ありふれたかもしれないIFの世界   作:uruka

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アスベスト?さんからのリクエストです。


ハジメと光輝の天職 IF

もし、ハジメと光輝の天職が同じだったら。そして、ハジメの方が性能がよかったら。

そんなIFのお話。ルートは1つ。

※プレートを受け取るあたりまでカット

 

 

 

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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:1

 

天職:勇者

 

筋力:110

 

体力:140

 

耐性:155

 

敏捷:115

 

魔力:120

 

魔耐:130

 

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破α・言語理解

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これが血をこすりつけたときに現れた情報だった。

 

ゲームみたいだなと思いつつ、自分の天職に目が行く。

 

ハジメ本人としてはまさか自分が勇者だとは思っていなかったため、自分の目かこのプレートがおかしくなったんじゃないかと思い、目をこすったりプレートを指で弾いたりしている。

 

ハジメとしては自分が魔法使いとかだと思っていたからだ。

 

だが壊れてはいなさそうだ。

 

「全員見れたか? 説明するぞ? まず、最初に〝レベル〟があるだろう? それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。そんな奴はそうそういない」

 

どうやらゲームのようにレベルが上がるからステータスが上がる訳ではないらしい。

 

「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことはわかっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。それと、後でお前等用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。なにせ勇者御一行だからな。国の宝物庫大開放だぞ!」

 

メルド団長の言葉から推測すると、魔物を倒しただけでステータスが一気に上昇するということはないらしい。地道に腕を磨かなければならないようだ。

 

「次に〝天職〟ってのがあるだろう? それは言うなれば〝才能〟だ。末尾にある〝技能〟と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが…百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」

 

ハジメは自分のステータスをもう一度見る。『勇者』とあり、やっぱり変化していない。

 

ハジメ達は上位世界の人間だから、トータスの人達よりハイスペックなのはイシュタルから聞いていたこと。なら当然だろうと思いつつ、口の端がニヤついてしまうハジメ。自分に何かしらの才能があると言われれば、やはり嬉しいものだ。しかも幼少期に一度は憧れたヒーローなのだ。喜んでも良いだろう。

 

「後は……各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」

 

ハジメは110や155のように、確かに平均値よりも10倍以上高い。

 

すると、早速光輝がメルドの呼びかけに応えて報告に行く。

 

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天之河光輝 17歳 男 レベル:1

 

天職:勇者

 

筋力:100

 

体力:100

 

耐性:100

 

敏捷:100

 

魔力:100

 

魔耐:100

 

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

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天職も勇者であり、チートの権化・・・いやハジメの方がチートだ。全ステータスにおいてハジメが上回っている。なぜハジメの方が上なのかと思ったが、異世界に対する知識だと思うことにした。ハジメはオタクであり、異世界に対する知識がクラスの誰よりも(清水幸利は除く)多い。その知識分が上乗せされたんだと思うことにした。

 

「ほお~、流石勇者様だな。レベル1で既に100か……技能も普通は二つ三つなんだがな……規格外な奴め! 頼もしい限りだ!」

 

「いや~、あはは……」

 

団長の称賛に照れたように頭を掻く光輝。ちなみに団長のレベルは62。ステータス平均は300前後、この世界でもトップレベルの強さだ。しかし、光輝はレベル1で既に三分の一に迫っている。成長率次第では、あっさり追い抜きそうだ。

 

だが、次に報告しに行ったのはハジメだ。

 

「次はお前か。・・・お前も勇者なのか?2人同時に勇者が出ることなんて聞いたこともないぞ?・・・だが『勇者』とあるし・・・しかもさっきのやつより強いじゃないか!」

 

その言葉が聞こえたのか、光輝がプレートを覗き込む。

 

「は・・・?なんでこのオタクも勇者なんだ?普通は1人だけでしかも俺のほうが勇者にふさわしいだろ?」

 

「ん・・・?なあ、『オタク』ってなんだ?」

 

「ああ、『オタク』ってのは・・・・・・・という人間です。俺のほうが勇者にふさわしいでしょう?」

 

「何を言ってるんだ?こいつのほうがどう考えても勇者にふさわしいじゃないか」

 

「な・・・なぜですか!?」

 

「なぜって・・・お前らの世界から見たここは異世界に当たるんだろ?なら異世界に関する知識が豊富なこいつのほうがどう考えても冷静に立ち回れるじゃないか」

 

「そ・・・そんなのわからないじゃないですか!というか冷静なのは俺だって!」

 

「今どう見てもお前は冷静じゃない」

 

「ぐっ・・・」

 

「さあ、他のやつも確認しないといけないんだ。どいてくれ。・・・ああ、プレートを返すの忘れてたな。ホイ」

 

「あ、ありがとうございます。・・・天之河くん、どいてあげなよ」

 

「うるさい!俺にお前が指図するな!お前が勇者なんて俺は絶対認めない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして翌日。早速訓練が始まった。

 

訓練開始時、各々に適しているだろうと判断された武器が渡された。

 

聖剣は光輝に渡された。ハジメには普通の剣が渡された。

 

実はこれ、ハジメが昨日の夜メルドに言ったのだ。

 

ハジメに聖剣を渡したら絶対光輝が逃げ出したりすると思うから聖剣は光輝に渡してください、と。

 

メルドはなぜ聖剣があることを知っているのかと驚いたが、そう言えばハジメは異世界に対する知識が豊富なんだったな、と思い出し、そのことを了承した。

 

「ははは!南雲!この剣を見ろ!お前より俺のほうが勇者にふさわしいと判断されたんだ!どうだ!」

 

そんなことはつゆ知らず、光輝はハジメに突っかかった。

 

「あ、そう。良かったね」

 

「・・・これからはお前も俺に従ってもらうからな!」

 

「え、なんで・・・まあいいか。いいよ」

 

そう言うと上機嫌な光輝は戻っていった。

 

ちなみに檜山たちチンピラーズだが、流石に勇者に突っかかる勇気はないのか、何もしてこない。

 

所詮はチンピラだ。自分より下の人間にしか高圧的にでれないのだろう。

 

そして、初日の訓練が終わったわけだが、ハジメはレベルが2になっていた。

 

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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:2

 

天職:勇者

 

筋力:121

 

体力:154

 

耐性:170

 

敏捷:126

 

魔力:132

 

魔耐:143

 

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破α・言語理解

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最初のステータスの10分の1が追加された。もしこのまま毎日レベルが上がり続けたら、求め方にもよるが1週間後、または10日後には耐性が300を超え、一番低い筋力でも11日後、または18日後には300を超える。求め方としてはトイチで増えるのか、それとも最初期ステータスの10分の1が追加されていくのか、という違いだ。

 

もしかしたら全く違う増え方かもしれないが、現状はこの計算方法で増加すると仮定しておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10日後。

 

「よーし!4日後にオルクス大迷宮で実践練習を行う!各自パーティーのメンバーを決めておくように!」

 

「「「「「「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」」」」」」

 

 

 

「ねえねえハジメくん!私パーティーに入れてくれない?」

 

「あ、白崎さん。もちろん良いよ。まだ誰も誘ってなかったから来てくれてよかった」

 

「あ、そうなの?てことは私がハジメくんの初めてってことだね!」

 

なんか言い方が卑猥な気が・・・う、うん。そうだね」

 

「あ、そうだ!雫ちゃんも誘ってきていいかな?」

 

「あ、うん良いけど」

 

「ありがとう!雫ちゃーん!」

 

 

 

 

「あら?香織?どうかしたのかしら?」

 

「うん!一緒にハジメくんのパーティーに入ろうよ!」

 

「南雲くんの?・・・(南雲くんならちゃんと香織を守ってくれそうね)良いわよ」

 

「よかった!じゃあハジメくんのとこ行こうよ!」

 

「ああ、ようやく見つけた。香織と雫はここにいたのか。俺のパーティーに入るだろ?」

 

「あれ?光輝君。私達ハジメくんのパーティーに入るんだけど?」

 

「え?いや、君たちは俺の幼馴染なんだから俺と一緒にいるのが普通だろ?」

 

「え?何その理屈〜。そんなのあるはずないじゃん。というかどいてよ。ハジメくんのとこに行きたいんだから」

 

 

 

 

 

 

「ハジメくーん!雫ちゃん連れてきたよー!」

 

「ああ、おかえり白崎さん。・・・なんで天之河くんもいるの?」

 

「南雲!俺と決闘しろ!俺が勝ったら香織と雫は返してもらう!」

 

「「・・・は?」」

 

「というかなんで光輝はついてきたのよ」

 

「香織が南雲に洗脳されているに違いないからだ!そうじゃなければ俺を香織が拒絶するなんてありえない!南雲!俺が勝ったら洗脳を解け!」

 

「私洗脳なんてされてないよ?自分の意志だよ」

 

「いや・・・そもそも洗脳なんて使えないんだけど」

 

「まだしらばっくれるのか!成敗してやる!」

 

そう言って決闘することを了承していないのに襲いかかってきた。

 

だがハジメは光輝よりもチートだった。

 

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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:11

 

天職:勇者

 

筋力:285

 

体力:363

 

耐性:402

 

敏捷:298

 

魔力:311

 

魔耐:337

 

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破α・言語理解

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これに対して光輝のステータスは

 

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天之河光輝 17歳 男 レベル:7

 

天職:勇者

 

筋力:170

 

体力:170

 

耐性:170

 

敏捷:170

 

魔力:170

 

魔耐:170

 

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

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ハジメに比べると貧弱だ。

 

『え?遅・・・天之河くんってちゃんと訓練してた?』

 

これぐらいなら簡単に避けられるが、それではつまらない。

 

剣の腹を右に押して体勢を崩し、光輝のみぞおちに一発アッパーをお見舞いした。

 

「がぶふっ・・・」

 

そんな声を上げて地面に倒れる。

 

「すごいすごい!ハジメくんってこんなに強くなってたんだね!」

 

「ちょっと香織!まずは『ちょっとで良いから』光輝を回復してあげなさい!」

 

「あ、そっか」

 

 

 

 

 

光輝は自分の部屋で目を覚ました。

 

「ハッ!」

 

「あ、起きたわね。どうかしら?調子は」

 

「あ、し、雫・・・そう言えば香織は!?」

 

「南雲くんのパーティーよ。私もね」

 

「な、なんで雫まで・・・そ、そうか雫も洗脳されて・・・」

 

「これ南雲くんから預かったプレートなんだけど、『洗脳』ってどこにもないわよね?」

 

「た、たしかに・・・いや、南雲はドーピングしてるんだ!そうじゃなきゃこのステータスはおかしい!」

 

「言っておくけど、ドーピングしている場合は状態異常の項目が追加されるわよ」

 

「で、でも・・・なんで南雲は俺よりもレベルが高く・・・」

 

「どうせアンタウチの道場通ってたからって剣術の訓練そんなに真面目にしてなかったんでしょ?言っておくけど私はアンタよりレベル上よ」

 

そう言って雫はプレートを見せる。

 

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八重樫雫 17歳 女 レベル:9

 

天職:剣士

 

筋力:120

 

体力:100

 

耐性:90

 

敏捷:320

 

魔力:50

 

魔耐:50

 

技能:剣術・縮地・先読・気配感知・隠業・言語理解

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「え・・・?し、雫も・・・?」

 

「これで、アンタが真面目に訓練していなかった証拠になりそうね」

 

 

 

 

 

「ああ、そうそう。南雲くんが『勇者』として民衆に紹介されてたわ。私と香織、それと清水くんもパーティーメンバーとして紹介されたわ。・・・アンタのことは聞かれなかったから安心しなさい」

 

「な、なんで俺がいないときに!」

 

「だって勇者同士の戦いでアンタは負けたじゃない。勝ったほうがより勇者っぽいのは当たり前でしょう?」

 

「で、でも見た目とかは南雲より俺のほうが上だろう!?」

 

「『見た目』はね。南雲くんは見た目は一旦置いておいて、安心させてくれるのよ。アンタとは違って」

 

「安心なら俺も!」

 

「生憎だけど、私はアンタじゃ安心できない」

 

「な、なぜだ!」

 

「アンタのことを南雲くんほど信用してないからよ。・・・どうせアンタは自分が良ければそのことなんてどうでもいいんでしょう?」

 

『南雲くんなら、あのときのこともちゃんとフォローしてくれたんでしょうね。アンタとは違って』

 

声には出さず、内心で思っていた言葉だった。

 

「し、雫・・・?」

 

「いいわ。私は訓練に戻る。安静にしてなさいってお医者様が言ってたわよ?『天之河くん』」

 

その言葉を話すとほぼ同時にドアが閉じられた。




迷宮まで行けませんでした(力尽きた)
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