌を持っている死神の軍団と戦い始め、飽和攻撃をして倒していく。
そして、『赤龍帝の戦奴』に殺された死神はその魂を染められ、新たな一誠の戦奴として取り込まれた。
「ふっ!!」
一誠もグラムを振るってオーラの斬撃を飛ばし、死神を倒す。当然、その死神の魂も戦奴と化して仲間と戦っていく。
「はあっ!!」
更に魔法と魔術で構成した拳銃にオーラを込めて撃ち出し、蹴散らしながら戦奴に変えた。
「プロモーション『騎士』」
騎士形態になって瞬間移動の如き高速移動をして、更に死神を切り裂いていく。
「プロモーション、『僧侶』」
僧侶形態になると幾多もの魔力と魔術に魔法の攻撃をして屠っていった。
「プロモーション、『塔』!!」
塔形態になると右拳を振るい、空間ごと破壊する拳撃の衝撃波で更に死神を粉砕した。
≪好き勝手やってくれますね、赤龍帝。私はハーデス様に仕える死神の一人、プルートです≫
道化師が被りそうな仮面を被り、装飾がされたローブに身を包んでおり、どす黒い刀身の鎌、強大なオーラを漂わせた死神が出て来た。
「そうか。撤退するなら今のうちだぞ」
≪そういう訳にはいきませんよ。死神を舐められては困ります≫
「そうか、プロモーション『女王』」
一誠が女王形態になりながら指を鳴らした瞬間、戦奴が一誠の身体に再度、取り込まれる。
そして、一つの鎌を手元に作り出した。
そうして、互いに鎌を構え合って対峙し……。
「しっ!!」
「がっ!!」
プルートが彼の残像が僅かしか残らない程の超速で接近しながら鎌を振るう。それに対し、一誠もプルートが振るった一閃よりもわずかに速く、鎌の一閃を振るうとプルートの鎌を切断しながらプルートも切断したのであった。
そうして、当然プルートの魂も一誠の物となってしまったのだった……。