赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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三十六話

 

 

 兵藤一誠は三大勢力による『会合』を阻止しつつ、それぞれのトップの抹殺を企みつつ、同じ『禍の団』に属する魔術師達を引き連れた旧魔王派のカテレア・レヴィアタンたちを倒し、更に『白龍皇』として決闘を挑んできたヴァーリを軽く倒した。

 

 そうして、皆でサーゼクスにセラフォルー、アザゼルとミカエルたちの元へと戻った。

 

「無事、終わらせてきました」

 

「皆、ご苦労だった」

 

 サーゼクスが一誠たちを労う。

 

「じゃあ、改めて和平を結ぼうぜ。『禍の団』に対抗するためにもよ」

 

「そうですね、象徴とはいえ『無限の龍神』とは厄介な」

 

 その後は改めて和平に向けての会談が行われる。

 

「兵藤一誠、必ずお前より強くなって倒してみせるからな」

 

「ああ、挑戦はいつでも受けてやるよ。だが、勝つのは俺だ」

 

 アザゼルと共に去ろうとするヴァーリが一誠へと声をかけ、一誠は不敵な笑みを浮かべてそう言った。

 

 また、女性天使と共に帰ろうとするミカエルの元へ近づくと……。

 

「ミカエル様、和平もしますしそれに今回の襲撃者達を撃退したという事でアーシアとゼノヴィアの神への祈りをダメージ無しに出来ませんか?」

 

「……ふむ、二人くらいなら『システム』にも影響は出ないでしょうし、何とかなるかもしれませんね。教会本部に近づかないようにしてもらえれば……アーシア、ゼノヴィア……神は不在ですが、それでも祈りを捧げますか?」

 

「はい、主がおられなくとも私はお祈りを捧げたいです」

 

「同じく、主への感謝とミカエル様への感謝を込めて」

 

「分かりました。ふふ、祈りを捧げてダメージを受けない悪魔がいるというのも面白いですね」

 

 ミカエルの問いにアーシアにゼノヴィアは即答しながら頷いた事で微笑みながら、ミカエルは約束をした。

 

 

 

「これで好きなだけ、自由に祈れるぞアーシア、ゼノヴィア」

 

「イッセーさん、本当にありがとうございます」

 

「イッセー、本当に最高の男だな」

 

「二人が喜んでくれたなら、なによりだ」

 

 アーシアとゼノヴィアはそれぞれ、イッセーに抱き着くのであった。

 

 こうしてこの日を境に悪魔に堕天使、天使による三大勢力は争いをしない事を誓いながら和平を結び、『禍の団』に対抗するため協調体制を取る事となる。

 

 この協定は『駒王協定』と称される事になった。

 

 

 

「へ、という事でこれからは俺がお前たちを強くしてやるよ」

 

 会合より数日後、アザゼルが駒王学園に教師として入り、オカルト研究部の顧問になった。

 

 また、ヴァーリは『禍の団』に密かに勧誘されていた事を利用してスパイとして潜り込みつつ、可能なら有力そうな者たちをこちら側に招き入れるための行動に出るとの事だ。

 

 そうして多くの変化が訪れる中で……。

 

 

 

 

 

「さてと……やるか」

 

 一誠は異空間内で『禁手化』をすると幾つかの矢の如き形状をしたオーラを放出、それらは鎧の宝玉に炸裂して砕き……。

 

「ふっ!!」

 

 ヴァーリとの戦いで獲得していた複数の『白龍皇の鎧』に付いていた宝玉を魔力で操り、自身の鎧の宝玉が付いていた箇所へと新しく埋め込む。

 

「おおおおおおおおっ!!」

 

 白銀のオーラが一誠の全身を包み込むと同時に凄まじい激痛による苦鳴を上げたが……。

 

VanishingDragonPoweristaken(バニシングドラゴンパワーイズテイクン)!!』

 

 眩い白い光が一誠を包むと一誠の鎧の色は赤と白が見事に混ざり合ったものとなった。祐斗の魔剣が聖剣と融合したのと同じ理屈で一誠は赤龍帝と白龍皇の力を融合させる事に成功した。

 

 彼が知っている原作の一誠もこうした事はやっているが彼の場合は右手の甲の宝玉にやっただけ、一部では不安定だった事を覚えていたので全身に出来るようにしたのだ。

 

 一部でも白龍皇の力は使えたものの、その負担で原作の一誠は寿命をかなり削った。だが、一誠に憑依した者はフェニックスの心臓を喰らった事で不死身になっており、しかもフェニックスの因子も増やし続け、その格はフェニックスの祖先と言えるほどのものとなっている。

 

 激痛はしたが、それでも負担は再生によって無くなった。

 

 

 

 

「後は白龍皇の因子を増やしていくだけだな」

 

『本当に強さを取り入れる事に貪欲だな、相棒は』

 

「俺は強くなるためなら、なんでもやるタイプだからな」

 

 ドライグの言葉に一誠はそう堂々と告げた。

 

 そして、更に会合の時に捕らえた魔術師の死体や時間を止めていながらも生きている者は魔術と魔法の実験材料や研究材料に使う事に決め……。

 

 

 

 

「っ、こ、ここは……わ、私をどうするつもりです……」

 

「男が捕まえた女に何をするかなんて決まっているだろう、ましてや、悪魔だぞ」

 

「あ、ああ……や、止め……ぅあああっ……も、あ、やあああっ」

 

 カテレアの時間停止を解除した一誠は彼女の心を魔力で支配しながら、その身を快楽で満たしていき、そうしてひたすらに貪っていく。

 

 

 

 

「イッセー様、私の身も心も力も全て、貴方のものです」

 

「ああ、その通りだ。大切に愛してやるからな」

 

 こうして、一誠はカテレアを己が女の一人としたのであった……。

 

 

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