赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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四十二話

 

 冥界にてソーナ・シトリーにその眷属と『レーティングゲーム』をする事になったリアス・グレモリーとその眷属。

 

 早速、今朝から『レーティングゲーム』に向けたトレーニングをするためグレモリー家の広い庭に集まり、そして、アザゼルがそれぞれのために用意したトレーニングを発表する。

 

 そして、一誠のトレーニングには特別な相手が呼ばれていて……。

 

「久しいな、ドライグ。それにティアマットもまさか、お前達がまた並んでいるのを見る事になるとは……」

 

 十五メートルはある巨大なドラゴンにしてティアマットやファーブニルと同じく、『六大龍王』の一体、『魔龍聖(ブレイズ・ミーティア・ドラゴン)』の名を有するタンニーンが空中より降下し、一誠と彼の傍にいるティアマットを見て言った。

 

 因みにタンニーンは現在、最上級悪魔の眷属になっており、使われた駒は『女王』。

 

 悪魔としては最上級の格と力量を有している。

 

 

 

『まあ、色々あったのだ……本当に懐かしいな、タンニーン』

 

「私は何度か会っていたりするけどね」

 

 ドライグとティアマットがそれぞれ、タンニーンへと応じる。

 

 

 

「俺は兵藤一誠、見ての通り今代の赤龍帝ですタンニーン様。しばらくの間、修行への付き合いよろしくお願いします」

 

「良いだろう、お前に協力するようにサーゼクスからも頼まれているからな」

 

 一誠が深々と頭を下げて言えばタンニーンは頷きながら、そう言った。

 

 

 

「私も付き合うわ、イッセー」

 

 そうして、タンニーンにティアマットとトレーニングをする事になった一誠……。

 

 

 

「それじゃあ、『龍の山脈(ドラゴン・レンジ)』へと行きましょうか」

 

「……む、なんだって?」

 

 一誠が徐に告げた事にタンニーンはその言葉を吟味すると問い返す。

 

「だから、『龍の山脈』に行くんですよ」

 

「いや、ちょっと待て……『龍の山脈』は幻の山だぞ。どうやって行くのだ」

 

「ファーブニルからの情報によれば、『龍門(ドラゴン・ゲート)』に続く道の途中に存在するらしいですよ。普段は道が閉ざされているから、運も必要とは言われましたが……ともかく、一度『龍門』を開きますので協力してください」

 

 

 

「わ、分かった」

 

 一誠の頼みに戸惑いつつ、タンニーンは承諾する。

 

 

「良し、それじゃあ皆……トレーニング頑張って、必ずソーナ達に勝つわよっ!!」

 

『はいっ!!』

 

 リアスの言葉に一誠たち眷属は応じる。

 

 そうして、一誠にティアマット、タンニーンは少し離れた場所で集まり……。

 

『はあっ!!』

 

 ドラゴンやその力を宿す者が三名以上揃って発動でき、力のあるドラゴンを呼び出す事が出来る魔法陣にして『龍門』の逆効果版を一誠によって発動する。

 

 

 

 

 そうして、『龍門』の中へと一誠にティアマット、タンニーンは入り……。

 

 

 

 

 

『おおおおっ!!』

 

 戦闘形態である龍人と化した一誠はタンニーンにティアマットと『龍の山脈』にて戦い始める。

 

 力ある者は祝福し、力ない者には死を与えるという『龍の山脈』は過酷な環境であり、その上で一誠は身体に高負荷をかけ、呼吸すらも制限する『縛り』の魔法に魔術もかけているのでティアマットとタンニーンに劣勢へと追いやられ続ける。

 

 とはいえ……。

 

 

 

「まだまだぁっ!!」

 

「ちょっと待てぇぇぇっ、なんだその超速再生は!?」

 

「イッセー、フェニックスの心臓を食べていてフェニックスの再生能力を手に入れているのよ」

 

「はあっ!?」

 

 負傷、ときには欠損した先から超速再生する一誠に思わず、タンニーンはツッコみを入れる。ティアマットが説明するとタンニーンは驚愕する。

 

「さあ、もっと戦い続けよう」

 

「悪魔たちの未来は明るいな」

 

「ね」

 

 再戦を呼びかける一誠にタンニーンは呟き、ティアマットはタンニーンの意見に同意するのであった……。

 

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