赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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八十五話

 

 一誠はグレモリー家の通過儀礼を受けるための遺跡の最深部であるコロシアムにてサタンレッドことサーゼクスと戦う事になった。

 

 折角なので最近、ディオドラから奪った『オーフィスの蛇』に『赤龍帝』と『白龍皇』の二天龍のオーラを注ぎ込んでおり、ロキとの戦いの前にタンニーン、ティアマットのオーラを、ロキとの戦いが終わった日々の中でアザゼルに頼んでファーブニルのオーラ、匙にも頼んでヴリトラと龍王たち強大なドラゴンのオーラを注ぎ込んだのだ。

 

 無限の力を持つオーフィスが切り離した一部である『オーフィスの蛇』だが無限の性質を多少なりとも持っているのは間違いない。なので強大なドラゴンのオーラを取り込ませる事で劇的な強化を一誠は図ったのだ。

 

 それに元々、一誠はドラゴンの力と相性が良い体質でもある。

 

 そうして一誠は『赤龍帝の籠手』に一つのパワーソースとして取り込んでいるオーフィスの蛇の力を発動しながら、サーゼクスとの戦闘に臨む。

 

 

 

 

 

「しっ!!」

 

「ふっ!!」

 

 一誠とサーゼクスは互いに中央へと一瞬、姿を消しながら近づいては拳撃によるオーラの激突を発生させ、その衝撃波で空間を震わせ、多少、余波でコロシアムを破壊する。

 

「やっぱり、強大なドラゴンのオーラを幾つも重ねただけあって強固で強大だな」

 

 サーゼクスが拳に纏わせた滅びのオーラが触れても一誠のオーラはそれを弾いていた。

 

「じゃないとこうして肉弾戦も出来ませんしね」

 

「それもそうかっ!!」

 

 直後、二人は超速の速さで地も空も関係なく動き回りながら、力に技と駆け引きを応酬させる『格闘戦』を繰り広げた。

 

 

 

「そろそろやるか……」

 

「うっ!?」

 

 格闘戦の中で間合いが開いた時に一誠はある力を発動する事にした。

 

 巨大な蛇の姿を形成しているオーラが目を輝かせれば一誠とサーゼクスの間の空間が歪み、凝縮すると共に一誠とサーゼクスは引き寄せ合う。

 

 

 

「らあっ!!」

 

「うあっ!!」

 

 そうして一誠は隙が生じたサーゼクスへと蹴撃を炸裂させる。そうしてサーゼクスは吹っ飛んだが、一誠の蛇の目が輝く。

 

 

 

「よっとぉっ!!」

 

 直後、一誠の手から複数のオーラのラインが放たれ、サーゼクスに接続される。

 

 

 

「くううっ!!」

 

 一誠は力の限り、吹っ飛んでいるサーゼクスをラインを自分側へと引っ張る事によってサーゼクスをもこちらへと引っ張る。

 

 サーゼクスは何とか、カウンターとして滅びの球体を放つが蛇の目が数回輝くと滅びの球体が小さくなっていき、消失した。

 

 

 

「しっ!!」

 

「おおおおっ!!」

 

 そうして近距離にて一誠はサーゼクスと接続しているラインを操りながら、彼の体勢を崩したりしながら格闘戦を挑んだ。

 

 

 

 

「……見事だ……」

 

「ありがとうございます」

 

 そうして、最後にサタンレッドが倒れた事で一誠が勝ったのであった。

 

 一誠が使うオーフィスの蛇は二天龍と龍王のオーラを注ぎ込んだ事でその力をも使えるようになっているが故にサーゼクスは翻弄できたのである。

 

 

 

「流石、イッセー君。サーゼクスちゃんに勝つなんて……」

 

「色んな力を使いこなしているのも凄いじゃないか」

 

「パワーもスピードもテクニックも高水準、しかもまだ切り札を幾つも持っているようだし、いやぁ、冥界の悪魔の将来は明るいなぁ」

 

「お見事よ、イッセー」

 

 サタンレンジャーから元の姿に戻ったセラフォルーにアジュカ、ファルビウムとグレイフィア達が一誠を賞賛した。

 

「おめでとう、完全に合格だよ」

 

 倒れた後に転移で姿を消したサタンレッドの姿から元に戻ったサーゼクスが合格を告げた。

 

 そうして幾つか話を交わすと一誠とリアスの二人は遺跡から去り始める。

 

「試練、合格したな」

 

「ええ、これでグレモリー家として私達の関係は認められたわ」

 

 遺跡からの帰り道、一誠とリアスは見つめ合い抱き締め合うと深く口づけし、通過儀礼による試練を合格した事で二人の関係を完全に認められた事を喜びながら、愛し合うのであった……。

 

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