兵藤一誠は京都にて、『禍の団』の英雄派が設けた異空間の拠点にグレモリー眷属とイリナにアザゼルとシトリー眷属にセラフォルーと妖怪勢力と共に侵入した。
更に異空間を支配しながら色々と異空間内だからこそできる事象改変を行い、英雄派の構成員たちと自分以外の者を何の仕掛けもない平原を用意した上でそこで対峙するようにし、自分と英雄派のリーダーに主力陣を闘技場を用意して転移する事にしたのである。
当然、一瞬の間に突如発生した出鱈目な事象に曹操にジークフリートとゲオルク、ジャンヌにヘラクレスとレオナルドの六人は混乱し、驚愕していた。
「まずは自己紹介してやろう。俺は兵藤一誠、リアス・グレモリーの『兵士』で今代の『赤龍帝』だ」
兵藤一誠は曹操達が混乱や驚愕から落ち着くまで待つ間、自己紹介をして『赤龍帝の籠手』を出す。
「ふふふ……勿論、知っているとも。俺達、『人間』が倒すべき相手として……俺の名は曹操。三国志で有名な曹操の子孫だ」
曹操は自らの神器にして神滅具である『黄昏の聖槍』を出した。
「僕は英雄シグルドの末裔、ジークだ」
ジークフリートは背中に『龍の手』を出しながら腰に帯剣している複数の魔剣の中からグラムとバルムンク、ノートゥングを抜いた。
「私はゲオルク・ファウストの子孫、ゲオルクだ」
ゲオルクは周囲に魔法陣を展開しながら、『絶霧』を出し始める。
「俺はヘラクレス。英雄ヘラクレスの生まれ変わりだぜぇ」
「私はジャンヌ。聖女ジャンヌの生まれ変わりよ」
ヘラクレスもジャンヌもそれぞれの神器を出す。
「僕はレオナルド。英雄の子孫でも生まれ変わりとかでも無いけどね」
最後にレオナルドが『魔獣創造』によるモンスターを大量に出した。
「はっ、証拠も何も無いのに英雄の子孫だの生まれ変わりだの、信じられるかよ。自称じゃねえか。本当だとしてもやってる事はテロ活動で世界に混乱を巻き起こす事ばかり。自分の先祖とかの名に泥塗りまくってるじゃねえか。まあ、良い。来いよ」
一誠が手招きすると……。
「いけっ!!」
レオナルドが大量のモンスターを一誠へと突撃させるも……。
「【死ね】」
魔力を込めた言葉により、モンスターはその命を絶たれ、更に……。
「うあっ……が……あ……」
『レオナルドっ!?』
魔力を込めた言葉を放つと同時に空間も多少弄ってモンスターとレオナルドにだけ炸裂するようにしていたために、レオナルドも一誠の言葉によって心臓麻痺となり、死亡した。
「なら、俺がぁぁぁっ!!」
ヘラクレスが突撃していき、そうして強烈な拳撃を炸裂させると同時に『巨人の悪戯』によって爆破する。
「子供騙しだな」
「なら、これはどうだぁぁぁぁぁっ!!」
爆破による煙が晴れると全然、一誠には効いていなかった。なので乱打を浴びせながら連続爆破を巻き起こす。
「はぁ、はぁ、はぁ……っ!?」
「やっぱり、子供騙しだな。ふん」
爆破の煙が晴れるとやはり、一誠には全く効いていなかった。驚愕するヘラクレスに拳撃を炸裂させるとその威力と衝撃によってヘラクレスの肉体は原子レベルで砕け散った。
「やああっ!!」
「おおおっ!!」
一誠を倒すべく、ジャンヌは『聖剣創造』で出した二刀の聖剣をもって向かっていき、ジークも三本の魔剣にて切りかかっていく。
「温いな」
大剣と化しているアスカロンを出しながら、それによる流麗な刃の舞を繰り出す事で苛烈な剣士二人の斬撃を捌いていく。
「はあっ!!」
短時間にて幾多もの剣閃を輝かせたかと思えば、壮絶なる斬閃がジャンヌとジークを切り裂き、その軌跡から強烈なる光のオーラが放たれ、ジャンヌとジークを呑み込み、消滅させた。
「こんな……想像以上の……このっ!!」
「まだまだ未熟だな」
ゲオルクが『絶霧』と魔法に魔術を組み合わせた強烈な攻撃を繰り出そうとした時、一誠が手元に魔法陣を出しながら指先で軽く弄る。すると……。
「!?」
ゲオルクの攻撃は全てゲオルクに向かって放たれ、彼はそのまま攻撃に呑み込まれて死亡した。
「は、ははは……これが赤龍帝の……面白い、『禁「流石に厄介そうなのは困るわ」』……がはっ!?」
曹操は『禁手化』をしようとしたが、一誠は許さず、指先からオーラを収束した一撃を放ち、彼の心臓を穿った。
「ぐほ、ごほ、お……の……れぇ」
曹操は倒れながら吐血し、無念を抱きながら死亡した。
しかし、次の瞬間……。
『はっ!?』
曹操にジーク、ゲオルクとヘラクレスにレオナルドは意識を覚醒させると混乱した。自分たちは生きており、景色は闘技場のままであったからだ。
「ああ、ようやく幻術から覚めたか」
「はう、んん……イッセー……」
自分が見せて幻術から覚醒した曹操達に対し、一誠は声をかけたが彼の隣ではジャンヌが寄り添っていた。その表情は愛しい男性に対し、身を任せている女のそれである。
そう、一誠は曹操達男性陣には幻術を見せて行動不能にしつつ、ジャンヌに対しては魅了しつつ、彼女の身も心も己の物とすべく染め上げ、貪ったのである。
こうして、ジャンヌは完全に一誠に愛を捧ぐ事が至福である女になってしまったのであった……。