今回は順番を入れ替えて、アニメ版でいう朝露の少女の話をしていこうと思います。
それではアインクラッド編第8話、スタートです!
休暇をとって家を買った僕たちは暇を持て余していました。キリトとイチャイチャすることと、散歩と、僕の趣味である釣りを一緒にすること以外やることも無いため、ここ2日は新鮮なことに飢えています。すると、キリトがこんな噂を持ってきてくれました。
キリト「なぁ、レイア。」
レイア「?どうしたんですか、キリト。」
キリト「この層の森に出るんだってさ、幽霊。」
レイア「ミッ・・・」
キリト「れ、レイア!?」
ぼく、ゆうれい、きらい。ゆうれい、こわい。
キリト「起きろ!レイア!」
レイア「はっ!き、キリト!僕幽霊って単語を自分で言う以外の方法で聞いたら気絶してしまうんですが、・・・言ったんですね?」
キリト「あ、あぁ・・・ごめん。」
レイア「いいですよ。言い忘れていた僕も悪いですし。・・・行きますか?」
キリト「いや、でも・・・」
レイア「キリトなら何かあっても僕を必ず守りきってくれるでしょうし、いいですよ?それにボア太たちも出しておけば安全性は増すでしょうから。」
キリト「!・・・わかった。」
そして僕たちは、ピクニックがてら噂の真相を確かめるべく森へと出かけました。道中はキリトに肩車してもらい、ボア太たちに警護してもらいながら幽霊という単語をアレに置き換えてもらって説明を受けました。
なにやら、1週間ほど前に木工製作を行っているプレイヤーが木材を取りに森に入ったといいます。そのプレイヤーは入って暫く夢中で木材を集めて居ると暗くなってきたので、これはいけないと森を出ようとした時、木陰からチラリと白い何かが見えたそうです。モンスターか、と警戒したものの、その正体が見るからにプレイヤーの外見をした人影だったので一時安心したそうです。しかしそれもつかの間、その人影にはプレイヤーやNPC、果てにはモンスターにさえついているカーソルがついてなかったそうです。それに気づいたらプレイヤーは大慌てで逃げ帰ったそうです。
キリト「そんで、後ろを振り返ったら誰もいなかったって話しさ。」
レイア「ひょえぇ〜。僕、お化けとか絶対無理なビビりなのでそのプレイヤーの立場だとしたら気絶してるかもしれませんね・・・」
キリト「そうだろうな。」
???「おーい兄ちゃんたち!今日も釣りかい?」
キリト「いや、あの噂の真偽をピクニックついでに確かめに行くだけだぞー!」
???「そーかい!気ぃつけろよなー!」
レイア「はーい!そちらもお気をつけて!」
???「おう!」
彼らは釣り仲間のパーシュさん。気のいい釣り人で僕たちの家の近所の宿屋に住んでいます。
レイア「だいぶ馴染んできましたね。」
キリト「だな。じゃあ急ぐか!」
レイア「はい!ボア太たち!急ぐからちゃんとついてきてね!」
ボア太「ブヒ!ブヒー!」
『■■■!』
ボア太もすっかりリーダーの役割が板に付いてきたましたね。
あの後、(キリトとボア太たちが)急ぎ足で向かうと、森には何もいませんでした。
そして、ピクニックをすることにしました。
キリト「にしてもいないなー。」
レイア「居なくていいですよ。水子の霊みたいなものは大体が悲劇すぎるものが発端にあるんですからそんなものはない方がいいんです。」
まったく、キリトはいったい何に期待しているんですかね・・・
キリト「それもそうだな。」
レイア「まぁ、僕もここの雰囲気は好きですしもう少しここにいましょうか。ボア太たちもいつもよりリラックス出来ているみたいですしね。」
ボア太「ブヒ〜。・・・ブヒ?」
レイア「ボア太、どうしました?・・・ひっ!?」
な、なんで仮想空間に・・・!?
キリト「どっどうしたレイ・・・!?」
どうやらキリトも見てしまったみたいですね。木陰に、キリトの言ったような人影があったのですから絶句するのも無理はないでしょう。
なぜならそこには──────
レイア「お、女の子・・・!?」
キリト「嘘だろおい・・・!」
白いワンピースを着た、7歳くらいの女の子がこっちを見て立っていたのですから。するとその少女はこっちを視認すると、急に倒れました。
キリト「っ!?」
レイア「ちょっ!?キリトー!置いてかないでくださーい!」
僕のことはお構い無しに、キリトはその少女に近寄ってきました。困っているすぐ手を差し伸べられるキリトは素敵ですが、それはそれとして後でたっぷり絞ってあげますからね・・・?
レイア「取り敢えず、ここまで連れてこれたということは、幽霊やNPCでは無いということですね。」
キリト「いや、案外アレだったりするかもしれないぞ?」
レイア「よしてくださいよキリト。また絞られたいんですか?僕として大歓迎ですが。」
キリト「イエ、ケッコウデス。」
レイア「まったく。それで真面目な話、なんであんな所にいたのでしょうか・・・?」
今までは少しの冗談も交えつつ話していましたが、ここからは真剣に話し合うことにします。キリトもそれに同意してくれました。
キリト「・・・1番可能性として高いのは友達や親と一緒に来てはぐれたっていうのじゃないか?」
レイア「でも、そういうのだったら直ぐに攻略組に連絡が来ませんか?」
割と最近になってできた1層の治安維持と食料を平等に分け与えることを目的としたギルド、MTDが攻略組と提携して依頼などの情報が出回っている中、そういう情報が無く、こんな小さな子が迷子になっていること自体に違和感を覚えざるを得ません。
キリト「それもそうだな。・・・一旦俺たちで預かるか?」
レイア「・・・それしかないんでしょうね・・・そうしましょうか!」
そして夜になり、僕たちは謎の少女とベッドで寝ることにしました。そして話題は自然と、その少女の話になります。
キリト「この子の髪、サラサラだな。」
レイア「ええ。ずっと触っていたくなるくらいサラサラなんですよ。正直、僕はくせっ毛なので、羨ましい限りです。」
そう少女を間に入れて話していると、何処かその少女の雰囲気が柔らかくなった気がしました。
謎の少女【■■】の説明その1
名前:■■
性別:女性
年齢:推定7歳
身長:135cm
誕生日:■■
SAOでキリトたちが出会った噂の少女。
プレイヤーかすら怪しく、素性が一切不明であるが、キリトたちは彼女のことを人畜無害な普通の少女のように感じた。