赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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四十八話

 

 魔王主催によるグレモリー領でのパーティも終わり、日々も過ぎていた。

 

 そうして今日は人間界における八月二十日である。

 

 今日、この日はリアスとその眷属とソーナにその眷属による『レーティングゲーム』が行われる。

 

 グレモリーの居城地下へと皆は移動する。

 

 因みに一誠たちの恰好は駒王学園の制服姿であるが、アーシアはシスターとしての恰好であり、ゼノヴィアはエクソシストの戦闘服という恰好であった。

 

「リアス、グレモリー家の名に恥じぬ戦いをし、勝ちなさい」

 

「眷属の皆さんもリアスを支えてください」

 

「頑張って、リアス姉様、イッセー兄様」

 

「鍛錬の成果を発揮して来い」

 

 ジオティクスにヴェネラナ、ミリキャスにアザゼルらから見送られながらゲーム場へ移動する巨大な魔法陣の元へ行き……。

 

 

『行ってきます』

 

 そう言って、魔法陣の輝きに包まれゲーム場へと移動した。

 

 今回の『レーティングゲーム』のフィールドは駒王学園の近隣に存在するデパートを再現したものであった。

 

 リアス達の本陣が二階の東側であり、ソーナ達の本陣が一階西側になっているというもので『プロモーション』は相手の本陣まで赴かなければならないとの事。

 

 因みに一誠たちが転移させられた本陣周りにはペットショップにゲーセン、飲食フロアや本屋にドラッグストアが存在している。本陣下の一階は大手古本屋の支店とスポーツ用品店があった。

 

 

 

 ソーナ側にあるのは食材品売り場と電気屋にジャンクフード店、雑貨品売り場となっている。

 

 さらに今回のルールとしては『バトルフィールド』となるデパートを破壊し尽くさない事、ギャスパーの神器使用の禁止が設けられた。

 

 

 

 

「とりあえず、ゼノヴィアはデュランダルは使えないな。だから、これをやる」

 

 一誠は魔力と魔法力など自分の力を込めた剣を周囲の原子構造変換も駆使して鞘も含めて作り出し、ゼノヴィアに渡す。

 

「ありがとう、イッセー。大事にするからな」

 

「ああ。さてどう戦うかだが……」

 

 そうして三十分間の作戦時間を使い、作戦を立てると審判であるグレイフィアがゲーム開始を告げる。それとこのゲームの制限時間は三時間という短期決戦(ブリッツ)形式である。

 

 

 

「ふんふんふーんっと……」

 

 デパート内を何と一誠は鼻歌を歌いながら、無警戒に歩き回っており……。

 

 

 

「随分と余裕そうだな、兵藤っ!!」

 

「私達を舐めないでください!!」

 

「全くですっ!!」

 

「はあっ!!」

 

 そんな一誠に対し、匙元士郎と髪をツインテールにした愛嬌のある顔立ちをした女性で元士郎と同じソーナの『兵士』である留々子、長い黒髪に眼鏡をかけた女性であり、長刀を持ったソーナの『女王』である真羅椿姫に蒼い髪にボーイッシュさのある容姿をした女性でソーナの『戦車』である由良翼紗が姿を現しながら、奇襲をかける。

 

 

 

 

「まあ、俺を狙ってくるだろうなとは思ったよ」

 

『なっ!?』

 

 一誠が笑みを浮かべながら言った瞬間、その姿が消える。当然、全員が驚愕に包まれる中……。

 

 姿を隠せる場所に潜みながら、気配察知でソーナ達の居場所を把握しながら、幻影を使ってソーナの眷属たちを誘き出した一誠はオーラでアンチマテリアルライフルを形作り……。

 

 

 

 

「そらよっ!!」

 

 元士郎に留々子、椿姫に翼紗を狙ってアンチマテリアルライフルの銃口から収束された数発の閃光を放った。

 

「がっ!?」

 

「うあっ!?」

 

「くっ!?」

 

「がはっ!!」

 

 そうして、全員の身体を穿ち貫くとリタイアの光に包んだのであった。

 

『ソーナ・シトリー様の『兵士』二名、『戦車』一名、『女王』一名、リタイア』

 

 こうして、グレイフィアがアナウンスをし……。

 

「さてと……」

 

 一誠はそういってその場所から静かに離れ……。

 

「悪いけど、僕は一誠君の剣にもなるって決めているからねっ!!」

 

「ああ、恥ずかしい姿なんて見せられないっ!!」

 

「私だって頑張ります」

 

「私も力に……」

 

「僕だってっ!!」

 

「うふふ、私達は強いですわ」

 

「悪いわね、ソーナ。圧倒的に勝利するわ」

 

 祐斗にゼノヴィア、アーシアにギャスパー、朱乃にリアスもそれぞれ、奮戦してソーナの眷属たちを倒した。特に朱乃は堕天使としての力、小猫は猫魈としての力も使ったのである。

 

 

「っ、成程幻影ね」

 

 だが、眷属たちと姿を現していたソーナは幻影であった。故に捜索せねばならなかったが……。

 

「悪いな、チェックメイトだ」

 

「私は最後まで諦めません」

 

 一誠はソーナの居場所を突き止めており、デパートの屋上にて対峙する。

 

そうして、一誠に対し水のオーラを周囲に集め、デパートのあらゆるところからも水を集めるとそうして、大量の水を変化させて宙を飛ぶ鷹や地を這う大蛇、勇ましい獅子に群れを成す狼、そして巨大なドラゴンを幾重にも作り出す。

 

「その心意気、良し。俺も本気でやろう」

 

 一誠は龍人になり、更に『赤龍帝の龍人鎧』を纏う。

 

「はああっ!!」

 

 そうしてイッセーへソーナは形成した大軍勢を総突撃させる。

 

 だが、肉体強度もだが一誠が肉体に超圧縮して纏っているオーラの強度により、ソーナの攻撃は全て弾かれ消滅する。

 

 

 

 

「じゃあな」

 

「うああっ!!」

 

 一誠はオーラを込めた拳撃を繰り出し、それによって生じた拳圧であり、衝撃波が空間を砕きながらソーナに炸裂して吹っ飛ばすとそのまま、リタイアの光に包まれた。

 

『ソーナ様のリタイアを確認、リアス・グレモリー様の勝利です』

 

 そうして、リアスとその眷属は圧倒的勝利を収めたのであった……。

 

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