赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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五十六話

 

 ディオドラにその眷属との『レーティングゲーム』が決まったリアスとその眷属だがアガレスとの試合内容を見ると『オーフィスの蛇』を呑み込んで絶大的なパワーアップをして勝利をした事からディオドラがオーフィスを首魁としている『禍の団』と繋がっていると判断した。

 

 

 

 そして、ディオドラの眷属が全て『聖女』と称された教会関係者であり、これまた全員、『魔女』として追放された者たちだった事からアーシアを教会から『魔女』として追放されるように仕向けただろう事、そして確実にアーシアを手に入れようとしている事も掴んだ。

 

 ディオドラの眷属に関する事は一応、『天界』にも報告はしている。もっとも三大勢力が和睦をする前であるし、悪魔としては敵対勢力の弱体化に繋がるのでこれについては問題には出来ないのだが……。

 

 因みに密かにディオドラを調査すると屋敷に囲っている女性もまた、教会の熱心な信者に教会の本部に馴染みが深い者であるのも知り、ますますアーシアを狙っている確信となったのだ。

 

 また、一誠はディオドラと『レーティングゲーム』をしたシーグヴァイラにディオドラが勝ったのは『オーフィスの蛇』を使うというドーピングをしたからで本来は反則負けであるからと教えつつ、ディオドラについては魔王とも相談しつつ、シーグヴァイラの分まで制裁を与えると連絡した。

 

 

 

『ありがとうございます』と丁寧な返事が返ってきたのであった。

 

 ともかく、そうしてディオドラと確実にゲーム中に手を出してくるだろう『禍の団』に備えて気合を入れた鍛錬を始める。

 

 

 

「さあ、行くぞ」

 

 一誠は戦闘形態である龍人となり、左腕には『赤龍帝の籠手』を出し、更に右手には『アスカロン』と同じぐらいの大剣サイズのオーラの剣を出す。

 

 更に一誠のオーラが複数噴出されるとそれは小型サイズのドラゴンを形作る。

 

 

 

「良し、いくぞ」

 

『さらっとまた新技を……』

 

 またも新しい戦法を繰り出す一誠に唖然としつつも鍛錬を始めるリアス達。

 

 一誠自身は左の『赤龍帝』を盾や打撃武器としつつ、右のアスカロンで剣閃を放つし両足による蹴りも使うが、更に複数の小型サイズのドラゴンが周囲を飛び回りながら口からオーラによる砲撃に火炎攻撃、魔力、魔法に魔術での攻撃や障壁を張ったり、拘束したりする支援をしてくるので一誠の相手をするリアス達にとっては厄介だった。

 

 

 

「本当、あいつなんでもありだな……幾つ、戦法あるんだよ」

 

 鍛錬の様子を見るアザゼルは相変わらずの一誠の万能ぶりに呟く。

 

 そうして、ディオドラとのゲームに向けて激しい鍛錬を積み、勿論駒王学園での体育祭に向けての練習をする中……。

 

 とある夜中……。

 

 

 

 

「よう、ル「それで呼ぶなぁぁぁっ!!」」

 

「ヴァーリが取り乱すの、初めて見た」

 

 隠蔽こそしているが、馴染みのある気配を一誠は感知したので行ってみれば、白いワイシャツ姿のヴァーリとラフな格好、チャラい感じになっている美候だった。

 

 一誠はヴァーリに対して昔のあだ名で呼ぼうとしたが即座にヴァーリが反応してそれを防ぎ、美候は唖然とした。

 

 

 

「というか、赤龍帝よぉ。良くも俺を冥界の端の端までぶっ飛ばしてくれやがったな。帰るの大変だったんだぞっ!!」

 

「いや、お前侵入者だったしそれに生きてるだけ、儲けものだと思え。っていうかぶっ飛ばされるのが悪いだろ」

 

 直ぐに美候が冥界での事について言う。一誠は彼との戦いのとき、ぶっ飛ばしたのである。

 

「それはそうだ……兵藤一誠、どうやら『白龍皇』の力も使えるそうだな」

 

「まあ、お前との戦いのとき散らばっていた宝玉を片っ端から取り込んだからな。今は大分馴染んでるぜ」

 

「抜け目がないな……まあ、良い。君なら心配はないが一応、ディオドラには気をつけておいた方が良い」

 

「ああ、あいつは『オーフィスの蛇』を使っていたからな。っていうかプライドかなんか知らんが、ゲームで使うとか馬鹿すぎるよな。『禍の団』と繋がっているのがばれるのに……そっち、正確には『旧魔王派』も頭を抱えてるだろ?」

 

「ふっ、そこまで分かっているのか……俺は『旧魔王派』とは距離を取っているから詳しくは知らないが、それでも行動を起こすつもりではあるようだ」

 

「少々ばれても問題無いと判断したか……まあ、せっかくだ。腹が減っているならラーメンを奢ってやるぞ」

 

「それもアザゼルから聞いたのか……」

 

「ああ、ちゃんと一押しのラーメン屋に連れて行ってやる」

 

「俺にも奢れよ」

 

「良いだろう、ついでだ」

 

 そうして、一誠はヴァーリと美候と共にラーメン屋へ行き、美味しいラーメンに一誠と美候は餃子にチャーハンを付けたりして食べた。

 

 

 

 

「美味しかった……感謝するぞ、兵藤一誠」

 

「気前良く、奢ってくれてありがとうな赤龍帝。またよろしく頼むぜ」

 

「こっちの役に立つ事をするならな」

 

 ヴァーリに美候はそれぞれ、一誠に礼を言うとラーメン屋から去って行ったのだった……。

 

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