オーディンが日本神話勢力との会談のため、とある高層高級ホテルへと向かった事を当然、オーディンが他の神話勢力と交流しようとしてるのを邪魔しようとしている悪神ロキは掴んでいた。
そのため、間違いなく自分に屈辱を与えてきた『赤龍帝』達は邪魔をしてくるだろうが、隠し持っていたスコルとハティ、量産型ミドガルズオルムと自分とフェンリルの全力をもって潰してやろうと会談の場へと向かおうとしていたのだが……。
「っ!? この力は……」
そうして、ロキは拠点内で強大な力であり、覚えのある気配がしたのに驚く。その直後、ロキの拠点は巨大な大槌と強烈な雷光に呑み込まれた。
「おおっ、流石はレプリカとはいえ神の武器だ……見ろよヴァーリ、ロキの拠点が結界ごと潰されたぞ」
ロキの拠点へと転移した一誠は即座にオーディンから貸し与えられたミョルニルのレプリカを出すと超巨大サイズに変化させ、更に……。
「いや、それは十回以上倍化して放ったからだと思うんだが……」
「ああでもしないと神の拠点は潰せないだろうしなぁ」
顔はマスクに覆われて分からないが、引きつっているだろうこと感じで言うヴァーリの言う通り、一誠は十回以上倍化しつつ、譲渡する事でミョルニルのレプリカの威力をかなり増大させたのだ。
故にロキの拠点は全壊しており、深いクレーターの跡が出来ていた。
「まあ、ロキは死んでないだろうけどな。仮にも悪神だし、しぶといだろう」
そう、一誠が言うと……。
「き、貴様ぁぁぁぁっ、良くも良くも我が城をぉぉぉぉぉぉっ!!」
ぼろぼろで荒い呼吸をしながら、ロキが激怒の方向を上げる。
「殺してやるぞ、絶対にっ!!」
そうしてロキはフェンリルにスコルとハティ、量産型ミドガルズオルムを出して一誠達へと挑みかかった。
「ふっ!!」
「はああっ!!」
「ぬおおあああああっ!!」
『オオオオンッ!!』
一誠にヴァーリ、ロキとフェンリルは超速にて縦横無尽に空も地も動き回りながら物理攻撃に魔法や魔術、魔力にオーラなどの攻撃による応酬を繰り広げていく。
「ぬんっ!!」
「があああつ!!」
「ぐっ!?」
『グオオオッ!?』
人型ドラゴンのオーラを具現化させつつ、共に打撃の戦舞を繰り出す一誠により、ロキは防御魔法陣は砕かれるし、自分の攻撃すら相殺どころか押し切られてしまう。
ミョルニルへの対処に力を使い、疲弊していたというのもあるが……。
フェンリルも又、自身の速度を上回りながら攻撃してくる一誠に対応できず、その威力に追い詰められていく。
そして、ヴァーリの魔力やオーラ攻撃も合わせて一気に追い詰められていく。
「ば、馬鹿な……うぐああああっ!!」
『オオオオッ……』
一誠とヴァーリがロキとフェンリルを叩き伏せ、量産型ミドガルズオルムにスコルとハティはリアス達、遅れてやってきた元士郎によって倒された。
こうして、オーディンと日本神話勢力の会合は無事に終わったのであった……。