赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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六十一話

 

 兵藤一誠はディオドラを殺し、その遺体を焼き尽くすとディオドラの眷属を任せたリアス達の元へと戻ろうとし……。

 

「ふ……」

 

 極大な規模の帯状の光が一誠へと降り注ぐもそれに対し、一誠がオーラを噴出しながら纏った。すると光は一誠の光に触れた瞬間、弾けるようにして飛び散り、消える。

 

「なっ!?」

 

 そして一誠の上空であり、彼から少し離れた距離にいる軽鎧を身に着け、マントも羽織っている腕に機械を取り付けた男が驚いた。

 

「俺にあんな程度の一撃で勝てると思わないでほしいものですね。シャルバ・ベルゼブブ様」

 

「っ、貴様、何故私の名をっ!?」

 

「俺には殺した相手の魂を吸収し、その能力を使う能力がある。その吸収した魂から記憶を読み取る事も可能なんですよ」

 

 実際、一誠はディオドラを殺した時点でその魂を吸収している。

 

 それによって驚いた相手がディオドラを利用していた悪魔で前魔王ベルゼブブの血を引くシャルバである事を知った。

 

 まあ、もっとも建前としてはこうだが実際のとこは原作知識によるものであったりするが……。

 

 

 

 

 

「ち、どこまでも役立たずな」

 

「それについては同情しますよ。それじゃあ次は俺の番です」

 

 一誠がシャルバの舌打ちに応じると共に一誠のオーラが龍人を形作りながら、シャルバに手を向け、オーラを収束させると閃光を放つ。

 

「ぐっ、う、お、おおおおおお……」

 

 シャルバは一誠によるオーラの攻撃を障壁を展開する事で受け止めるも……。

 

「ぎ、いぃぃ、ぐ、ぅあああああぁっ!!」

 

 

 押し破ろうとする一誠のオーラに何とか耐えていたが罅が入り、それが広がっていくので受け止めきれないと判断したシャルバはなんとか、その場から離れて回避した。

 

「ば、馬鹿な……わ、私の力はオーフィスによって前魔王クラスにまで引き上げられているのだぞ。そんな私が苦戦するなどぉぉぉぉっ!!」

 

 シャルバは一誠に対し、魔力の波動であり、絶大なオーラの波を放った。

 

「苦戦するだけじゃないようですがね」

 

「なっ……「逃がしません」」

 

 絶大なオーラの波でさえ一誠には通じず、弾けて飛び散り、消えてしまう。たまらず、魔法陣を出現させて転移しようとしたが一誠の龍人のオーラが手の平をシャルバへと向ける。

 

「ひ、引き寄せ……うおおっ!?」

 

 シャルバは強烈な力で一誠の方へと引き寄せられてしまい、しかも抵抗が出来ない。そうして……。

 

「はあああっ!!」

 

 一誠が大きく振り被り、放った拳撃と共にオーラの龍人の拳が巨大化しながら、シャルバへと炸裂。

 

 そうしてシャルバは凄まじい勢いで上空へと吹っ飛ばされて姿を消した。

 

「さて、戻るか」

 

 そうして、シャルバを撃退した一誠はリアス達の元へと今度こそ、転移したのであった……。

 

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