ありふれたかもしれないIFの世界   作:uruka

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チキン醤油さんからのリクエストです。かなり短めになってしまいました。


ハジメと香織と雫の関係 IF

もし、ハジメと香織と雫が最初から関係を持っていたら。

そんなIFのお話。ルートは1つ。

 

 

 

「ふう。・・・南雲くん、ありがとう。また、お願いね」

 

「・・・ねえ、八重樫さん」

 

「?・・・何かしら」

 

「君は・・・白崎さんもだけど、いつまでこの関係を続けるつもり?・・・この、ただ性欲を満たすだけの関係を」

 

「・・・さあね。・・・いつまでかしら」

 

 

 

ハジメと雫が雫の部屋で話している。高校入学して少ししたあと、ハジメは雫の家に連れてこられ、そのまま関係を持ってしまった。そして翌日に香織とも同様の関係を作ってしまった。

 

なぜ自分を選んだのか2人に聞いてみると、

 

「・・・南雲くんなら、皆には言わないだろうと思ったから」

 

「・・・ハジメくんなら、良いかなって思って」

 

といった感じの返事をもらった。

 

 

 

ハジメは2人に好意を抱いているのだが、この関係が崩れてしまうのではないかと思ってなかなか言い出すことができていない。そして雫と香織もハジメに対して好意を抱いているのだが、2人としては自分の勝手でハジメを襲った罪悪感などで自分から言い出すことを躊躇してしまっている。

 

非常に簡略化させてもらったが、そんな3人の話だ。

 

 

 

 

迷宮攻略前日の夜までカット

 

 

 

 

 

ハジメがウトウトとし始めた頃、不意に部屋の扉がノックされた。檜山たちがやって来たのかと思ったが、すぐに違うと分かった。ドア越しに聞こえた声は女子の声だったからだ。

 

「南雲くん、起きてるかしら。・・・・私と香織よ」

 

どうやら2人が同時にやってきたようだ。そしてハジメは扉を開ける。

 

「あ、ようこそ。・・・どうしたの?」

 

「・・・わかってるでしょ。・・・・・・私達2人とも」

 

「・・・わかった。中に入って」

 

 

 

 

 

終わったあと、ハジメが話し始めた。

 

「・・・・・・ねえ、2人とも。・・・・言いたいことがあるんだけど」

 

「・・・何かしら?南雲くん」

 

「ハジメくん、なにかあるの?」

 

「いや、心配するようなことではないんだけど・・・言っても良いのかな、大丈夫かな。嫌われたりしないかな

 

そうブツブツ言ってると、香織が声をかけた。

 

「大丈夫だよ、ハジメくん。・・・ちゃんと、聞くから」

 

「・・・ありがとう。白崎さん。・・・・・・・・・なら、言わせてもらうね。・・・・・最低かもしれないけど、僕は、白崎さんと八重樫さんの2人に、好意を抱いています。・・・この関係を、名前がある関係に変えたいんです。・・・よかったら、返事をください」

 

だが、その言葉に返されたのは沈黙だった。

 

「・・・やっぱり、そっか。・・・ごめん、忘れて。・・・もう夜も遅いし、自分たちの部屋で・・・」

 

「「・・・い、の?」」

 

「・・・?2人とも、何か言っt「「良い、の・・・?」」え?」

 

ハジメが目を向けると、2人ともが涙を流していた。

 

「ちょ、2人とも!?ど、どうしたの!?」

 

「・・・ハジメくんに、別れようって言われるのかと、思ってたから・・・ねえ、私で、良いの?」

 

「・・・私、何も聞かずに君を襲ったのよ・・・?そんな人で、・・・そんな私で良い、の・・・?」

 

「白崎さん・・・。そんな事、僕が君に言うはずがないよ。・・・八重樫さん、何も聞かずって言ったけど、本当に嫌だったら僕は逃げてるよ。・・・ねえ、2人とも?・・・僕からしたら、『君たちで良い』んじゃない。『君たちじゃないと嫌』なんだ。他の人のことなんか、一切考えられないくらいには」

 

「ハジメ、くん・・・」

 

「・・・もう一回、言わせて。・・・僕は、あなた達2人に好意を抱いています。・・・どうか、僕にこの関係の名前を変えさせてください。・・・お願いします」

 

そう言って、目を閉じて頭を下げる。

 

何か擦れるような音がしたあと、頭がふわっとした温もりに包まれた。

 

2人に抱きしめられているようだ。

 

「「はい。・・・末永く、よろしくお願いします」」

 

優しい声が鼓膜を震わせる。

 

「・・・よかったぁ」

 

そう言って後ろ向きに倒れる。

 

「な、南雲くん!?」

 

「あ、八重樫さん。・・・なんでもないよ。ただ、気が抜けちゃっただけ」

 

「・・・もう、ハジメくんったら。心配させないでよね」

 

「まったく、心配させてくる彼氏ね」

 

そう言うと、香織と雫も両隣に倒れ込んでくる。

 

「あはは、ごめん。・・・ねえ、白崎さん、やえがs「香織」え?」

 

「もう、私達恋人なんだよ。・・・他人行儀な呼び方じゃなく、名前で呼んでよ。『香織』って」

 

「そうね。私も、これからは『ハジメくん』って呼ぶわね」

 

「あ、そうだね。・・・うん。ねえ、香織さん。もちろん、雫さんも。・・・これから、よろしくね」

 

「ええ。よろしくね。・・・ハジメくん」

 

「うんっ!よろしくね!ハジメくん!・・・あ、そうだ。ねえ、早速だけどわがまま言っても良い?」

 

「え?・・・まあわがままの種類とかにもよるけど・・・良いよ」

 

「わかった!えーっとね、『3人で一緒に寝たい』」

 

「・・・あ、そうか。そう言えばまだ一度も3人一緒に寝たことってなかったね。・・・良いよ。もちろん」

 

 

 

 

 

「・・・えーと、雫さん?」

 

「何かしら」

 

「いや、なんで僕の体を抱きしめているのかなーと思って」

 

「あら、彼女が彼氏を抱きしめたらいけないのかしら?」

 

「そ、そういうわけじゃないんだけど・・・」

 

「なら良いじゃない。抱き枕になってなさい」

 

「いや当たってるんですg「あ、雫ちゃんずるーい。私もする」えちょ、香織さんまで?」

 

「ハジメくんってあったか~い。ぐっすりできそう」

 

「僕は眠れないかもしれないんですがそれはどうすれば」

 

「良いじゃないの。いつかは眠るでしょ」

 

「・・・はぁ。ま、僕が良いって言ったんだし、仕方ないか。・・・おやすみ。2人とも」

 

「「おやすみ。ハジメくん」」

 

そう言って夢に落ちていく3人。

 

夢の中では幸せな光景が広がっているのだろう。

 

今はただ、一時の安らぎを。

 

明日のことなど考えず、穏やかな眠りを。

 

その幸せを害する者などいないのだから。




チキン醤油さんから追記をいただきました。

雫・・・シスターズに「美しい」「カッコイイ」は言われ慣れているためなんとも思わなかったが、入学した後のハジメに言われた「可愛い」を全くと言っていいほど言われ慣れておらず、小さな恋心をハジメに抱いた。何度もそういうことを続けるうちに、その恋心が増大していった。

香織・・・雫がハジメとそう言う関係になったと知り、雫にハジメを取られたくない一心で家に誘った。続けるうちに、取られたくはないが雫だけハジメと一緒にいられないのも嫌だと思うようになり、3人で一緒に暮らせる道を探していた。

ということらしいです。自分の妄想も少しだけ入れさせていただきましたが。
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