今回の話の後、もうひとつの2次小説の執筆に移るので暫く投稿できなくなります。具体的には執筆ペース的に次の投稿は来週の火曜日あたりになると思います。
何とぞご理解の程よろしくお願いします。
それではアインクラッド編9話、スタートです!
レイア「ふあぁ〜。キリトおはよう・・・!?」
???「?」
昨日、キリトと一緒にピクニック兼、噂の検証に行った結果、腰かかるほど長い黒髪の少女を拾いました。
昨日は寝てただけの彼女がなんと起きていたのです。とりあえず聞き込みをしようと思いましたが、僕一人だと上手くできない気がしたのでキリトを起こすことにしました。
レイア「キリト!起きてくださいキリト!」
キリト「んん・・・?あと5分だけ・・・」
レイア「そんな寝惚けたこと言ってる暇ないですよ!あの子が起きました!」
キリト「うえぇぇぇ!?マジか!」
レイア「はい!マジです!」
???「・・・?」
そうして飛び起きたキリトは少女をマジマジと見つめました。
レイア「えっと、自分のお名前わかる?」
???「ぅ・・・な、まえ・・・わた、しの・・・なまえ・・・」
その少女は困ったようにたどたどしくつたない言葉を紡いでいきます。頑張って・・・!
ユイ「ゆ・・・い。・・・ユイ。それ、が・・・なまえ・・・」
レイア「ユイちゃんか!素敵なお名前だね!僕はレイア。こっちがキリトだよ!」
ユイ「き・・・と・・・れえあ・・・」
レイア「ねぇ、ユイちゃん。どうしてあの森にいたの?どこかにお父さんとお母さんはいないの?」
僕がそう尋ねると・・・
ユイ「わかん、ない・・・なんにも、わかんない・・・」
帰ってきたのは
あまりの出来事に僕が呆然としていると、今まで沈黙を貫いていたキリトがユイちゃんに話しかけました。
キリト「やぁ、ユイちゃん。ユイって呼んでいいかな?」
ユイ「うん・・・」
ユイちゃんはこくりと、可愛らしく頷きました。
キリト「そっか。じゃあ、ユイも俺の事キリトって呼んでくれ。」
ユイ「き・・・と・・・」
キリト「キリトだよ。き、り、と。」
ユイ「〜・・・」
ユイちゃんは難しそうな顔で黙り込んでしまいました。
ユイ「・・・きぃと?」
キリト「ちょっと難しかったかな?好きな呼び方でいいよ。」
キリトの言葉に、再びユイちゃんは考え込み・・・暫くして、不安そうにおそるおそるこう言いました。
ユイ「・・・パパ。」
レイア「えっ・・・!?」
キリト「・・・俺?」
キリトは自分のほうに指をさすと、こくんと頷きました。そしてユイちゃんは僕の方を見て・・・
ユイ「れえあは、ママ。」
ああ、この子はきっと、今ここにいないご両親の影を僕たちに見ているんでしょうね・・・!
レイア「っ!うん!ユイちゃん!僕はあなたのママだよ!」
すると、ユイちゃんは今までの表情の薄さが嘘みたいに消え、代わりに満面の笑みを浮かべてこっちに両腕を思いっきり開いて向けてきました。
この時なんでしょうね。僕の母性が開花したのは・・・思わず抱っこしちゃいましたよ。
ユイ「パパ!ママ!」
レイア「ユイちゃん!お腹空いたよね?ご飯にしようか!」
ユイ「うん!」
その後、僕は料理スキルを存分に振るってほんのり辛みのあるサンドイッチをみんなで食べました。
ユイちゃんもいるからほんのり程度の辛みにしたのが功を奏したようで、ユイちゃんも無理なく食べられたみたいですね。
そして、アルゴさんを呼んで相談をすることにしました。ユイちゃんの純真な破壊力にアルゴさんがあてられたりもしましたが、気を取り直して僕とアルゴさんで腹を割って話し合うことになりました。
ちなみにキリトはユイちゃんの遊び相手です。
そして、その結果は・・・
アルゴ「うーン・・・こりゃオレっちだけじゃ無理だナ。というか、ヒースクリフに聞いてみたらどうダ?こういうのに1番詳しいんだロ?」
レイア「それもそうなんですけど、彼らはギルド作りに奔走しているらしくて。呼ぶのも偲びないというか・・・」
アルゴ「・・・レーちゃん。それはまるでオレっちが暇人みたいな発言なんだが・・・」
なにか良からぬ誤解を与えてしまったみたいですね・・・これは弁明せねばなりません。
レイア「そんな事ないですよ。あくまで、ヒースクリフさんが特別忙しそうなだけですので。」
アルゴ「ふーン?まぁいいカ。それデ、今はいいとして攻略のときはどうするんダ?」
レイア「あっ・・・」
・・・すっかり頭から抜け落ちてましたね。
レイア「・・・どうにかなりませんかね?」
アルゴ「・・・報酬は高くつくゾ。」
そしてキリトに許可をとって5000コル支払う代わりにアルゴさんを通して攻略組に事前通達をする結果となりました。
《ユイの設定その2》
今現在、素性も不明な少女だが、キリトとレイアを両親のように慕う気持ちは本物。
外見年齢より、精神年齢が幼い。