ありふれたかもしれないIFの世界   作:uruka

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過去最悪レベルで駄作になってしまいました。かいざーおーさん、すみません。


異世界召喚 IF ルート2

もし、ハジメ、香織、雫、優花、愛子が何らかの事情で召喚時にクラスにいなかったら。

そんなIFのお話。ルートは2つ。ハジメ視点と別視点。

※召喚までは原作と同じためカット

 

 

ルート2 光輝視点

 

 

 

ようやく昼休みになったか。今日も香織は南雲に構うんだろうな・・・全くなんであんなオタクに構うんだか。南雲も南雲だ。香織が本気で南雲のことを好きなはずがないのに鼻の下を伸ばして。

 

というか南雲はなぜ俺の許可を取らないんだ?俺のものに勝手に触れていいはずがないだろう。

 

〜♪『2年3組南雲ハジメ君。健康診断の連絡があるのですぐに保健室に来てください』

 

ん?何だこの放送は・・・ああ、そう言えば南雲は健康診断の日休んでいたんだったな。サボろうとしてもこんなふうに呼び出されるから無駄なのに性懲りもなく休むのか。

 

まあ香織に近づいてこないしいいか。

 

だが、香織はどこに行った?クラスを探しても見つからない。雫もだ。2人ともどこに行ってるんだ?

 

まあ考えても仕方ないか。弁当食べて待っていよう。

 

だが、足元が急に光った。何だこれは?そう考えていると、身体が浮遊感に襲われた。

 

香織や雫は大丈夫かと考えたがそう言えばクラスにいなかったことを思い出す。

 

急に俺達が消えて寂しがっているに違いない。すぐに帰ってやるからな!

 

 

 

 

眩しさに目を閉じていたが目を開けてみると豪華な部屋にいた。

 

龍太郎や鈴、他のクラスメイトも一緒だ。だが、やはり香織と雫はいない。

 

南雲や園部もいないようだ。あのときクラスにいなかった人は来ていないようだな。

 

「ようこそ、トータスへ。勇者様、そしてご同胞の皆様。歓迎致しますぞ。私は、聖教教会にて教皇の地位に就いておりますイシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願い致しますぞ」

 

考え事をしているときに話しかけてきたのは白地に金の刺繍をした法衣みたいなのを着ている老人だ。周りにはその老人ほど豪華ではないが似たようなものを着た人が30人くらいいた。

 

 

 

 

 

現在、俺達は場所を移り、十メートルはありそうなテーブルが幾つも並んだ大広間に通されていた。

 

この部屋も例に漏れず煌びやかな作りだ。俺達の目にも調度品や飾られた絵、壁紙が職人芸の粋を集めたものなのだろうとわかる。

 

おそらく、晩餐会などをする場所なんじゃないか?上座に近いところに俺達3人が座り、後は檜山や清水たちが適当に座っている。

 

イシュタルさんが事情を説明すると言ったとき、檜山たちがパニックになっていたが俺がなだめたおかげで皆今はパニックになっていない。

 

そうして席で待っていると、若いメイドさんたちが入ってきた。

 

しかもすごい美人だ。見とれそうになったが俺には香織や雫といった幼馴染がいるんだ。檜山みたいに鼻の下を伸ばしていてはいけない。

 

「さて、あなた方においてはさぞ混乱していることでしょう。一から説明させて頂きますのでな、まずは私の話を最後までお聞き下され」

 

そう言って始めたイシュタルさんの話は実にファンタジーだった。

 

要約するとこんなだ。

 

まず、この世界はトータスと呼ばれている。そして、トータスには大きく分けて三つの種族がある。人間族、魔人族、亜人族だ。

 

人間族は北一帯、魔人族は南一帯を支配しており、亜人族は東の巨大な樹海の中でひっそりと生きているらしい。

 

この内、人間族と魔人族が何百年も戦争を続けている。

 

魔人族は、数は人間に及ばないものの個人の持つ力が大きいらしく、その力の差に人間族は数で対抗していたそうだ。戦力は同じくらいであり大規模な戦争はここ数十年起きていないらしいが、最近、異常事態が多発しているという。

 

それが、魔人族による魔物の使役だ。

 

魔物とは、通常の野生動物が魔力を取り入れ変質した異形のことだ、と言われている。この世界の人々も正確な魔物の生体は分かっていないらしい。それぞれ強力な種族固有の魔法が使えるらしく強力で凶悪な害獣とのことだ。

 

今まで本能のままに活動する彼等を使役できる者はほとんど居なかった。使役できても、せいぜい一、二匹程度だという。その常識が覆されたのである。

 

これの意味するところは、人間族側の〝数〟というアドバンテージが崩れたということ。つまり、人間族は滅びの危機を迎えているのだ。

 

「あなた方を召喚したのは〝エヒト様〟です。我々人間族が崇める守護神、聖教教会の唯一神にして、この世界を創られた至上の神。おそらく、エヒト様は悟られたのでしょう。このままでは人間族は滅ぶと。それを回避するためにあなた方を喚ばれた。あなた方の世界はこの世界より上位にあり、例外なく強力な力を持っています。召喚が実行される少し前に、エヒト様から神託があったのですよ。あなた方という〝救い〟を送ると。あなた方には是非その力を発揮し、〝エヒト様〟の御意志の下、魔人族を打倒し我ら人間族を救って頂きたい」

 

それを聞き、俺は戦争に参加することを決めた。

 

皆の方を見ると、なぜか参加を迷っているような雰囲気だ。

 

なぜだ?困っている人は助けてあげるのが普通だろう?

 

そんなことを思っていると、不意に清水が発言した。

 

「あの・・・俺達は元の世界に家族がいて心配させてそうなんですが・・・帰ることは可能ですか?」

 

確かに。香織や雫が俺のことを心配しているに違いないからな。ぜひともそれは聞いておきたい。

 

「申し訳ありませんが・・・・現状は不可能だとしか言えません」

 

その言葉で場に静寂が満ちる。何を言われたのかわからない様子で皆がイシュタルさんの方を見た。もちろん俺もだ。香織と雫に会えないだと?

 

「ふ・・・不可能ってなんですか!?俺達をここに喚べたんだから返せるはずでは!?」

 

「先ほど言ったように、あなた方を召喚したのはエヒト様です。我々人間に異世界に干渉するような魔法は使えませんのでな、あなた方が帰還できるかどうかもエヒト様の御意思次第ということですな」

 

「そ、そんな……」

 

清水は力なく机に倒れ込んだ。

 

「うそだろ? 帰れないってなんだよ!」

 

「いやよ! なんでもいいから帰してよ!」

 

「戦争なんて冗談じゃねぇ! ふざけんなよ!」

 

「なんで、なんで、なんで……」

 

皆パニックになる。

 

仕方がない。俺は強く机をたたき、俺に注目を集める。

 

「皆、ここでイシュタルさんに文句を言っても意味がない。彼にだってどうしようもないんだ。……俺は、俺は戦おうと思う。この世界の人達が滅亡の危機にあるのは事実なんだ。それを知って、放っておくなんて俺にはできない。それに、人間を救うために召喚されたのなら、救済さえ終われば帰してくれるかもしれない。……イシュタルさん? どうですか?」

 

「そうですな。エヒト様も救世主の願いを無下にはしますまい」

 

「俺達には大きな力があるんですよね? ここに来てから妙に力が漲っている感じがします」

 

「ええ、そうです。ざっと、この世界の者と比べると数倍から数十倍の力を持っていると考えていいでしょうな」

 

「うん、なら大丈夫。俺は戦う。人々を救い、皆が家に帰れるように。俺が世界も皆も救ってみせる!!」

 

よし、これで皆俺と一緒に参加してくれるだろう。

 

「へっ、お前ならそういうと思ったぜ。お前だけなら心配だからな、俺も参加するぜ」

 

そういってくれたのは龍太郎だ。

 

さすがは俺の幼馴染。俺にきちんと従ってくれる。

 

その声を聞いて、他の皆も次々に賛同し始めた。

 

最後まで清水は抵抗しようとしていたが、イシュタルさんがなにか耳打ちをして、少し迷っていたが結局参加を決めてくれた。

 

「なんでだよ・・・あいつら戦争って何かわかってんのか?」

 

何か清水がボソボソとつぶやいているが小さすぎて俺には聞こえない。

 

翌日から早速訓練と座学が始まった。

 

まず、俺達に十二センチ×七センチ位の銀色のプレートが配られた。不思議そうに配られたプレートを見る生徒達に、騎士団長メルド・ロギンスさんが直々に説明を始めた。

 

「よし、全員に配り終わったな? このプレートは、ステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ? で、プレートの一面に魔法陣が刻まれているだろう。そこに渡した針で指に傷を作って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録される。 〝ステータスオープン〟と言えば表に自分のステータスが表示されるはずだ。ああ、原理とか聞くなよ? そんなもん知らないからな。神代のアーティファクトの類だ」

 

「アーティファクト?」

 

俺は聞いたことのない言葉に質問した。

 

「アーティファクトって言うのはな、現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のことだ。まだ神やその眷属達が地上にいた神代に創られたと言われている。そのステータスプレートもその一つでな、複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世界に普及しているものとしては唯一のアーティファクトだ。普通、アーティファクトと言えば国宝になるもんなんだが、これは一般市民にも流通している。身分証に便利だからな」

 

そう言ってメルドさんは説明してくれた。

 

 

それを聞いて俺も試してみる。

 

=========================

天之河光輝 17歳 男 レベル:1

 

天職:勇者

 

筋力:100

 

体力:100

 

耐性:100

 

敏捷:100

 

魔力:100

 

魔耐:100

 

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

=========================

 

 

「全員見れたか? 説明するぞ? まず、最初に〝レベル〟があるだろう? それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。そんな奴はそうそういない」

 

ゲームのようにレベルが上がるからステータスが上がる訳ではないらしい。

 

「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことはわかっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。それと、後でお前等用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。なにせ救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大開放だぞ!」

 

メルド団長の言葉から推測すると、魔物を倒しただけでステータスが一気に上昇するということはないらしい。地道に腕を磨かなければならないようだ。

 

「次に〝天職〟ってのがあるだろう? それは言うなれば〝才能〟だ。末尾にある〝技能〟と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが……百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」

 

「後は……各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」

 

俺の天職は勇者か。まあ当たり前だろう。俺以外に勇者がふさわしいやつなんていないからな。

 

龍太郎は拳士、鈴は結界師だった。

 

 

 

 

 

数週間後、俺達はオルクス大迷宮というところに行くことになった。

 

メルドさんによると、実践練習の一環らしい。

 

あと、訓練していたおかげでステータスも上昇している。

 

=========================

天之河光輝 17歳 男 レベル:10

 

天職:勇者

 

筋力:200

 

体力:200

 

耐性:200

 

敏捷:200

 

魔力:200

 

魔耐:200

 

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読

 

高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

=========================

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、大迷宮での訓練も終わった。

 

起きたことと言えば、檜山たちが調子に乗って魔物に突撃した結果怪我したくらいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ここから客観的視点で話が進みます)

※原作と雫がいなくなっただけでほぼ進みが同じなので結構カット

 

「ごめん……先に逝く……愛してるよ、ミハイル……」

 

その言葉を聞いて、光輝の動きが止まる。

 

光輝の目には何かに気がつき、それに対する恐怖と躊躇いが生まれていた。その光輝の瞳を見た魔人族の女は、何が光輝の剣を止めたのかを正確に悟り、侮蔑の眼差しを返した。その眼差しに光輝は更に動揺する。

 

「・・・・呆れた。まさか今の今まで『人を殺す』ということを理解していなかったなんて」

 

そう、光輝にとって、魔人族とはイシュタルに教えられた通り、残忍で卑劣な知恵の回る魔物の上位版、あるいは魔物が進化した存在くらいの認識だったのだ。

 

実際、魔物と共にあり、魔物を使役していることが、その認識に拍車をかけた。自分達と同じように、誰かを愛し、誰かに愛され、何かの為に必死に生きている、そんな戦っている〝人〟だとは思っていなかったのである。

 

あるいは、無意識にそう思わないようにしていたのか……

 

「まさか、あたし達を『人』とすら認めていなかったとはね・・・ずいぶんと傲慢だこと」

 

「いや、お、俺は、知ら、なくて・・・」

 

「ハッ、〝知ろうとしなかった〟の間違いだろ?」

 

「お、俺は……」

 

「ほら? どうした? 所詮は戦いですらなくただの〝狩り〟なのだろ? 目の前に死に体の一匹がいるぞ? さっさと狩ったらどうだい?おまえが今までそうしてきたように……」

 

「……は、話し合おう……は、話せばきっと……」

 

光輝が、聖剣を下げてそんな事をいう。そんな光輝に、魔人族の女は心底軽蔑したような目を向けて、返事の代わりに大声で命令を下した。

 

「アハトド! 治癒士の女を狙え! 全隊、攻撃せよ!」

 

それは、原作だったら香織がいる立ち位置に入ったクラスメイトのことだ。

 

この勇者以外にカリスマ性がある人間はここにはおらず、ならば怪我をした敵を回復する人間を真っ先に殺しに行くのはあたり前のことだ。

 

他の魔物たちも龍太郎や檜山に攻撃を仕掛ける。

 

「な、どうして!」

 

「自覚のない坊ちゃんだ……私達は〝戦争〟をしてるんだよ! 未熟な精神に巨大な力、あんたは危険過ぎる! 何が何でもここで死んでもらう! ほら、お仲間を助けに行かないと、全滅するよ!」

 

自分の提案を無視した魔人族の女に光輝が叫ぶが当の魔人族の女は取り合わない。

 

永山たちが治癒士の少女を守っていたが、アハトドは他の魔物とは一線を画す化け物。

 

その瞬間、アハトドが繰り出したのは魔衝撃。

 

その攻撃により、直ぐ側にいた近藤は頭部を潰されて死亡した。

 

悲鳴を上げることも許されず、治癒士の少女は壁に叩きつけられた。

 

原型を留めていない。

 

その光景に光輝や檜山は絶望する。

 

「うわぁあああああっ!?化け物ぉおおおお!」

 

そう言って檜山はその場から逃げ出してしまった。呆然としながら光輝がその光景を眺めていると、永山が光輝に向かっていた攻撃を防いだ。

 

「光輝!お前は逃げろ!ここは抑える!」

 

その言葉に思考が停止する。

 

その瞬間、誰かに襟元を引っ張られた。

 

意識をその人間に向けると、龍太郎だった。

 

「何ぼーっとしてんだ!逃げるぞ!」

 

「いや、でも、永山が・・・「勇者であるお前が負けたら人類全員負けなんだよ!とっとと逃げろ!」

 

光輝がその場にとどまろうと声を上げるが、その言葉を止めたのは永山だった。

 

勇者である意味。それは国民にとって勝利の象徴。勇者の敗北は人類全体の敗北に等しいのだ。

 

そのことを理解している永山は自分の命を捨てて勇者を守ろうとしている。

 

光輝達の姿が見えなくなったとき、魔人族の女は声を掛ける。

 

「なんだい・・・アンタのほうがよっぽど勇者にふさわしいんじゃないのかい?」

 

「俺は結構考えてしまう性格でね!とっさの判断ができるあいつのほうが全体で見たらふさわしいんだろうよ!」

 

「・・・そうかい。で、アンタはあたし達の討伐対象を目前で逃がした。その意味がわかってんのかい?」

 

「わかってなかったらこんなことしねぇよ!」

 

「・・・お前たち、一旦攻撃をやめろ!」

 

魔人族の女は魔物にそう声を掛ける。

 

「・・・なんのマネだ?」

 

「あたしから見てアンタは武術に精通しているわけでもなさそうだ。・・・でも、武人だよ」

 

それは、彼女からの敬意。命を捨てて主を守る。そんな行動に近しいものを感じていたのだ。

 

「あんた、名前は?」

 

「・・・永山重吾。お前は?」

 

「カトレアさ」

 

「そうか・・・俺が勝ったら、俺が死ぬまではこの国に攻め込むな」

 

「あたしが勝ったら?」

 

「・・・その時は、好きにしろ」

 

「・・・やっぱり、あんたは勇者にふさわしいよ」

 

その言葉を最後に、2人の武人は戦い始めた。

 

そして、永山が大迷宮から出てくることは、なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後に起きたことを順に整理していく。

 

・大きな怪我をおいながらも光輝たちは地上に生還した

・永山達の死亡が伝えられた

・クラスメイト全員、騎士、教会の人達に起きたことを話した

・その噂が国民にも広まった

・『天之河光輝は本当に勇者にふさわしいのか?』といった疑問が国に広がった

 

だいぶ時間が経ってから

・光輝の勇者の資格が剥奪された

 

といったことが起きていた。だいぶ時間が経ってからに付いてだが、これは国民の疑問や教会内での議論もあったが、大きな決め手となってしまったのはステータスプレートだった。『敗北者』『無知なる者』といった称号がついてしまったのだ。

 

おそらく、エヒトの遊びの一環だと思う。

エヒト「お、正解」

やっぱりそうらしい。エヒトに聞いた。

 

 

 

「俺は勇者だ、裏切り者なんかじゃない、ヒーローだ、ヒーローが負けることなんかありえない、そうだこれは夢だ、夢なんだ」

 

勇者である資格を剥奪された光輝は連日このようにつぶやき続けていた。

 

裏切り者が何かというと、檜山が光輝が勇者にふさわしいのかの疑問について国民に聞かれたとき、答えることはできなかったが迷宮で何があったのかを聞きに来た国民に話したところ、勇者の行動に不信感を持った人物が裏切り者だと言い始めたことがあったからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして9年ほどが経過していた。

 

勇者である光輝のことなんか皆の関心から消えていた。

 

『香織・・・雫・・・いつになったら俺は地球に帰れるんだ?』

 

光輝の脳裏には故郷に残してきた幼馴染が写っている。

 

すでに龍太郎や鈴たちとは行動していない。

 

光輝には伝えられなかったが、教会から分かれるよう言われたためだった。

 

だが、光輝は幼馴染が自分が勇者じゃなくなったから見捨てたんだと解釈している。

 

『龍太郎たちは俺を見捨てたんだ。俺が信じているのは香織たちだけだよ』

 

『香織たちも俺に会いたいだろう?勇者である俺がこんなに思ってるんだから香織たちも俺のことを想っているはずだ』

 

まあそんなひどいご都合解釈をし続けていると、急に目の前が光った。

 

眩しさに目を瞑る。そして目を開けるとどこかの河川敷だった。

 

あたりを見回してみると、10年思い続けた幼馴染の後ろ姿がある。

 

その女性に光輝は声をかけたのだった。




実際もう少し細かく書いたりすることはできた・・・というかどんな話があったかのアイデアはあるんですが、前後で矛盾なしにつなげる方法が思いつかなかったので泣く泣くこのような状態で出してしまいました。多分今後もちょくちょく手直ししていくと思います。
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