今日は夜の時間帯に北欧神話勢力の主神であるオーディンが日本神話勢力と会合をする事になっている。
だが、それに納得がいかず許せないと北欧神話勢力の悪神にしてトリックスターのロキがオーディンを殺してでも会合を阻止しようとしていた。
当然、ロキの襲撃を防ぎオーディンと日本神話勢力との会合を成功させるために一誠たちは準備をし、備えていた。
「本当、神ってのは面倒くさいな。殺したら駄目なんて……」
一誠はふと愚痴を言った。そう、神は殺すと世界に影響を及ぼしたり、特定の国に影響を及ぼす等、密接な繋がりがある。勢力的なバランスというのも勿論、あるが……。
「でもお前、ぶっちゃけ何とでも出来るだろう」
「ロキがとんでもない物、生み出したりしていない限りは……まあ、様子見ている感じ、生み出してはいないようだが。面倒くさい生物用意していたりはしますね。元々、また『
一誠はアザゼルからの問いに答えながら、一度交戦した時に仕込んだ監視やロキの居場所に転移するためのマーキングを通じてロキの様子を監視していた。
ロキは最大の切り札として他の神話勢力に対しても十分な牽制になる神殺しの牙を持つ魔狼のフェンリルを有しているが、更にヤルンヴィドに住まう巨人族を狼に変えてフェンリルと関係を結ばせる事でスコルとハティを生ませている。
当然、そのどちらもフェンリルと比べれば能力は落ちるがそれでも『神殺しの牙』を持っている。
更にミドガルズオルムも本体よりは小さいが、タンニーンくらいの大きさはある量産型を五匹ほど生み出していたりもする。
「あの野郎……流石は悪神ってところか」
一誠がロキが抱える戦力を教えるとアザゼルは毒づく。
まあ、それはそれとしてオーディンの会合やロキとの戦闘は裏の世界の話であり、表の世界では普通の高校生である一誠達は学生生活も当然、こなしている。
「さて、部としての学園祭の出し物を考えなきゃね」
「うむむ、前と同じ事は出来ませんし難しいですわね」
今回、オカルト研究部では学園祭の出し物を決めるための話し合いをする事となった。
だが、意外とこういうのは難しい。
部と全く関係のない出し物は出す意味が無いし、どうせ学園祭をやるなら、見に来る学生やその親や兄弟などには楽しんでもらいたい。
「(懐かしいな)」
兵藤一誠に憑依している者は内心で懐かしむのであった。
結局、今日は決まらなかったがともかく、夜の時間帯。
「じゃあ、乗り込もうか」
『おおおっ!!』
一誠とヴァーリはそれぞれ『禁手化』状態となり、そしてリアスと朱乃、小猫に祐斗、アーシアにゼノヴィアにイリナにアザゼルにバラキエル、タンニーン、ティアマット、黒歌に美候、アーサー、ロスヴァイセ、スルト・セカンドと匙はまだ間に合っていないが、ともかく集まれるだけの者達が集まると一誠が展開した魔法陣によって、ロキの居場所に転移したのであった……。