赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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五十三話

 

 夏休みも終わり、『体育祭』の準備を始めている駒王学園のある駒王町に天界勢力から現地で働く者として転生天使こと『御使い』になった紫藤イリナが送られた。

 

 そして、駒王学園に転校生として二年生で一誠にアーシア、ゼノヴィアがいるクラスに入った。

 

 勿論、話を聞いていたリアスにソーナ、アザゼルらで歓迎会をした後、一誠はリフォームした兵藤家においては空き部屋も結構あるので紫藤イリナも兵藤家で住むよう、誘うと紫藤イリナはその誘いを受け、一緒に生活する事になる。

 

 

 

「うーん、此処に住んでたのは幼稚園くらいのときまでだからやっぱり、新鮮だなぁ」

 

「殆ど、イギリスだったか……まあ、これから馴染んでいけば良いさ」

 

「うん」

 

 一誠はイリナに駒王町を案内すると称して二人でデートに出かけた。

 

 

 

「それにしても凄い事になったよな。三大勢力が和解したとはいえ、それぞれ悪魔と天使に……人間辞めちまったんだから」

 

「そうだね……でもね、イッセー君、私が天使になったのは勿論、ミカエル様に頼まれたのもあるんだけど……」

 

 一誠が苦笑しながら、言った言葉に頷きながらも一旦、言葉を切る。

 

 

 

「だけど?」

 

「一誠君と長く生きたいから、愛し合いたいから天使になったのもあるんだ」

 

「嬉しい事を言ってくれるな……それにそう言われると責任重大だ。任せろ、お前の愛に俺も応えるよ」

 

「えへへ、ありがとう……ちゅ」

 

 微笑むイリナに一誠は近づき、そうして口づけを交わす。

 

 こうして幼馴染二人だけの時間を久々に過ごした。

 

 兵藤家に帰ると……。

 

 

 

「さて、天使になってどれくらいやれるのか見せてもらうか」

 

「ふふ、いくよ」

 

 一誠の部屋に設けられた異界であり、『万魔殿』の闘技場にて一誠とイリナは対峙する。天使になった事で強化されたイリナの実力を把握するためであり、そのためにリアス達は観戦していた。

 

「まずは小手調べだ」

 

 そう、一誠が言うと彼の身体からオーラが噴出し、それが銃器を形作るとその銃口から凝縮されたオーラの弾丸が放たれた。

 

 

 

「よっとっ!!」

 

 イリナはそれを天使の翼を広げ、空中飛行にて回避して一誠へと接近し……。

 

「やあっ!!」

 

『擬態の聖剣』を一誠へと振り下ろす。

 

「反応は中々だ」

 

 一誠はバリアを展開する事で斬撃を止めた。

 

「うっ!!」

 

 イリナは銃器からオーラの弾丸が放たれるところで回避し、続けて連射される弾丸を回避していく。

 

 

 

「って、わあっ!?」

 

 その回避した弾丸が軌道を変えてイリナを追尾し始めた。

 

 

 

「いきなり難易度上げ過ぎじゃないかな、イッセー君っ!?」

 

「でも対応できているじゃないか」

 

 そんな会話をしながら、一誠は天使になったイリナの実力を図っていく。

 

 その後は連携の鍛錬などを軽くしたりもし……。

 

「ちゃんともしもの時も堕天使にならないように準備はしておいた」

 

「うん、ありがとう」

 

 一誠の寝室は今、アザゼルに手伝ってもらう事で天使が欲を持つ事で生じる堕天使になる堕天化をしないように術を施している。

 

 

 

 そうして、寝台の上で一誠はイリナと抱き締め合い……。

 

「ん、ふ、う、はぅ……」

 

「イリナ、愛している」

 

「私もだよ、イッセー君」

 

 その後、互いの愛を心身ごと繋げ合い、深めていくのだった……。

 

 

 

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