リアスと彼女の眷属である朱乃に祐斗、小猫にギャスパー、ゼノヴィアにアーシア、そして、一誠たち八人は冥界にてソーナ・シトリーにその眷属と『レーティングゲーム』で対決する事になった。
それに向けて猛修行をする事になったが……。
「まあ、でも学生としては勉強もちゃんとしないとな」
「ですよね……うぅ、大変です」
「ふふ、学業も悪魔業もこなす。それが眷属の辛いところだな」
修行や『レーティングゲーム』は悪魔としての事情であり、学業には全く関係が無い。修業や『レーティングゲーム』が忙しくて夏休みの宿題をまったくできなかったというのは言い訳にすらないのだ。
だから、一誠は修行の傍らでアーシアとゼノヴィアの手伝いもしながら宿題をこなしていた。
「もう、ここまで進むなんて……流石です、若様」
「一誠義兄様、本当に凄いです」
将来的にリアスの夫、あるいは悪魔の貴族になる者として必要な知識やら礼儀やらの勉強もミリキャスと交流しながら、こなしていく。
「さて、それじゃあ……そろそろ修行に行ってくるな」
「分かりました、頑張ってくださいね」
「ああ、勿論だ」
そうしてグレモリーの屋敷からタンニーンと待ち合わせをしている場所へとティアマットと共に転移し……。
「じゃあ、今日もよろしく頼むなタンニーン」
「うむ」
そうして、次は転移するための『印』を刻んでいる一誠とティアマット、タンニーンの修行場所である『龍の山脈』へと転移をすると……。
「はああああっ!!」
「ぬおおおおっ!!」
「あああああっ!!」
常人なら体すら動かせない程の高負荷、呼吸制限を魔法と魔術による『縛り』を課している戦闘形態である龍人になっている一誠はタンニーンに本来の巨龍になっているティアマットと全力の戦いを繰り広げる。
因みに『縛り』に慣れてくると一誠はその質を更に上げてよりきつい状態にしているので常に戦闘中に一誠は追い詰められるも……。
「ふっ!!」
「ぬぐっ!?」
タンニーンに拳撃が炸裂すると同時に一誠は拳に凝縮していたオーラを解放。爆発的な威力となってタンニーンを襲い、巨体ながらもタンニーンは結構な勢いで吹っ飛んだ。
「はぁっ!!」
容赦なく、隙だらけの一誠へティアマットがその巨碗を振り下ろすものの……。
「うっ!?」
一誠の纏っているオーラが障壁へと変化した事でティアマットの一撃は防がれ、止められてしまう。
「でいやあああっ!!」
障壁を解除すると同時に一誠は蹴撃をティアマットに放ち、タンニーンの時と同じように爆発的な威力がティアマットを吹っ飛ばす。
『はああっ!!』
「おおおおっ!!」
タンニーンとティアマットがそれぞれ、ブレス攻撃を放った。
それに対し、一誠は魔力も駆使して莫大なオーラを凝縮した熱閃と化したブレス攻撃を二つに拡散させながら、放つ事で迎撃。
「ちいっ!!」
「本当に出鱈目ね」
熱閃はタンニーンとティアマットのブレスを突き破り、そのままタンニーンとティアマットへと向かったのでなんとか二龍は回避をした。
「さて、縛りを又きつくするか」
一誠はまた一段と己への『縛り』のそれを上げながら、修行を続行するのであった……。