赤龍帝に憑依転生した者   作:自堕落無力

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九十七話

 

 兵藤一誠は『禍の団』の派閥の一つで人間たちで構成された『英雄派』が京都に設けた異空間の制御を乗っ取り、英雄派の主力陣を全て自分が用意した闘技場に招いた。

 

 そして『英雄派』の男性陣には幻術を見せて行動不能にしている間に英雄派の主力陣の中で紅一点であるジャンヌを魅了しながら、彼女の身も心も己の物とするために貪り、そうして染め上げたのであった。

 

 

 

「っ……じゃ、ジャンヌ……やってくれるじゃないか、赤龍帝」

 

 曹操は一誠に対して身を任せ、寄り添っているジャンヌを見て驚愕していた。聖女ジャンヌの生まれ変わりであり、だからこそ悪魔の力には耐性がある彼女があっさりと支配されたが故である。

 

「俺は良い女には目が無いし、欲しい物は手に入れる主義だ。それに敵なんだから、どう扱っても文句は言われない……だが、安心しろ。ちゃんとお前たちと遊んでやるよ曹操。勿論、さっきのような幻術とかは無しでだ。そこで待ってろ、ジャンヌ」

 

「うん」

 

 一誠は曹操達へと言いながら、ジャンヌを離れさせると……。

 

 

 

「『禁手化』」

 

 一誠は自然に『赤龍帝の龍人鎧』への禁手化を果たした。

 

「っ、ドラゴン系の神器でそんなに自然に禁手化を……」

 

「神器の力を極めていけばそういう事だって出来るさ。そもそも神器は所有者の意思の通りに成長するんだからな」

 

 曹操は通常、ドラゴン系の神器の『禁手化』はその性質上、力を放つために流れるような変化は無理だ。しかし、一誠はそうした事も含めて変化できるように鍛錬しているし、神器を成長させているが故に出来たのであった。

 

 

 

「へ、ならこっちも禁手化をするしかねえなぁ、『禁手化』」

 

「全力でやった方が良さそうだ。『禁手化』

 

「……『禁手化』」

 

「っ、『禁手化』」

 

 そうして、一誠の『禁手化』に対し、ヘラクレスにジークフリート、ゲオルク、曹操は禁手化をしていく。

 

 ヘラクレスの禁手化は『超人による悪意の波動(デトネイション・マイティ・コメット)』であり、全身からミサイル状の突起物を生やすものだ。

 

 ジークフリートの禁手化は亜種であり、背中からドラゴンの腕が生える通常のそれに加えてさらに三本、ドラゴンの腕が増えて腕の本数分、つまりは力が十六倍される事となる『阿修羅と魔龍の宴(カオスエッジ・アスラ・レヴィッジ)』だ。

 

 ゲオルクの禁手化はディオドラとの戦いで使われていたようにゲオルクが望む結界装置を霧の中から創造する『霧の中の理想郷(ディメンション・クリエイト)』だが、今回は一誠に対抗するために結界装置を創る分の力を霧自体の性能を爆発的に上昇させる事に回していた。

 

 曹操の禁手化も亜種であり、背後に神々しい輪後光を生み、一つ一つに強力な能力を付与させた七つの球体で『七宝(しっぽう)』を出現させる『極夜なる天輪聖王の(ポーラーナイト・)輝廻槍(ロンギヌス・チャクラヴァルテイン)である。

 

 

 だが、今回はゲオルクのように『七宝』を出さずにその分の力を通常でも並の悪魔を即滅出来るし、放つ威光だけでも悪魔を祓える強力な聖槍のオーラを爆発的な強化に注いだ。

 

 

 

 

 

 

「はあああっ!!」

 

  レオナルドも創造能力を全て注ぐ事で強力な能力を有する巨大な魔物を一体作り上げる。

 

 

 

「来いよ」

 

『いくぞおおおおっ!!』

 

 準備が整った曹操達へ一誠は手招きし、曹操達はそれに応じ動き出したのであった……。

 

 

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