五十一話
夏休みの多くを一誠はリアスにその眷属にとっての故郷と言える冥界にて過ごし、夏休みもあと数日というところで人間界へと戻って来た。
すると兵藤家の家がグレモリー家の手により、敷地面積も含めて大リフォームされて豪邸にされていた。
そうして、一誠と彼の両親、アーシアだけでなくリアスに朱乃に小猫、祐斗にギャスパーとリアスとその眷属であり、『オカルト研究部』全員で暮らせるようになったのである。
無論、一誠が自分の部屋にて設けた異界にある『万魔殿』が如き、生活拠点もそのままだ。
ともかく、そうして一気ににぎやかになった兵藤家での新生活を一誠たちは楽しみながら、悪魔としての活動、鍛錬も続けては二学期に備える中……。
『万魔殿』に設けた秘密の部屋内にて……。
「俺の父さんと母さんの護衛、ご苦労だったなカテレア」
「ありがたきお言葉、これからもイッセー様の命は全力でこなしてみせます」
「ありがとう」
夏休み中、一誠の両親はこれもまた、グレモリー家の手により、海外へと大旅行していたのだが秘密裏に一誠は自分の配下であり、女としたカテレアに秘密裏の護衛を頼んでいた。
そうして、感謝を述べればカテレアは感激しつつ、嬉しそうに答える。
「これからは『禍の団』もだが、情報収集を頼む」
「お任せください」
その後、一誠はカテレアと心身深く交流し、己が愛を与えて彼女を満たしたのだった。
そして、更に……。
「や、イッセー君」
「お呼びいただきありがとうございます、セラフォルー様」
『魔法少女マジカル☆レヴィアたん』の撮影の協力という建前の元、一誠はセラフォルーに呼ばれた。
「イッセー君たち、本当に強かったね。ソーナちゃんたちが全く相手にならなかったなんて……あ、勘違いしないでね。怒ってるとかそういう訳じゃないから……むしろ、ありがとう」
セラフォルーは一誠へと笑みを浮かべながら、そう言う。
「イッセー君達に負けた事で絶対に『レーティングゲーム』を教える学校を建てて、先生になってみせるってソーナちゃんと匙君達、眷属の皆もやる気に火がついてたよ」
「そうですか、やる気があるのは良い事です」
「うん、だからありがとうね。変に気を遣わず本気で相手してくれて」
「勝負事に手を抜くのは俺の主義じゃないだけですよ……」
「それでもだよ、本当に大好き……」
「俺もです」
その後、一誠はセラフォルーと深い男女としての交流をしながらお互いに愛と欲を満たす快楽に興じ合い、満たし合った。
こうして、夏休みも完全に終わり、駒王学園は二学期となって九月のイベントである体育祭の準備が始まる。
そんな中……。
「イッセー君、久しぶり」
「ああ、久しぶりだなイリナ」
紫藤イリナが転校生として一誠のクラスに入って来たのであった……。