赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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九十一話

 

 一誠達、駒王学園の二年生と生徒の引率をする教師たちは『修学旅行』の場所である京都に新幹線で到着し、更に宿泊場所である高級ホテルが『京都サーゼクスホテル』にチェックインもした。

 

 

 

 生徒達の部屋は基本、豪華な洋室である。

 

 一誠にいたっては本来、彼が一人部屋に当たったのを良い事に修学旅行中、『禍の団』が動いたりした非常時、裏の世界の話が出来るように確保された部屋であった。

 

 ただ、八畳一間の和室で古ぼけたテレビに丸テーブル、ベッドではなく敷布団と明らかに環境レベルが下というものだった。

 

 

 

 だが、リアスから事前にそれを聞いていたので一誠は修学旅行前に自分に当てられた部屋へとやって来て、おのれの魔法と魔術の全てを駆使して洋室であり、超豪華な雰囲気、BSもCSも全て対応している超高画質で高級なテレビに次世代ゲーム機や高級パソコン、家具や電気用品全てが超高性能で高価な物が備え付けられているという『超VIPルーム』に改変していた。

 

 ともかく生徒達は自分の部屋に荷物を置き、財布など必需品だけ持って自由行動をすべく動いていく。

 

 

 

「イッセー、午後の自由時間は本来の予定に無いけど伏見稲荷(ふしみいなり)に行かないか?」

 

「伏見稲荷? 確かここから一駅先だったな……」

 

「おお、流石はイッセー。ちゃんと調べてるんだな。そうそう、一駅先にあるんだよ。で、ちゃんと他の先生に聞いたらOK出たぜ」

 

 因みに一誠のクラスを担当しているアザゼルは我先とばかりにホールでの話が終わると姿を消していたりする。生徒引率はどうしたのやらだ。

 

 

「OK出たのなら、行くとするか」

 

 こうして一誠にアーシアとゼノヴィアにイリナ、藍華と松田に元浜という七人の班で京都駅から一駅先の『稲荷駅』に向かい、そこから下車して伏見稲荷の参道に入る。

 

 

 

「魔除けの像だが……パスの効果は早速出ているようだな、なんともない」

 

 伏見稲荷の一番鳥居を抜け、大きな門の両脇には狛犬のような狐の像が立っている。

 

 その像からは魔除けの力を感じたが、悪魔である一誠にアーシアとゼノヴィアはリアスから渡されたパスの力で何の影響も出なかった。

 

 こうして一誠達は門を抜け、本殿へと歩きつつ、写真撮影などをしていき千本鳥居を見ながら伏見山へと挑戦する。

 

 そうして一誠は頂上へと一人先に登る。というのも先程から複数の物が見張っている事に気づいたからだ。

 

 

 

「京の者では無いな」

 

 金髪を結った狐の妖怪で巫女服を着た少女が姿を現す。他にも幾多もの気配が一誠を取り囲んだ。

 

 

 

「修学旅行に来た悪魔の学生ですからね……とりあえずその物々しい雰囲気は落ち着かせましょうか」

 

 一誠が指を鳴らすと瞬間、一誠と狐の妖怪の少女と彼女の部下だろう者達が展開された異空間の中に入ったのであった……。

 

 

 

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